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「Georgia(旧グルジア)」への旅②/加藤登紀子さんのコンサートに出演しました

びっくりしました、体力かないません!

なんと、80歳になられた加藤登紀子さんは、この旅のあいだジョージア国内の三ヶ所で、自主コンサートを開催されました。休みなく準備して移動して立ちっぱなしのステージをこなし…、ステキ、こんな風に年を重ねたいです。

1回目コンサートは、ムツヘトバ祭りにて

旧満州ハルピン生まれの登紀子さんは、子供のときに終戦引き揚げを経験をされてます。執筆された本を読んでみて、小さい時のロシアやウクライナの方々との深い繋がりや、引き揚げ時には一時的に難民になったことなどが書かれていました。
いまの登紀子さんの平和を希求する想いの強さは、ここからからくるのか・・・とひしひしと感じ入りました。

ジョージア国内での2回目のコンサートは、首都トビリシの音楽ホールにて。
大きな百貨店の中にありながら、ソ連時代の重厚でクラシカルな建物。歴代のロシアの音楽家や声楽家などの写真が並んでいて、それは壮観な内装でした。

飾られていたアーティストの方々。ロシア語でした

トビリシ市内で、日本語の歌を練習しているという地元合唱団の方々も、加藤さんのコンサートにゲスト参加。とにかく日本語が上手な方が多く、アニメや小説などで興味を持ってくれたとのことです。ほんとに嬉しい!
この地で聴くジョンレノンの「Imagine」や、「花はどこへ行った」などの歌が、いまの時代だからこそ、日本で耳にするよりもずっとずっと沁みました。

もちろんかの有名な「百万本のバラ」も、コンサートのラストに歌われていました。ジョージアで愛されている画家「ニコ・ピロスマニ」が歌のモデル。
けれど、実は今時期はロシアのウクライナ侵攻のこともあり、「あれはロシアからの流行歌だ」というニュアンスが広がっていて、ジョージア国内では微妙な立場の歌に。合唱団の若い方々も、「歌いたくない」ということを言われて閉まったそうです。

けれどそんな中、加藤さんは客席からどんな反応が来るかも分からない中で、一人で堂々と歌い上げられていました。
「戦争なんかで、歌までもが分断されてはいけない。」

この言葉が、ウクライナやパレスチナが近いこの国で耳にしたことには、深い意味があったと思いました。

ロシア時代に建てられたホール。準備が着々と。

ステージでは、私たちツアーメンバー10名ほども参加させていただき、登紀子さんのオリジナル曲「乾杯!」でステージにJOIN。
ジョージアの少年少女たちが隣にいて、同じ歌を歌える喜び!もう奇跡みたいで、なんだかずっとウルウルしてた。。
みんなで「ガウマルジョス!(乾杯)」と、最後に叫んで、感動のフィナーレでした😂



コンサート後には、ジョージア大使も合流された交流会に参加。もうこの場が嬉しすぎて、みんなとずーっと乾杯してた気がします。
パーティーでは、トビリシの合唱団に在籍しているある若い日本人の若者と話が盛り上がりました。

すでに移住してしばらくたつというその方曰く、
 フリーランスならテレワークでジョージアおすすめですよー。
 一年ビザなしでOKだし税金も安い。
 そして何より、ジョージア人の方の人懐っこさLOVEです!
 照れ屋だけど熱くて優しくておせっかい。
 まるで昭和の日本人みたいなんすよ~
 ぜったい半年とか3ヶ月くらい長期滞在した方が面白いです!


・・・とトビリシ愛にあふれた熱いトーク。
なるほどな、このくらいの国の規模と発展しすぎてない感じが、人のあたたかさを失っていないちょうどいい具合なのかも。次の旅では絶対長期滞在したいな!

そこに、ジョージア人で日本語めちゃ堪能な若者も加わって、お互い乾杯しまくりワインを浴びるように飲み飲み、とうぜん帰還の記憶はありませぬ・・・

この旅のひとつの大きなミッションが終わりました。
歌のちからは凄いですね。

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