[中断期間] ペスカドーラ町田 セットプレーパワープレーのまとめ
フットサル日本代表、アジアカップ優勝おめでとうございます。毎試合が厳しい戦いの中、決勝ではイランを破り、頂点に輝いてくれました。この素晴らしい結果により、さらにFリーグが発展していくことを切に願っております。
さて、Fリーグ再開があと1週間後になりました。今回は中断期間前の8試合をもとにペスカドーラ町田のセットプレー、パワープレーについてのまとめになります。
セットプレーでの得点
ペスカドーラ町田のセットプレーでの得点は22ゴール中6ゴール。全体の1/4強。8試合中5試合でセットプレーでの得点が生まれています。
6得点の内訳(ヴィニシウス選手2、倉科選手1、山中選手1、毛利選手1、原田選手1。 ※毛利選手と原田選手はPKです)
セットプレーでのゴールがハーフコートのどのエリアを起点にして生まれたのか?ハーフコートを4分割にしてみた時…
PKを除く4得点のCK、キックインの起点エリアは以下の通りです。
①3ゴール、②1ゴール。
実際の得点パターン
①の位置からのCK。ヴィニシウス選手がボレーシュート
①の位置からキックイン。山中選手がダイレクトでシュート
①の位置からのCK。毛利選手のボレー→倉科選手がゴール前で合わせる
②の位置からのCK。ヴィニシウス選手がボレーシュート
キックインからのデザインされたプレーは今後より重要度を増し、各チームとも新しいパターンを作るのではないでしょうか?
セットプレーでの失点
ペスカドーラ町田のセットプレーでの失点は22ゴール中5ゴール。全体の1/4弱。8試合中4試合でセットプレーでの失点が生まれています。
4失点の内訳(ディドゥダ選手1、堀内選手1、ロドリゴ選手1、宮崎選手1、相井選手1。 ※ロドリゴ選手はFK直接)
FKもしくはキックインから生まれてた失点の起点エリアは以下の通りです。
①1ゴール、②4ゴール
実際の失点パターン
②の位置からゴールに近いFKで直接orずらしシュートでのゴール (2失点)。
②の位置からのキックイン。下げたところをミドルシュート (2失点)。
①の位置からのCK。相手パワープレー時での失点
セットプレーでの失点は圧倒的に②のエリアでのリスタートが多いです。FKからが2失点。キックインからが2失点。この4失点は全て右足(右サイドからのパスをダイレクトシュート)で決められています。
セットプレーの得失点まとめ
セットプレーでの得点は①エリアでのキックイン、CKでゴールを奪う比率が高いです。一方失点は②エリアからのリスタート(特にずらされてのミドル)が多いです。これはペスカドーラ町田には左利き選手のフィニッシュワークが優れていて、他のチームでは右利きの選手のフィニッシュワークが優れているというのが1つの理由です。
パワープレーオフェンス
ペスカドーラ町田のパワープレーでの得点は22ゴール中2ゴール。全体のおよそ10%。
8試合中3試合でパワープレーを行い、そのうち2試合でゴールをしています。
得点者は野村選手、ヴィニシウス選手です。
湘南戦でのパワープレーのセットがこちらになります。
今後のパワープレーセット
毛利選手、原田選手の2選手が移籍したため、パワープレーのオフェンスのセットが変わります。パワープレーを行った試合は北海道、浦安、湘南戦の3試合。原田選手の底の部分は日根野谷選手がプレーしていたこともあります。毛利選手の場所にはディフェンスセットの髙橋選手、倉科選手、原選手、伊藤選手以外のシュートが上手い右利きの選手が入ると思われます。または甲斐選手の復帰後、右サイドに左利き3枚を揃えるかもしれません。
パワープレーディフェンス
相手のパワープレー時でのペスカドーラ町田の失点は22失点中3失点。全体の10%強です。
8試合中6試合で対戦相手がパワープレーを行い、そのうち3試合でゴールをされています。
パワープレー返しでの得点は1得点(髙橋選手)です。
パワープレーのディフェンスセットがこちらになります。
安定のディフェンスパワープレー
ペスカドーラ町田は6試合でパワープレーをされています。そのうち失点した試合が6節横浜戦、7節北九州戦、8節大阪戦の3試合で失点した時間はほぼ残り1分以内の状況。「失点をしない」という目標は当然ありますが、「2点差の時間を長くして、1点を返されても勝ち切る」というタスクは達成しています。
以上がペスカドーラ町田の8試合のセットプレー、パワープレーのまとめになります。どちらもゴールが生まれやすいプレーであり、試合によっては勝負の鍵を握るプレーになります。
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セットプレー、パワープレーにフォーカスしてみましたが、いかがでしたでしょうか?
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