【フランス訪問記2025】 ロワール〜ラ・マルティニエールからサロン巡り〜(2025/3/1)#61
ラ・マルティニエールにてそのまま昼食です。ルドヴィックが簡単な軽食を用意してくれていました。もちろんワインはラ・マルティニエールです。なんとこちらは前当主の「グザヴィエ・カイヤール」が手がけた2015！！え、良いんですか？めちゃ美味しいです！！
エチケットはラ・マルティニエールにある石碑をモチーフに作成してます。こちらは約9年の熟成ですね。これを飲んでもラ・マルティニエールのワインは、熟成のポテンシャルがあることが容易に想像できます。
その後はサロンのハシゴです。この日訪れたのは３つのサロン。午後遅くからなので強行スケジュールです。サロンでは新しい生産者を発掘するという視点もありますが、僕の場合はインポーターではなく酒販店ですので、新しというよりは、むしろ既に取り扱っている生産者のワインを飲んで味の確認をすることだったり、生産者と会話をすることでその人となりを感じることが優先事項となります。そんな見地からサロンに参加することとなります。当店が扱っているワインの生産者だけでなく、日本で有名な生産者のワインを見つけてはティスティングをさせてもらいます。
ジェローム・ソリニー
大好きな生産者です。一昔前までは当店でも購入できましたが、最近はインポーターさんからの案内もなく全く買えていません。好きな生産者ですので一ファンとしてワインを楽しませてもらいました。取扱いしたいのにできないので困ってます。本人も優しかったし、ワイン美味しかったなぁ〜。
キャヴァロド
なかなか日本でもお目にかかれない生産者のワイン。当店でも取扱いはありません。こういうワインが飲めるだけでもサロンに来た甲斐があるというものです。
次の試飲会に移動します。こちらはバティスト・クザンが主催しているようです。僕らがちょうど会場入りするタイミングで馬車が現れました。どうやら主催者のオリヴィエ・クザンのようです。登場の仕方がスケールがでかい！
試飲会場の雰囲気からしてさすがフランスです。そしてここ、トイレが独創的！写真見てください。これトイレです。この藁にします笑。
駆け足で次の会場に向かいます。そしてここにはなんと！大好きな生産者「ジャン・マルク・ドレイヤー」がいました！！もちろん本人に会うのは初めてですので、最初は全く分かりませんでした。しかしワインボトルを見て、もしかしてもしかして「ジャン・マルク・ドレイヤー本人」？？となり、そのブースにいたフランス人に恐る恐る話しかけます。「エクスキューゼ・モワ、もしかしてあなたはジャン・マルク・ドレイヤーさんではないでしょうか？」と。結果はもちろん本人でした。僕としては大興奮で「あなたのワインが本当に好きなんです。」と話しかけるしまつで。「ジャン・マルク・ドレイヤー」自身も喜んでくれました。今度はぜひドメーヌにお邪魔したいです。
ジェローム・ギシャール
ブルゴーニュでナチュラルワインを作っています。当店も当初から扱っている生産者です。揮発酸が強めワインを作るイメージがあります。ブルゴーニュの生産者ということもあり価格もそこそこします。しかし色々と試飲させてもらうと果実味とのバランスが良く、改めて美味しいワインを作っている生産者だな、と再認識しました。
フランソワ・ブランシャール
ご存知「NoFaSa」の生産者です。攻めたワインを作るのでどんな人だろうと思っていましたが、知的な雰囲気のある穏やかで誠実な人柄でした。こちらも揮発酸が強いイメージがありましたが、拍子抜けするくらいワインも穏やかでした。フランソワとは翌日一緒に夕飯を食べる予定です。
夕飯はアンジェ駅前の「GRIBICHE」へ。ワイン関係者ばかりで賑わっているレストランでした。
ワインはさすがにロワールのワインをチョイス。
すると一緒にいた筒井さんの知り合いのフランス人が現れ、いきなりブラインドでワインを飲ませられます。「当ててみろ」と。
一同真剣にティスティングです。それぞれが考えて、それをそのフランス人に伝えると、なんと一人だけ正解が！！
正解はオヴェルノワ！2010ときた
これブラインドで出します？？？笑。ブラインドじゃなくて心して飲みたいのに笑。僕はまだまだ修行が足りませんでした・・・。楽しいロワールの夜は更けていくのでした。