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【フランス訪問記2025】ちょっと一息(Une pause dégustation)アルデッシュへ(2025/2/18)#50

生産者訪問の話はひと休み。ちょっと一息つきましょう。Une pause dégustation !

レ・イポグリフを後にし、クレルモン=フェランの街で夕食です。選んだレストランは熟成肉のレストラン。ワインはもちろんオーヴェルニュといえばパトリック・ブージュ(ラ・ボエム)!を飲みました。おいしー。さすがパトリックのお膝元、かなりリーズナブルな価格で飲めます。パリではこうはいかないでしょう。

肉!部位は忘れました ポテチも美味い!
後ろに映り込んでるのは・・・
ルル!!ガメイ・ドーヴェルニュ100%
ペー ピノノワール100%(ネゴス)

ヴィンテージは覚えてないけど多分現行です。そう言えば、去年パトリックを訪問した際に、地球温暖化の影響でオーヴェルニュも暑くなってきた。もはや冷涼なエリアではなく南仏と一緒だ、と言っていたのを思い出しました。シラーを植えると言っていたような。

パイ生地の中には焼きリンゴが!上はベリー系のソルベ
夜のクレルモン=フェランの街中を散歩しながらホテルへ

翌朝クレルモン=フェランを後にし、アルデッシュへ車を走らせます。オーヴェルニュ地方も、ワイン産地の区分けをするとコート・デュ・ローヌに入ります。一般的にソムリエ試験では北ローヌと南ローヌの違いは学びますが、僕が試験を受けた頃はオーヴェルニュ地方は特に勉強しませんでした。

アルデッシュは南ローヌですね。険しい渓谷が広がる北部とは違い、緩やかな丘陵地や平地にブドウ畑があると昔学びました。それを受けて窓の外を眺めていると、アルデッシュ付近は山地なので山の合間を抜けていくのですが、山の急斜面にはブドウ畑はありません。なだらかな丘陵地になった頃にブドウ畑が現れます。そういえば、去年北ローヌを走った際にはローヌ川沿いの山の急斜面にブドウ畑があったことを思い出しました。こうして現地に行くと、頭の中にしかなかった知識が実際の景色を見て「答え合わせ」ができます。このような実体験をすると記憶がより強固になりますね。

アルデッシュのブドウ畑 遠くを見渡しても丘陵地

ちなみにアルデッシュ地方はナチュラルワインのホットスポットでもありますが、伝統的な栗の名産地です。栗の加工品も盛んでモンブランの原料となるマロンペーストなどを製造するサバトン社が有名です。フランスでも日本のパティスリーでもたくさん使われていますし、家庭用の少量のマロンペーストも販売しています。お料理にも栗の風味を生かした料理があります。現地で現地の名産を食べるのはいいですね!


バターナッツと栗のスープ
アルデッシュの伝統的な家庭料理

この日は新規の生産者を2軒訪問しました。

猫がかわいい

その後ニームの街に移動。

タルタル

何も考えずに生肉(タルタル)を頼んでしまった。美味しかったんだけど当たらなくて良かった〜。

美味しい白でした

デザートにアイスの盛り合わせを頼みました。出来合いのアイスの盛り合わせが出てきてボリュームだけはあるのに全然美味しくなくてがっかりでした。そんなこともあります。
今夜はニームで一泊です。

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