美しい言葉の魔法
6年ほど前、水の伝道師・江本勝さんの『水は答えを知っている』という本を読んだ。
水に「綺麗だね」「ありがとう」など美しい言葉を言うと綺麗な結晶になって、「バカ」「不味い」などの汚い言葉をかけるとガビガビしたいびつな結晶になってしまうという。
ちょうどこの本を読んだあと、ヨガのレッスンで先生が「人は60%くらいが水でできている。」というお話をしてくれた。「身体は肉体・肉の塊のように見えるけど、ほとんどが水分だから水袋のようなものよ。」というような内容だったと思う。
先生のお話を聞いて、読んだばかりのこの本とスッと結びついた。
人はほとんどが水分…ということは、「かわいい」「素敵」「綺麗」「好き」などなど美しい言葉をかけているとその人の体内の水分はどんどん綺麗な結晶になっていく。だから綺麗になる、かわいくなる。
それがよく言われる、『鏡の自分に「かわいい」というとかわいくなる』の仕組みなのだろう。
うちのクロちゃん(愛犬)がどんどんかわいくなっているのも、みんなで「かわいいかわいい」と暇さえあれば言っていることで、どんどんクロちゃんを構成する水分の結晶が綺麗になっているからなのだ!
うわ〜〜!!なるほどーーーー!!
とものすごくしっくり、納得、感動した。
わたしは小学校高学年の頃から30代前半まで、肌荒れのひどい自分の顔が好きではなくて、産後は太ったのもあって更に憂鬱で、鏡をまともに見てもいなかった気がする。
でも30歳でチアダンスを始めて大きく変わった。
まず痩せたし、目も口もぱあっと開けて200%の笑顔・チアスマイルで踊らなければいけないことで表情筋が鍛えられ、嫌いだった自分の笑顔が変わっていった。
日常からチアリーダーらしく自然に笑顔でいるようになって、表情が変わった。チアのメイクもわたしには合っていて、ぼんやりした顔からパッとハッキリした顔に変わった。
そうしたら鏡を見るのが嫌じゃなくなってきて、あれ?わたしかわいいじゃないの、と少しずつ思えるようになった。
そして毎日自分をかわいいと思うようになったら、肌も変わっていった。
そんな実際に起きた変化があったから、『鏡の自分に「かわいい」というとかわいくなる』は本当だと思っていたけれど、そうかそれは水分と関係していたのだなあ、わたしは自分の体内の水分に対して声をかけて綺麗な結晶にしていたんだなあとわかって感動した。身体は神秘だ。
47歳になった今は、わたしかわいいなあと毎日鏡をみるたびに本気で思っているから笑、47年生きていて今が1番かわいい。10代20代の若い自分より、50が近い今のわたしの方が絶対にかわいい。
言い過ぎだと友人に止められるくらいの自分褒め状態の上に、更に最愛の恋人も会うたびにかわいいと言ってくれるから、今わたしの体内の水分はやばいくらいの美しい結晶だと思う。笑
自分を全然好きじゃなかったわたしがこんな状態になっちゃったくらいだから、カードリーディングやチアで「自分に自信がない」と言っている人には、ぜひやって!とこの結晶の話を熱弁してしまう。
今、美しい言葉を言ってくれる人がいなくても、逆に嫌な言葉をかけてくる人が周りにいたとしても、自分だけは自分に美しい言葉をかけることができて、自分を綺麗な結晶に変えることができる。
誰でも使えるその魔法を使わない手はない。
大事な恋人、友達、家族、生徒さんにもクロちゃんにも、そして自分にも、美しい言葉の魔法をたくさん言っていきたいな〜と思う。