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ソファーに無理やり座ったら 2022/11/20

ここのところソファーに座ってないのはなぜだろうと考えた(すぐにわかった)。
他の人たちが座ってるからか。
なら仕方ないな。

と今日はならず、無理やりすわった。
物が落ちるか私が落ちるか、陣地の取り合いだ。
落ちたものは拾って、私は次から次に読んだのだ!

▪️しあわせは食べて寝て待て(水凪トリ…なんてかわいい名前)

すぐ②も買ったよ

この表紙の絵だと、麦巻さん、アクティブなお姉さんに見えるなあ。いや、もともとはバリバリ働きたい・働ける! な人だったな。病気になって(膠原病)、一生付き合わなければならなくなり、その影響で会社に居づらくなり(いじめっぽいことも受けて)転職。今はデザイン事務所の事務をパートで週4日。一人暮らし。家賃を払うのが厳しくなり、部屋探しを経て団地に引っ越すところから物語は始まる。
団地には、大家さんである鈴さんや、鈴さんの家にふらっとやってきて同居するようになったニートの青年司さん(薬膳に詳しい)、他にも、家族や一人暮らしの住人たちが住む。

鈴さんは、病気で人生設計が狂ってしまったと落ち込む麦巻さんを励まして「お金がないならないなりに、体力が落ちたなら落ちたなりに、けっこう楽しいことって起きるわよ」と言う。そして、「私なんて90歳近くになって夢が叶ったんだから」

別の日、鈴さんの「夢」がわかる。

鈴さんは、夕食後、台所を掃除する司さんを見ながら麦巻さんに言う。

「亡くなった主人は堅実な人で、私も専業主婦だったから以前はちょっとつまらなかったのね。けれど、司といると、ネットで買い物をしたり株主になったり(近所のスーパーの株を買っている)、初めての体験ばかりで楽しいじゃない。それに、私どうにも掃除が苦手だったから、ずっとお手伝いさんが欲しかったのよー。そんなの無理だって思っていたけどさ、長生きすると夢は叶うものなのね」

麦巻さんは、鈴さんが言ってた「夢」ってこれのこと?↑
とずっこけるのだが、作者がこれを「夢」として描くのサイコーだなと思った。

他にも、季節ごとの食べ物を教えあったり、余り物をあげたりもらったり、副業を勧めて実現に向けて協力したりしていた。
いいなあ…。
職場の人たちもいい。パートで一人暮らしの麦巻さんを気にかけている。麦巻さんもしだいにその厚意を受け入れて、無理なくできることやしたいことをしている。
収入が必要→もっと働かなきゃ じゃないやり方を見つけたい。

▪️団地のふたり(藤野千夜…昔、強烈におもしろい小説を出していて学生の時大好きだった。『午後の時間割』『夏の約束』。年を経て、年齢に沿ういいもの書くなー!って感動。)


ストーブ出しました

帯の通りのあらすじで、一度はそれぞれ結婚やら何やらで出るのだが、また舞い戻り実家の団地に住む幼なじみの物語。一人は両親と暮らし、一人は一人暮らし。約束なく訪ねて一緒に夕飯食べたり映画見たり、近所の喫茶店行ったり自転車で釣り堀に出掛けたりする。一人は大学で非常勤講師、一人はイラストレーターだが仕事は細々でもっぱらメルカリで物を売って生活費を得ている。たまに近所のおばちゃんから頼まれごとをしてお礼をもらうこともある。
いいなあ…。
約束なく会うのがいい。そうしたい。
友達と同じ団地に住みたい。
はっΣ(・ω・ノ)ノ
もしかして!
これが私がしたいこと?
私の夢?
だからこんなに同じテーマのものを読んでいるの???

▪️作りたい女と食べたい女(ゆざきさかおみ)

③巻が出ましたよ。とってもいいいいーーーー

隣(の隣)に住むの、いいなあ…。

ドラマやるね。夜ドラ。


ソファーに無理やり座ったら、大事なこと見えてきたな…。

2022/11/20 めぐみ

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