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【家飲みナチュラルワイン】南仏のブドウをエレガントに!(2025/2/1)#32

フレデリック・コサール / ヴェルシオン・スッド[2022] を飲みました。

フレデリック・コサールはブルゴーニュの生産者です。基本的にはブルゴーニュのピノノワールやシャルドネでワインを作っています。しかしこのワインについては「南のブドウでエレガントなワインを作る」ことをコンセプトにして作られました。

「南のブドウでエレガントなワインを作る」ということですが、一般的に南仏の太陽をいっぱいに浴びて育ったブドウは、完熟して糖度も上がりやすくなります。そんなブドウを原料にして作られるワインの味わいは、パワフルで力強く、タンニンもしっかりとしたワインになります。
元々フレデリック・コサールはブルゴーニュの生産者です。ブルゴーニュというエリアで採れるピノノワールからは、繊細でエレガントなワインを作りだす品種です。
昨今は食事もライトなものになりつつありますので、パワフルなワインよりも飲みやすいワインが好まれる。そんな事もおそらく背景にある中で、「南のブドウでエレガントなワインを作る」ことにチャレンジしているのかもしれません。

今回のワインは品種はカリニャン50% 、グルナッシュ50%です。このワインは、初リリースから4回目くらいになりますが、毎年少しずつセパージュ(品種)が異なります。

味わいは繊細な果実味と上品なミネラル感が心地よい一本です。ベリー系の果実味は甘すぎずスッキリとしていて、程よい酸と穏やかなタンニンがバランスよく調和しています。

飲み口はなめらかだけど、ちゃんと芯があって、飲みごたえも◎。がっつり系の肉料理にも負けないし、逆に繊細な料理にも寄り添える懐の深さが魅力。気取らずに楽しめるけど、ちゃんとエレガント。そんな絶妙なバランスのワインです。

ぜひお試しください!


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