強迫性障害を簡単に治す方法がないか模索した記録
はじめに
異常なほどの神経質さ、潔癖症、完璧主義などがエスカレートして、何時間も手洗いや確認作業が終わらなくて悩んでいる人へ。
強迫性障害（OCD）という病気には不潔恐怖や確認強迫をはじめ、いろいろな症状があります。
まずは書籍を読んできちんとした知識をつけてみることをおすすめします。
前置き
強迫性障害と自覚してからだいたい10年くらいになります。
この間、楽に・簡単に・一気に・劇的に、治せる方法やコツを模索していろいろなことを試しました。その結果、どれもダメでした。（笑）
10年というとなかなかの長期間です。
今になって思い出すと「あんなこともやったなー」という懐かしい気持ちにすらなり、いい思い出とは言いませんが、かと言って苦難の思い出というわけでもありません。
強迫性障害自体は辛い記憶なのですが、テレビの健康番組などの影響であれやらこれやら試していた自分にはちょっと笑えてしまいます。
最初にお断りしておきますが、以下の方法は強迫性障害の治療法ではありません。
なんとなく良さそうな気がして個人的に試したものですが、私の場合は、どれも強迫性障害の改善効果はありませんでした。（笑）
1. エゴマ油
数年前の一時期、エゴマ油ブームってありましたよね？
テレビで紹介されて、その時期はスーパーでも品薄になっていました。
テレビで紹介されていたのはどんな健康効果だったのかあまり覚えていないのですが、確か認知症予防とかうつ病改善だったような気が・・・
とりあえず脳に良さそうなので、強迫性障害に何か良い影響があるのではないか・・・と勝手に想像して、適量をそのまま飲んだり、料理に使ったり、しばらく続けました。
エゴマ油は特有の匂いがあるので、いくつかの商品を試してみて、臭みが少ないものを探したりと頑張っていた記憶があります。
しかしそんな思い出もとうの昔。
エゴマ油を飲んでいたら強迫性障害が突然一気に治った！！！みたいな夢物語を期待していたのですが、もちろんそんな効果は私の場合は一切見られず、しばらくすると飽きてやめてしまいました。（笑）
2. 腸内環境の改善
これもテレビで見ました。
腸内フローラだとかなんとかを特集された番組って、一時期かなり多かったですよね？
あの時期に見ていたテレビ番組で、腸内環境の違いで性格まで影響があるとかなんとかというのを見ました。
自分はもともと神経質で完璧主義な性格だったので、腸内環境が変わればこの性格が変わって、確認とか不潔とかの強迫観念も浮かんでこなくなるんじゃないのか！？と勝手に期待して毎日ヨーグルトにオリゴ糖をかけて食べてましたね。（笑）
自分はもともと下痢しやすい体質だったということもあり、なんだか腸内環境が強迫性障害に影響しているような気がしてならなかったのです。
実際、強迫性障害に影響しているかどうかは分かりませんが、たぶん性格には影響してるのかもしれません。
これもしばらく経つと飽きました。（笑）
ヨーグルトは普通に味が好きなのでもっと食べてもいいんですが、なんか私の場合はあまりヨーグルトを食べると逆に便秘気味になってしまって困るので、そのうちあまり食べなくなってしまいました。
3. 漢方薬
ある時薬局でたまたま見かけた漢方薬。
漢方専門とかのお店ではなく、普通にいろんなものを売ってるドラッグストアです。
確か、神経質・神経症とか、不安感とか、イライラとか、そういうのに効くような漢方薬だったと思います。数種類売ってました。
こ・・・これは！！！と世紀の大発見をしたような気持ちで即購入。
強迫性障害に効くかどうかについては何も書いてませんでしたが、なんか関係ありそうじゃないですか。
漢方薬って結構高いんですが、劇的な効果を期待してしばらく続けてました。
まあ、私の場合は何も起きませんでしたけどね。（笑）
もしかすると漢方薬って、効果があらわれやすいかどうかは人によるのかもしれませんね。
自分の神経質な性格に疲れている人にとっては、それに効く薬ってなんだか夢のようじゃないですか？
まあ、効けばの話ですけどね。w
4. サプリメント
ネットで調べて、なんか良い影響のあるサプリメントはないものかと探していた時期があります。
もう覚えてないんですが、確かビタミンB関連とか、葉酸とか、鉄分とかですかね。
私はもしかするとサプリメントとか効きにくい体質なのかな？？と思うくらい、昔からサプリメントを飲んで何かが変わったという実感を持ったことがありません。
例によって強迫性障害についても同じでした。
ただ、ここ数年なんだか立ちくらみが多くて、貧血気味なのかなと思ってるので、鉄分は今も飲んでますけどね。
なんとなく立ちくらみが減ったような気が・・・
サプリは一回だけでなく何度か思い立って飲み始めたりしてるんですが、しばらくすると飽きてやめてます。（笑）
5. スポーツジムで水泳
運動すると強迫観念がすーっと消えて無くなるんじゃないかと期待してスポーツジムに通ってた時期があります。結構高い会費を払って一年以上通ってました。
運動不足は解消されて多少健康的になったかもしれませんが、私の場合は強迫性障害には関係なかったですね。
むしろ、ジムのロッカーの中に忘れ物をしたんじゃないかとか、プールサイドの汚れとか落ちてる絆創膏とか、そういうのに強迫観念が湧いて苦労してた記憶があります。
今になって思うと、ジムに行くのが楽しくて行きたくて行くってのならいいのかもしれませんが、私のように面倒くせーなーっと思いながら、でも健康のために・・・って感じで通ってても逆にストレスになるだけで意味ないのかもしれませんね。
スポーツ自体はたぶん身体に良さそうですが、筋トレとか走るとか泳ぐだけのことをストイックにひとりでやるのではなくて、人と一緒に楽しむゲーム的なスポーツ（サッカーとかテニスとか）を楽しみながらやるんだったらなんだか健康にはとても良い効果がありそうです。
まあ、強迫性障害になんか関係あるかって言ったらそりゃ微妙（たぶん無い）ですけどね。
6. 日光浴
上で書いたスポーツジムでの話なんですが、スポーツジムのテラスみたいなところに日光浴できるスペースがあって、デッキチェアに寝そべって日光浴してました。優雅ですよね〜
これ自体は気持ちよかったですが、日光浴がOCDの改善と関係あるかと言ったら、私の場合はなんの関係もなかったですよね。（笑）
あと、日光浴ってたまに行く海とか旅先でするのはいいんですが、しょっちゅうやってると結構飽きます。
私がせっかちな性格だからなのかもしれませんが、たまってる仕事のほうが気になってしまって、さっさと立ち上がって着替えて仕事したくなっちゃいますね。
楽に治す方法なんて無いかも
私はとっても甘い人間なので、なんとか楽に治せないものかとばかり考えてしまいます。
そんなこんなしてるうちにもう10年以上経ってしまいました。
熱しやすく冷めやすい、飽きっぽいようですが（実際そうなんですが）、もともと、「楽に」「簡単に」「一気に」治ってしまう夢のような方法がないものかと思って試してるものなので、夢のような効果が見られなければやめて良しとしてます。
ずっと続けててもお金ばかりがかかってしまいますしね。
他にもなんかやってたような気もしますねー。
なんだったかなー。