ファンキーな不動産屋の九州滞在記~1日目~。
さて、やるよ。ごく一部の方、お待たせいたしました。
2023,02,13~2023,02,18の5泊6日で訪れた長崎~佐賀~福岡~熊本、一人旅。
京都一ファンキーな不動産屋の実に偏った九州滞在記。
今回、そもそものきっかけは、エコビレッジ サイハテの坂井くんから来てよって言われた事。でも、遠くてなかなか行けないだろうと、近くの産業遺産、斜陽商店街、戦後のドサクサ飲み屋街、公営住宅に特化して、廻らせていただきました。
全行程で撮った写真は1,900枚。そこから選びに選んだ写真たちと旅の途中に綴ったメモ書きでお伝えします。
今回は1日目2023,02,13分。長崎の佐世保~東彼杵までです。お付き合いくださいませ。
○最初の目的地、佐世保までは、新幹線と電車で5時間ちょっと、本を読んでいたら、あっという間だった。久しぶりの電車旅も手伝って、全然苦にならない。
○佐世保の港近くの万津6区、典型的なリノベをした複合施設だったけど、とても良かった。こういうモノがまちにあるかないかでまちの奥行きが全然違う。お店はそれぞれで独立しているんだけど、それとは別に共用部的なスペースがあって、この間が最高。
〇佐世保港近くの朝市の場所の感じも良かったけど、昔に比べると、お店が格段に減ってるんだろうな。ほとんどが駐車場になっていた。朝には増えるのかな?で、奥に新しい建物が建っていて、みんな、そっちに移って店やってくださいをやってるんじゃないの?って思った。どうなの?
○佐世保に限らずなんだけど、相変わらず、港はだいたい宝の山。
○写真では後半に出てくるんだけど、佐世保の飲み屋街、しっかり見ると、3,4軒くらいで1軒の建物なの、びっくりした。しかも、その路地を挟んで、3,4軒と3,4軒が壁で繋がってて、6,8軒になってるの驚いた。言葉にしたら、超ムズ。伝わる?
○佐世保の防空壕再利用の商店街、良かった。大体、戦後のドサクサって早いうちに人類の歴史から消されがちだから。万博やオリンピックなんかで粛清があったりね。あと、まぁ、防空壕再利用って言っても、ほとんどが戦後に掘ったり、壁の手前に建てた建物が多かったけどね。そして、とんねる横丁の反対側のビルの屋上の増築最高。
○今回の写真で採用されなかったけど、佐世保の山の方、空き家が結構あって、宝の山に思えた。また、ゆっくり掘りたいな。港側は海辺っていうのと、軍港始まりのまちで注目を集めやすいから、再生されているけど、その波が山の方に行った時に本当のまちの再生に繋がる気がした。
〇ちなみに、佐世保の石垣とかコンクリートの壁の色が独特でなぜ?ってなった。誰か。配合?原爆の影響?なんで?
○魚雷跡、そう、人間魚雷跡。そんなところに曇天の夕方に行ったら、誰もいなくて、びっくり。何やったら、入口の順路って書いてあるところに木が倒れてて、またいでくぐって、やっとこさ。ほとんど人が来てないのかな。見た方が良いのにな。全国から志願、学徒動員された数万人の若者が日々訓練を受け、出陣し、3,511名が尊い命を落としたところだそうだ。建物が泣いているように見えた。自分の建物としての歴史を抱え、朽ちていく様を晒しながら、悔いているように見えた。
○ああ、そうだ。この日に会った人が言っていたな。長崎は基本、負の(要素の強い)遺産が多いんですよって。時代に翻弄されたり、宗教の問題があったり、戦争があったり。学ぶべき事は多いなと思った。今回の旅では期せずして、長崎滞在が長い。長崎いいなー。壱岐島とか、五島列島とか、平戸島とか行きたい。もっともっと知りたい。
○なんか、書いてて思ったな。評価されにくかったり、評価されていなかったり、忘れ去られていたりするとこ、まち、建物が俺は好きだなと思った。そして、正しい評価をしてもらえるようにしたいなと。烏滸がましいけど。
○sbrに教えてもらった東彼杵町、時間も時間だったから、数人としか話せなかったけど、とても良かった。お店も素敵で、こういう動きのあるまちはとても良いなと思った。自分たちでまちを変えようとして立ち上がっている、まちの勇者最高。
〇ここまでが一日目の行程。この日の夜は長崎港ターミナルに激近のホテルに泊まりました。なんせ、次の日が朝早くから長崎港ターミナル発の軍艦島ツアーだったので。今日はここまで。
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