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簡単には体験できない過酷な時間を「買うこと」をやってみて自分を鍛えた
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購入というと商品だけでなく、体験を購入する方も多いですよね。
スキューバダイビング、陶芸、料理。。。などが多いのではないでしょうか。
私が最近購入した体験は。。。。
100kmウォーキング!
小田原から代々木公園までの100kmを26時間制限で歩くというイベント。
その名も「extreme walk」
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今回このイベントに参加した理由は、私がランニングを始めてから、いつかは。。。と思っていた目標の100kmのトレイルランニングのレースが近づいていた為。24時間自分の身体が動くのかどうかのテストと、100kmという長さを体感することが目的でした。
そんなこともあり、普段はランニングが専門の私にとって「歩きなのに、extremeなわけないでしょ」と、軽く考えて参加したのですが、想像した以上に「extremeな体験」でした。
<9:00/スタート~24km>
朝9時に小田原城をスタートして、ただひたすら代々木を目指して歩く。自分の考えを整理するときに散歩をする人がいるように、歩くことは身体的にきつくないので、それなりに色々考えることができる。というか、色々考えることになる。。。。が、すぐに考えることが無くなり、とにかく暇。友達と歩いてる人の会話を聞いたり、同じくらいのスピードの人を見つけて、勝手に戦いを挑んでみたり。
<12:00/24km~35km>
楽しみしていた海岸沿いのコースは、始めこそ「海キレイ〜」となるが、1kmも歩けば見慣れた風景になってしまい、ずーっと海。
海。
海。
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私は一人で参加したので、話をする人もいなくて、とにかく暇。
写真を撮るのも飽きてしまう。
<16:00/35km~70km>
ランニングをするというと「走ってる最中何を考えているか」ということを時々聞かれましが、走り方のフォームが正しいか、心拍数が上がりすぎてないか、ペースが遅れてないか、身体のどこかに痛みを感じてないか。。。。走ってるときは考えることがたくさんなんですが、ウォーキングでは、身体の変化がゆっくりで少なく、自分の身体と向き合って考えることが少ない。
なので暇を感じてしまっていたのかもしれません。
<24:00/70km~>
なんてことをしながら、70kmを越えたくらいで、さすがに脚が重くなってきて痛みもでてくる。脚にマメができて水が溜待っていることに気が付き、ゼッケンを留めてる安全ピンを使って水を抜く。暗闇の中でヘッドライトの光で照らしながら、えいっ!テーピングでぐるぐるにして、また歩き始める。この頃になってくると、聞いてる音楽も歩くリズムと合わないと耳障りになってしまい、音楽も止めてしまう。
<7:00/90km~>
東京タワーが見えてきて「もうゴールだ」とほっとして気持ちが緩んで、集中力が切れた後の2kmが本当に辛い。
<9:00/ゴール>
スタートから24時間後、無事ゴール。
ゴールを友人に伝えたくても、携帯を開いて文字を打ち込んでる途中に寝落ち。
100km歩いたのに、ゴールから駅の数100mが面倒すぎて、タクシーで帰宅。
服を洗濯機に入れて、銭湯に行って、油たっぷりのラーメンを食べて、2日分の睡眠へ。
長い長い1日が無事終わりました。
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ココまで読んで頂いた皆さんにはわかったかもしれないですが、私にとってのこの体験は「ワクワク」する楽しいことはほぼなくて、24時間「耐える」ことがメインの精神的にextremeな体験でした。
おかげで、一番苦手な「コツコツと継続する」ことへの耐性は強くなり、メンタル強化にはつながりました。
このイベントの1ヶ月後にあった100kmのトレイルランニングのレースも無事完走。
ずっと楽しかったし、きつい時でもゴールだけを目指すことができました。
一緒に走ったロングレースに慣れた友人からは、
「まさか一度も弱音を上げないなんて思わなかった。根性がすごい」と、驚かれました。
ランニングを楽しめたのも、きつくてもゆっくりでも前に勧めたのは、「extreme walk」のおかげです。
どれだけの方が興味を持って頂けるかはわかりませんが、
気持ち的にワクワクしなくても「簡単には体験できない経験の購入」は、楽しくなくても何かの役に立つかもしれないです。
皆さんもご検討ください♪
編集猫 KAURU memo
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この体験の参加費用は、18000円ニャ。
関西でも行われていることからも、一回限りのイベントというよりも、一定の需要に応えるビジネスとなっているようですニャ。
日常では味わえない体験を一定の安全や安心(女性一人の参加の場合は、他の参加者と繋いでくれたりする等)のもとで得られる機会の価値は今後もっと高まると思いますニャよ。
書いた人
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