【出版のリアル89 】紙に赤ペンで修正しよう

最初に出てくる本文PDFを「初校」と言います。
その後は、赤字を入れたり修正していくたびに、
再校、三校…となっていきます。

PDFの修正は、
画面上でソフトやアプリを使うケースもありますが、
編集者の修正方法の王道は
PDFを紙にプリントアウトして、
赤ペンを使い手書きで修正を入れていく方法です。
この段階を「赤字入れ」と表現する場合もあります。

紙にしないと気がつかない
間違いがあるのです。
人間の目や心理の習性なのか、
PCの画面だけでは、
驚くような間違いを見逃していることが
多いのです。

著者のあなたのPDF修正方法は
編集者と相談して決めていただいて構いませんが、
1回はプリントアウトして
ペンで赤字を入れていく方法をお勧めします。

実際に売られるのは紙の状態なわけですし、
同じ文章でも画面と紙では見え方が違うので、
新しい発見があると思います。

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川田修(Osamu Kawada)
書籍を出版したい方を支援するグループを立ち上げました。 上から目線で出版に向けての指導やプロデュースをするという形ではなく、 著者が出版して目標を達成するまで、共に歩んでいく――そのような関係性を「出版パートナー」と呼び、私たちの理想形としています。 よろしくお願いいたします。