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ペスカドーラ町田 vsボアルース長野 2023.02.05 @ことぶきアリーナ千曲

プレーオフ進出は逃してしまったが、最終順位4位を確保し、昨シーズンよりも多い勝ち点を積み上げるために勝利を目指すペスカドーラ町田。一方、ホームチームのボアルース長野はFリーグ1部残留の為には勝利もしくは引き分けの勝ち点1以上が絶対必要。どちらにとっても負けられない一戦。

スタメン

GK ジオヴァンニ
FP 倉科
FP 雲切
FP 原
FP 荒川
代表組の倉科選手、山中選手がベンチ入り
髙橋選手が怪我、ヴィニシウス選手がベンチ外

チャンスの少ないピリオド

ペスカドーラは直近の2試合(立川戦、名古屋戦)で1stピリオドに点が取れていない。トータルでも1得点のみ。また、ボアルースとの前回対戦でも1stピリオドは得点できていない。ボアルースとしても「0-0の時間を長くして、2ndピリオドに先制点を奪う」というプランがあったのではないだろうか?この試合でボアルースサイドが気を付けていたことが

  • サイドからの山中選手のドリブル

  • 前回ゴールされ、好調の荒川選手へのピヴォ当て

  • 髙橋選手のいないパワープレーディフェンス

ではないだろうか?代表から帰って来た山中選手はこの試合でも好調をキープ。それでもボアルースディフェンスも集中しており、縦への突破を許さない。ピヴォ当てについても、前線の荒川選手にボールは収まりはするが、そこからのチェックが早く攻撃が繋げられない。どちらのチームもなかなか決定機が作れないまま、ボアルースが1stピリオド残り時間5分からパワープレーを開始する。ゴールが欲しいというよりもペスカドーラのパワープレーの対応を見たかったのと1stピリオドを0-0で折り返したかったのだろう。

自分たちのペースを作る

ハーフタイムが明けると、ボアルースはゴール前へのロングボールを多用する。ローリスクでゴールを狙えるが、得点の可能性は低くマイボールを失い自分たちの守備の時間が長くなっていた。そして、ディフェンス時にファールが溜まり、苦しい状況に。24’18、ペスカドーラの山中選手がサイドでボールを持つと、ボアルースは縦とゴール前を固める。そこで逆サイドでフリーで受けた伊藤選手がミドルシュートを叩き込み、ペスカドーラが先制した。
失点直後の残り時間15分でボアルースはパワープレーを開始。おそらく失点したらパワープレーと決めていたのだろう。通常のオフェンスよりも得点の可能性が高いと判断したものだろうが、それでもあまりリスクをかけておらず、ゴールまでが遠い。ペスカドーラが落ち着いてパワープレーに対応して、無失点で逃げ切った。

今までの対戦では、ペスカドーラが激しく攻めるがボアルースのGK山口選手にことごとくゴールを阻まれて得点ができないパターンだったが、今節はボアルースの無失点の意識が強く、決定機を作れなかった。それでも試合が進むにつれオフェンスの時間を長くし、注意がそれたところで伊藤選手がゴールを決めた。後は長い時間のパワープレーをしっかりディフェンスしてシーズン初完封。チーム全員で戦った今のペスカドーラ町田の全てだったのではないだろうか?

ボアルースは1、2ピリオドどちらもパワープレーを行い、両チームとも、シュート本数が極端に少ない試合だった

ペスカドーラの選手別シュート本数

伊藤選手が最終節で今シーズン初得点

14選手で50ゴール。1試合平均2.3点

甲斐監督1年目の今シーズン、最終節に勝って勝ち点39。順位は4位でフィニッシュです。シーズン前とシーズン中に多くの主力選手が抜けましたが、勝ち点で昨シーズンを上回ることができました。選手たちの成長を見ることができ、期待が持てる充実した1年でした。素晴らしいチームを応援できて、感謝の気持ちでいっぱいです。

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