いつかディズニーで朝食を
川口市出身の自称読書家 川口竜也です！
本当に私事ではありますが、今日（11月13日）は私の誕生日である。めでたい。
まぁこの歳ともなると、自分のことは自分でご機嫌を取るように、自分の誕生日は自分で祝ってやらねばならない。
去年の11月13日は、普通に仕事をしていた。だけど、何かイベントが発生するのではないかと、勝手に期待していた節があった。
そんなわけで、久方ぶりに東京ディズニーランドに一人インパすることにした次第。
平日且つ、クリスマスイベント前。ディズニーシーに新エリアが登場したばかり。さらにスペースマウンテンやモンスターズインクといった人気アトラクションが休止中。
開園前の様子でなんとなく察したけれども、わりと空いている日であった。
ちなみに、私が初めて「お一人様ディズニー」を経験したのは、高校生の頃である。
当時はまだ紙のチケットだったし、小走りでファストパスを取りに行っていた。
今でさえ「一人インパ」はそう珍しくないものの、昔は「一人でディズニーに行く」って、結構好奇な目で見られたものである。
実際に大学生の頃、必修科目で同じ教室だった女史が語っていた。「一人でディズニーに行く奴って頭おかしいよね」と。
なるほど、俺は頭のおかしい奴だったのだと、むしろ吹っ切れたものだが。
そんなこんな、ディズニーランドを効率的よく回るのは、結構得意である。
昔、TVチャンピオンの「ディズニー王決定戦」を何度もビデオで見返したのもあって、最適なルート編成は学習済みである。
ちなみに、今日のスケジュールはこんな感じであった（8:45～21:00）。
プーさんのハニーハント
ミッキーのフィルハーマジック
ピーターパン空の旅
美女と野獣 "魔法のものがたり"
ラ・タベヌル・ド・ガストンにて生ビール
スターツアーズ
カリブの海賊
ジャングルクルーズ
グレートアメリカン・ワッフルカンパニーにて珈琲休憩
ペニー・アーケード
パレード 「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」
ビッグサンダーマウンテン
カントリーベアシアター
ロジャーラビットのカートゥーンスピン
スプラッシュマウンテン
ショー「Reach for the Stars」
トゥモローランドテラスで夕食
エレクトリカル・パレード
ホーンテッドマンション "ホリデーナイトメアー"
スターツアーズ（2回目）
グランドエンポーリアムでお買い物
自分で言うのも何だけれども、結構効率的に廻れたのではないかと自負している。
そもそもゲストが少ないと言う前提はあったものの、結構、脚力にも自信があるのだ。
特に最後駆け込んで乗った「スターツアーズ」。このくらいの時間帯になると、謎にテンションの高いゲストが多くて楽しい。
全然話は変わるが、カポーティの「ティファニーで朝食」という作品がある。
私はこの本を読む前の印象として、「セレブな女性が優雅に美味しい店を巡る」ような、華々しい物語なのだと思い込んでいた。「グレート・ギャッツビー」と同じ印象で。
だけど、玉川重機さんの「草子ブックガイド」第1巻にて初めてあらすじを知った際、ティファニーとは「本当の居場所」「心の拠り所」という意味であると知った。
実際にはエゴなんてひとかけらも持ち合わせていないことが、何より大事なことなの。……いつの日か目覚めて、ティファニーで朝ごはんを食べるときにも、この自分のままでいたいの。
新潮社 63頁より部分抜粋
ティファニーとディズニーでは、語感以外全然違うものではあるが、私にとって「心の拠り所」という意味では似ている。
今さらながら、初めて「美女と野獣」のアトラクションに乗り、プロジェクション・マッピングの「Reach for the Stars」では、感極まって涙ぐんでいた。
ディズニーは、子どもの頃の、純粋な心を思い起こすような場所である。だから子どもから大人まで楽しめるのだろう。
いつの日か、「ディズニーで朝ごはんを食べる」ような精神的・金銭的な余裕も持っていたとしても、童心だけは忘れずに歳を重ねていきたい。
そんな誕生日の抱負。それではまた次回！
そうね。あと来年こそは、ディズニーランドホテルとか宿泊したいね。頑張ろう。
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