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「高齢者だってオンライン♥」講座第2弾受講記

コロナ禍がなかなか鎮火せず、むしろ勢いを増している2020年師走。
皆さん、いかがお過ごしだろうか。
「高齢者だってオンライン」の体験オンラインレッスンの告知をして、あっという間に2ヶ月が過ぎてしまいました。

前回、オンラインレッスンを受けた家人は谷口先生に再度教えてもらおうと息巻いていたのに、秋の天候不順で体調を崩してしまい、体験どころか入院となってしまいました。

そうしてなんとか退院後、しっかり復調を確かめて家人はようやく嚥下体操オンライン講座の2回目を受講できました。

夏の終わりの1回目同様、パソコンの画面越し個人レッスンは、とても充実した時間になったようです。
先生も家人の顔と症状の特徴を覚えてくださっていたので、いろいろとお気遣いいただきながらの受講でした。

前回の復習で肩慣らしをした後、今回は家人の症状を軽減させる体操に順次入っていきました。

まず嬉しかったのは、前回はあまり上手くできなかった「舌打ち」の音がハッキリわかるようにできたこと。
舌打ちは通常の生活では行儀が悪いと嫌われる行動ですが、こと嚥下訓練では舌の機能訓練として重要らしいことを前回教えていただいていました。
家人は、そういえば最近舌打ちを忘れていたなという顔をしていましたが、先生から以前より声が聞こえやすく、濁りのない発声ができるようになっていると言われて喜んでいました。

「小さなことからコツコツと」とはいいますが、食前に必ず数分ほどモグモグと口周りの体操をしていた甲斐があったというものです。
当たり前ながら、まだまだ苦手な動作もあるのですが、健常の私でさえ簡単にできないものもあるので、ここは気長に鍛錬するしかありません。

例えば、舌先を前歯上下で少し挟んだまま、唾を飲み込む動作って簡単にできますか?
普段し慣れないので、案外「え?え?どうすればいい??」となると思います。
ちなみに、これは大雑把にいえば唾を飲み込む喉の筋肉の訓練です。

ほんの少しでも上達すると、やはり嬉しいもの。
パソコンの画面に大写しになった先生の美しい口元を食い入るように見つめて、家人の肩にも力が入っていました。

教え上手の先生から、舌が前回よりも全体的にとてもよく動いているなどとコメントいただき、今回の各レッスンの目標値を告げられると生徒は気合も入ります。

先生は今回もとても明快にレッスンのポイントを話し、歯科が使う大きな歯の模型を使って丁寧かつ非常に具体的に舌の動かし方を教えてくださいました。

無理は禁物だけど少しハードルを上げて頑張ることも訓練には大切なのだと、そんな何にでも当てはまることを私は思い出したりしました。
教わる方の気持ちも教える方の姿勢も、どちらも大切なんですよね。

あっという間の50分間。
いまさらながら、どこにいても受講できるインターネットの利便性に感謝します。
誰から教わるかも重要だとは思いますが。
谷口ゆかり先生のレッスンを早く受けたいと頑張ってきてよかったねと言いました。

実は、この3年ほど家人は冬の始めに体調を崩して元気に年末年始を過ごせていなかったので、今年こそはという思いが強いのです。
食べることは生きること。
美味しく食べて過ごせるように毎日祈るように過ごしています。

だから、このオンライン講座を企画・運営してくださった井上創造先生率いるAUTOCARE LLCに心から感謝しています。

コロナのような生活様式を一変させた疾病が、またぞろ出現するかもしれません。
もちろん対面でリハビリできる方がいいのですが、それでなくても高齢者や病人は体調を崩しやすいのだから、遠隔操作で簡単にリハビリを支援してもらえたら、本当に助かります。
当人だけではなく、家族だって時間も労力も使わずにすむのですから。

教える方も、工夫すれば回を重ねるほどに新たな発見もあるかもしれません。

次回はいつのなるかわかりませんが、チャンスがあれば受講したいと家人も思っています。
そのためにも体調を崩さないよう、気をつけて年末を乗り越えたいです。

*井上創造先生率いるAUTOCARE LLC内の谷口先生の講座申込サイト
https://autocare.stores.jp/items/5f37ab747df2813e948dc381

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