日本の小骨が目立つ魚が売れる国と売れない国
*本記事は2024年6月2日にFacebookに投稿した記事の転載です
今日すごいいい話を聞かせて頂いた。普遍性と応用性がある記録に値する話。そのいい話をしてくれた方は魚の干物の会社の方。干物が売れる国は日本とアフリカだそうだ。
どういう構造かというと、アジみたいな骨や小骨が目立つ魚は、台湾や欧米でほぼ全く売れないと。
まず分かり易いのは欧米みたいなナイフとフォークとスプーンの文化圏では魚の骨を除けることが難しいというかほぼ無理なので食べ難すぎて売れない。
台湾などのアジア圏は箸文化ではあるけど、日本人とは箸の使い方が異なり、持ち方も違い、小さいものを箸で器用に取り扱いできないので、骨を除けれない。ので、台湾を含むアジア圏でも全然売れないと。
じゃあ、何故アフリカで、そんな売れるのか?というと、アフリカは箸もナイフもフォークも使わないと。手だと。手で食うから骨を除けれると。
仮に左右として分けるとして
a. 思いっきり左側は道具を用いて器用に骨を除ける民族=日本
b. 思いっきり右側に道具は使わず手で食べるから骨を除けれる民族=アフリカ
c. その中間は道具は使うけど器用に骨は取れなくて、かといって手では食わない民族=その他色々の国々
これでcでは売れなくて、aとbでたくさん売れるという。
この学びは大きいと思う。あらゆる業種に応用できると思う。