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答え

できたら最初からやってるんだ ちょうどいい場所に心置いてんだ こんなデジタルの時代に 紙とペンで伝えるんだ ペンを刺して覚ました痛み どこに届くかこの期待 1人で満足できたらいいのに 見られたくない奥の方の 承認欲求に邪魔されてんだ 赤い丸染まった解答欄 正当暗記による海賊版 最後の最後の選択に 間違いを選んでしまって わかんなくなるんだ 分かってない分かってない 分かってない分かってない 分かってない 空気、愛情、感情、友情、 答えがわかったその瞬間 道は狭くなり決められ

    • もう大人なんだからどーたら 歳だけを重ねた子供が言う 芝居に慣れた子供が大人で 芝居人生に大人は疲れてる 考えるより先に言葉並べて 半端な気持ちを伝えられたらいいのに 左右に往復する日々、 でも繰り返しじゃだめ しつこく言い聞かしてる それでいい気がしてる 期限切れの思い出が私を泣かせて 私のの決断は私を泣かせた もしもの連続で変わらない毎日に 100%出すことを決めた あなたの見えるとこしか見えてるんじゃなくて あなたが見せるところしか見えてなかった 私ならやれるっ

      • じゃあ、結婚する?

        なるべく軽くした鞄を背負って 今日も迎えに行く 愛情に満ちた心に愛情を 注がれると飽きるのはなんでなの あなたの優しさに慣れてしまって またイラついてしまった 朝起きて麻痺した左腕が 僕に安心をくれる わがままな君は我慢してて 僕はあるがままを生きてる 料理、洗濯、掃除を君がやって 僕はお皿を洗ってる 映画を見るために暗くした部屋は 画面と布団それぞれ 愛し合ってる そんなのわかってるよ 僕だけの僕じゃないんだね 考え事ばっかしてた君が不安がってた 君のためなんだよ 今

        • 完成しない記念日

          じゃあ結婚する? 荷物を詰め込んだ鞄にぎりしめ 今日もあなたの元へ 写真を撮ってくれないあなたを 今日もカメラに収めるのよ あなたの思い出の私はいつでも 可愛くなくちゃダメ ときのたまにでいいから 記念日を祝ってね 私が教えた流行りのアニメは 気に入らなかったのね 大丈夫よ劇場版は他の人と 行くことにするわ 塗り替えた爪に意外と気づく あなたが好きなのよ 私はいつでも受けてたつわ 記念日が増えるのを ため息が心配だわ タバコもほどほどにしてよ 夜中急に車乗せて 連れ出し

          今欲しいもの

          音楽家が鬱憤を 文章にぶつけてる どうせ読まれもしないこの詩は 読まれもしないこの時間に書いたよ 今の自分に似合う曲を キーワードだけで検索したい 気はどうかしている今を 音楽に逃げて同化したい そうやっていつも思うんだよ こんな時に聴ける曲があればいいのに

          今欲しいもの

          感覚

          匂いで好きになることあるじゃないですか 忘れていたけど急に付き合ってた人の匂いがして、振り向いてみたら全然違う人だったみたいなこと。 匂いって実際に嗅がないと思い出せなくて忘れたくないけど感覚の話だから絶対に思い出せない。 落ちてる服の匂いを嗅いで誰の服か当てるみたいな。 本能なのかなんなのか、ただ匂いが好きだったのか匂いで好きだと錯覚してたのか、匂いで好きだったらずっと好きでいられるんでしょうか

          言われれば言われるほど

          やっちゃいけないことって 一回やったらもう一回くらいいいんじゃないの? って思ってしまうもので 誰かに叱られても この歳になると反論しか出てこないものです。 それはバレたら叱られるって分かってるから 叱られることが当たり前になっていて まぁどうせ寂しかったとか、腹が立ったとか 仕方がなかったとか、相手のせいでそうなってしまったみたいなこといえば相手のせいみたいになって、叱ってくれるっていう優しさを豪快な仇で返すんですよね。 なんでも当たり前じゃないのに 僕が君がいるのが当たり

          言われれば言われるほど

          負けず嫌い

          俺、亀が見たいのって君を誘った 平日でも休みでもいつでもよかった でもいつでもとは言いづらくて あなたは忙しそうだった 亀なんてどうでもいい ただ君に会いたいだけ 本当はすぐに返事もできる でも好きがバレすぎる気がして、 時間が経つの待ってた よく話したら君は優しいよね でも振り返ったら俺は自分勝手だ 目の前じゃなくて そこにいる君が 下から見つめて 悪い顔してた 全部わかってた 遊ばれてることも 盲目とか通り越してる 今はこのままでいいから 踊らせてくれ 手のひらで

          負けず嫌い

          大人になって

          大人になって できることが増えてきました 口が紅く濁って心と肺が黒くなりました 子供じゃなくなって 子供を羨ましがりました 瞳の輝きはなくなって今じゃ瞼がラメいてます 君が帰って口つけてたコーヒーを見て ストローに残った紅い部分に ひどく痛みつけられてます 久しぶりに1人で生きることになって 夢と間違えるのも無理ないなと思いました。 性格診断の答えにいつも少し同意してます アンケートの答えはいつも理想の自分です こうなればいいなああなりたいなと思うのに とてもそう思う、あ

          大人になって

          ともだち

          人を頼ることを忘れた最近の人たちは 自分のせいで心に風邪ひかして走って 結局逃げる場所はSNSで 信号機見るよりスマートフォンを信じてる。 隣で優しくしてくれた友達が 急に友達に牙を剥きはじめて 怖くなったこと。あと、 自分じゃなくて良かったって思ったこと 少し、少しだけ可哀想と思ったこと、 正直なこと言えないけど 悪口が自分に向いてないから 都合いい自分作って偽って そんなに嫌いじゃないあの子を あの子の前以外で嫌いになったことありますか 見えてます隠せてませんよ あな

          ともだち

          たまに厳しく、優しい夜と言葉

          悩みとか不安は夜になるとだるま落としのように重く乗っかってきて、一つずつ落とさないといけないから長く辛く苦しんでると結局自分って1人なんだなぁってよく感じます。それから逃げようとすると朝は太陽がピンスポットでいつまでも追ってくるけど、夜は薄い灯りで影を作ってくれます。 いつでもそこに登場できるように、 いつでも自分の役を休憩できるようにしてくれてる。それが優しい夜です。 人はいつまでも主役じゃなくていいんです。 いま、人を傷つけるのは殆どが言葉です。 言葉を恨んで静かになっ

          たまに厳しく、優しい夜と言葉

          惜しい春が過ぎていた 俺たちはいつも思う、 青春とか君はどこにいるんだろうって。 例えば手を繋いで階段を降りたり エスカレーターで君が一個下に乗って 上目遣いが狡い君の頭を撫でたり。 薄着の君が暑いって言って袖をまくるように それはいつもなら夏じゃなくて、 春から聞こえ始めるみんなの声なのに。 俺たちは、去年の春から何も進んでない。 一年生から始めたギターは 少し上手くなりながら 下手くそな音を披露してると いつの間にか2本になってたり カッコいいからって踏めば歪む知識を