戸田柿本神社(益田)
言霊の導き受けて実南天
柿本人麻呂が生まれた伝承のある
戸田柿本神社は、益田駅から一駅の
戸田小浜駅から徒歩20分の場所。
御朱印をいただきたかったので、
事前に連絡をして伺いました。
益田移住前に住んでいた川越の時から、
代々神主をつとめる綾部さんに
お会いしたくてようやく叶いました。
柿本人麻呂を口承する語家は、
代々綾部家が役割をしていて
現在は50代目となるそうです。
嬉しすぎて綾部宮司に質問を
たくさんしてしまいましたが、
快く笑顔で答えてくださいました。
▽筆柿(ふでがき)食べられませんが、丸いのと筆の穂先のような形のものの2種類が実ります。
綾部家は柿本氏について語り伝える
役割の語家(かたりや)として、
石見に来たと言われています。
その際に、柿本氏と語家の娘との間に
人麻呂が生まれたということで、
人麻呂生誕の地と呼ばれる所以です。
また、遺髪塚もお参りできます。
昭和52年に遺髪が入った壺の調査では
形をなしていない泥状だったそうです。
人麻呂が亡くなったと言われる鴨島は
益田の沖にあったと言われていますが、
様々な説もあり謎に包まれています。
高津柿本神社は、お城からお参りできる
ようにと、津和野藩を向いていますが、
戸田柿本神社の方は、鴨島を見つめる
ようにして建っているのです。
鴨山の 岩根しまける 我をかも
知らにと妹が 待ちつつあるらむ
(人麻呂辞世の句)
戸田柿本神社(益田)
島根県益田市戸田町イ856