比較的安全で美味しい肉まんのススメ。
この季節になると食べたくなるのがホカホカの肉まん。
子供の頃から大好きで、ずっと食べていますが、ある時を境に「体が受け付けない」というか、味やにおいがダメになってしまいました。
どこのコンビニでも売られている肉まんピザまんカレーまんはもとより、スーパーでいちばんよく見かける某大手有名パンメーカーの2個入り、4個入りのアレが、突然まったく口に合わなくなったのです。
もっとストレートに言うなら、添加物の味や薬品臭に体が拒絶反応を起こしたらしいのです。
これは花粉症のように、長年の蓄積からある日いきなり拒絶反応として現れたものだったのか、はたまたメーカーによる価格維持目的の原材料の品質劣化が原因だったのか?
そこまでは分かりません。
今にして思えば、当時のわたしは自分のその日の体調や、胃腸の病気のほうをまず疑い、その後も添加物よりも、消費期限や保管状態なんかのほうを気にしていた気がします。
ようするに、その後もしばらくは普通に食べ続けたわけですが、当然そのうち気がつきます。
体調も問題なく、アレルギーも消費期限も保管状態も大丈夫。
だったら原因は何?
普通は誰でもそう考えますよね?
大好きな肉まんなのに、頭で想像している肉まんとは違いすぎるにおいと味、後味、何より食べると“めちゃ不味い”わけですから。
見た目は美味しそうでも、実際に食べてみるとそのあまりの落差に、一時は「もう肉まんを食べるのを諦めよう」とまで思いました。
だって、比較的安全だと思われるデパ地下あたりの専門店の肉まんは、どうにも口に合わないんですよね。
高品質なんだろうけど、サイズがデカすぎたり、皮の部分がやけに厚くてしっかりしすぎていたりと、イマイチ好みじゃない。加えてデパ地下だから価格もそれなりに高い。
だからといって、添加物フリーを謳う商品なら絶対に安全で美味しいかというと、そんなわけないですしね。
もしそんな肉まんがあればとっくにブームになってるか、ネットで騒がれているはずです。
そもそもスーパーやコンビニ系肉まんと、中華料理店系の本格肉まんは別系統というか、ちょっと違いますよね?
で、諦めようと思いつつも諦めきれずにしつこく探していたところ、拒絶反応を起こすことなく食べられる美味しい肉まんを見つけました。
それがこちらです。
ヘッダーの肉まんもコレです。
メーカーは井村屋さん。パッケージを見れば一目瞭然の冷凍食品『ゴールド肉まん』です。
某大手有名パンメーカーの常温の商品よりも小ぶりで、そのまま電子レンジにかけられる個包装タイプ。
実際の大きさがわかるように一緒に写っているのは、3個パックサイズのシーチキンの缶詰(70g)です。
肉まんはこの個包装のまま電子レンジで温めるだけで、レンジ専用肉まん蒸し器も、中身を取り出して水で表面を濡らしたりする手間もいりません。
失敗しないポイントは、電子レンジに入れる前にパッケージ表面に書かれた文字を熟読すること。
加熱時間をオーバーすると皮の部分が固くなるし、加熱後にそのまま1〜2分蒸らすのですが、これも長すぎるとコンビニの売れ残り肉まんみたいになるので放置しすぎは要注意。
ちなみに、
ゴールド肉まんの原材料はこちら。
ここを確認してから試してみたのは言うまでもありません。
この商品はかなり優秀ですよね。これ以上を望むなら、もう自分で手作りするしかない。
ついでに某サイトのお取り寄せランキング1位だった、同じ個包装の冷凍タイプの某肉まんの情報がこちら。
商品名、メーカー名などは故意に伏せております。
そして、どうしても買う気になれず、かといってスーパーで勝手に商品を撮影するのも憚られたので、ネットで探してようやく見つけた某大手有名パンメーカーの肉まんの原材料がこちら。
これは以前のわたしが大好きだった、しかしある時から拒絶反応を起こすことになった肉まんの情報です。
じつは、このメーカーのサイトには、栄養成分表示はあっても、なぜか原材料の表示はどこにも見当たりませんでした(⁉️)
また、原材料やパッケージ裏面の画像を表示していることの多い大手通販サイト(AとかRとか)の商品ページにも、この商品の原材料は掲載されていませんでした。
察するところ、こういう写真を載せられたり、記事を書かれたくないのかもしれません(個人的な意見)
が、わたしはここでこれ以上この商品の添加物や、メーカーの方針について意見するつもりはありません。
この商品が大好きで、今現在なんの問題もなく食べているのなら、大きなお世話と、自分の判断でご自由にお召し上がりください。
体質や添加物の許容量には個人差があるし、食べる量や頻度もさまざまだからです。
さて、肉まんに限ったことではありませんが、昨今では添加物の危険性や弊害は気になるところです。
そうでなくてもスーパーにはいろんな理由で添加物を使った商品が溢れています。
自分が口にする食品にどんな添加物が使われていて、それがどのような目的でどのくらい使用されているのか、危険性はどの程度なのか、調べることが可能ならばきちんと把握した上で食べるべきだと思うのです。
この「把握した上で食べる」という部分が重要で、添加物は一切ダメとか、自然食品に限るなど、極端にはしるのはあまり感心しません。
何故なら「添加物なしだと思われる商品にも表示義務のない添加物は含まれている可能性がある」からです。
だからタイトルに『比較的安全』と入れたわけで、わたしは『安全で美味しい』と思うけれど、万人にとってそうだとは言いきれませんからね。
他にも「たまにしか食べない」という選択肢も悪くないでしょう。
短期間に量を多く食べれば、同じだけ添加物もまた多く摂ることになります。とうぜん拒絶反応なども出やすくなるわけです。
たまにしか食べないからこそ、次に食べるまでに完全に代謝されて、結果的に何も気にせず食べても問題なかったりする可能性も考えられます。
だいたい添加物をとことん避けようと思えば、自分で手作りするしかないけれど、そんなの赤ちゃんの離乳食でもないと無理でしょ?
しかもそこをこだわると「じゃあ原材料の野菜に使われている農薬は?」とか、調味料や添加物の素材や原料まで気になってくるわけで、どこまで行っても終わりがないし、何を食べていいのかわからなくなりますよね?
あんまり神経質になると疲れるし、
個人的にはそっちのほうがよほど体に悪そうな気がします。
なので、カラダに悪そうな添加物は意識して控えるとか食べる頻度を減らすとか、「ひと手間かける」のはどうでしょうか?
例えば、添加物のカタマリと言われるハムやソーセージの加工品だと、なるべく添加物の種類が少ないものを選び、それをさらに一度茹でてから調理することで摂取量を減らすなどがそれです。インスタントラーメンの麺を茹でた湯は捨てるというのもよく聞きますよね。
面倒ですが、そういう手間をかけてトータルで食品添加物の摂取量を減らすという考え方もアリだと思います。
そうすれば、そのぶん添加物を気にせずに肉まんを好きなだけ食べることができますよね。
肉まんもハムやソーセージと同じで、添加物の多いものや少ないもの、妙に塩分が多いもの、やけに脂肪分が多いものと、価格もパッケージの裏面の表示もさまざまです。
見た目は同じように見えても、メーカーによって使用されている添加物も量も千差万別です。
どこがどう違うのか、食べ比べてみることで発見や、わかることがあるかもしれません。
機会があればぜひお試しください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?