部活を応援するキャンペーンから考えたこと
☆山手線のドアステッカーで知ったキャンペーン
半袖で過ごしていた季節の山手線車内のドアに、ステッカー広告を見つけて、ちょっと気になったのでスマホでで撮ったまま、いつの間にか忘れていました。
このキャンペーン「母校にinゼリー2023」(毎年行われていて、西暦の部分が毎年変わります。)は、あなたの母校に「inゼリー」を差し入れしようというものです。
概要をまとめてみると、こんな感じです。
全国の学校から部活を選び、そこに10票以上の投票があった部活が抽選対象となって、
500の部活に当選。事務局から、部活に連絡が入って、部活が「受け取ります」と返信すると、
「inゼリー」1ケース(36個入り)が差し入れとして送られます。
特に商品を買ってレシート送るといったことはなく、ただ、サイトから学校と部活を選ぶだけ。
あとは、抽選で「inゼリー」がその部活に差し入れされるかしれない、という仕組みです。
なお、抽選に当たった部活に事務局から連絡が入り、部活側がOKと返事したときに、差し入れが行われます。
面白いと思ったポイントは、
本当にあなたの母校ですか?とか、その学校にその部活は存在するのか?といった確認はなくて、
お客様側に委ねている形となっていることです。
☆学校を応援できるということはー
数ヶ月前の記事に「ここ数年で大きな変化?給食事情のいま」というHAYAKAさんの記事があります。給食費は値上げがしにくい状況にあり、自治体ごとに給食格差が生じているようです。
そこで、ある商品のキャンペーンとして、
1.お客様(保護者世代)から、各地の給食の写真を送ってもらい(いまは小中学生全員にタブレットかノートブックPCが行き渡っているので簡単に写真が撮れます。)
↓
2.それを見た人々が、学校給食をもっと豊かにするための一票(いいね的ものかもしれません)を送って、一定数が溜まったら
↓
3.ある商品が学校給食をサポートする(物納かお金かクーポンかなど方法は自治体と調整)
↓
4.サポートした学校から、一票を投じた人にサンクスレターが届く
この構造だと、ある商品が社会貢献ができるブランドという評価が高まり、お客様も良いことをしたとうう手応えを得られ、各地の給食が美味しく豊かになって、子どもたちが喜びます。
(三方よしですね。)
買うと何か良いことが【自分と自分以外の何かにとってあるという体験】を打ち出せる商品やブランドが、これからの環境では評価が高まると思います。
一つの商品や企業では負担が大きいなとなる場合は、乗り合いバス方式でキャンペーンを展開する方法も考えられますね。
編集猫 KAURU memo
こどもと社会の繋がりは意外と薄いので、給食を通じて小中学生と社会が繋がって豊かになると面白いニャね。