【子育て】今日より小さいきみに、もう会えない
私のnoteで一番見られている記事。
およそ1年前にnoteを始めたばかりで書いた記事だけど、これ以上のビューはない。
「大変だったけど、子育ては楽しかった」
きっとそう言えるのは、子どもが手を離れてから。
大変なときは楽しいなんて思う余裕がなくて、過ぎ去ってから気づく。
だから今を楽しもう、たくさん遊んで、たくさん触れ合って、楽しい思い出を作ろう。
そう思うのに現実は、「今はこれをしてしまいたい」「ご飯を作って片付けて、明日の準備をして」「お風呂に入って洗濯をして」などやることがたくさんある。
そんなときに、「ママ抱っこ!」「ママ一緒に遊ぼう!」「ママー!」なんて呼ばれても気軽に応じられない。
「ちょっと待ってね」「後でね」「えー、今やるの?」なんて、断ってしまう。
断ったことに少しの罪悪感を抱えながら、でもしょうがない、今はこれをやってしまいたいし、手が空いたときにやってあげればいいか。と思う。
ママにはママのタイミングがあって、子どもにも子どものタイミングがある。
一致していればいいけど、なかなか一致するものじゃない。
結局どちらかが我慢して(だいたいは子ども)、時間が過ぎるうちに子どもも忘れ、「後でね」なんて返事も流れ、1日が終わっていく。
そうしてふとしたときに、思うのだ。
「ああ、子どもとの貴重な時間を無駄にしてる…」と。
でも、結局はいつも同じことの繰り返し。
子どもが遊ぼうと声をかけてくるときはだいたいママが忙しいときで、いくらパパの手が空いていてもなぜか子どもはママを誘う。
昨日より今日、今日より明日、子どもはどんどん成長していく。
これから先、今日より小さいきみにはもう会えないんだな。
ふと、そんなことを思った。
時々、写真や動画できみの姿を見る。
赤ちゃんだったとき。ハイハイしているとき。やっと立ったとき。歩いたとき。つたない言葉で話しているとき。歌っているとき。
この小さいきみに、私はもう会えない。どんなに会いたいと思っても、写真や動画でしか見られない。もう二度と、触れられない。
今のきみと触れ合えるのは、今のママだけ。
これから先の人生で、一番小さいきみに会えるのは、今のママだけ。
…そう思ったら、少し泣きたくなった。
「大変だったけど、子育ては楽しかった」
その言葉ににじむ寂しさが心にしみる。
もう二度と戻らない時間を懐かしみ、思い出に手を伸ばす日が、私にもすでに訪れている。
だから決めた。
・きみと並んで本を読む。
・きみと一緒に布団に入る。
・きみを1日1回抱っこする。
きみが「ママもういいよ」と言うまで、この3つだけは守ろうと決めたよ。
「一緒にゲームしよう」は、気分じゃなかったら断るけど。
「一緒にお風呂に入ろう」も、きみがもう少し大きくなるまではパパにお願いしたい(長風呂苦手)。
ママだけど人間だから、自分のことを優先したいときだってある。
イライラしたり、投げ出したくなったり、泣いちゃうこともあるよ。
なんでもかんでもたくさんはがんばれないけど、この3つくらいならがんばれると思う。
今日よりどんどん大きくなっていくきみが「ママうざい」って言うまで、小さなきみが満足するように、がんばってみるよ。
今日のきみと触れ合える、今のママより。
ここから先は
面倒くさがりだけど専業主婦を極めたい
「面倒くさい」が口癖のアラフォー主婦。節約・時短・効率化で小さな暮らしを目指す1児の母。人生最後のダイエット中。家事・育児・暮らしのことな…
いただいたサポートは、読んでくださる方に楽しんでもらう文章作成のため、大切に使わせていただきます。