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第45回 テラスドア位置に筋交いが通っていた
上のタイトル写真は、工事前の雑然とした母屋キッチン。全体に暗くあまり好きな場所ではなかった。これからは、人が集まりたくなるようなスペースにしたい。それもあって、窓の先の狭い敷地に東屋のようなスペースをつくり、キッチンから直接そこへ出られるようする。そこでは洗濯物を干したり、椅子とテーブルを置いてくつろげるようにするつもり。そのために、窓の横(下のパース図で奥の窓の右側)にテラスドアを設置する計画だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1737442755-heD9nOtLaJmy4rExZqSg62GY.png)
ところが、9/18の打合せ時に建築士からそれができなくなったと言われた。テラスドア設置位置に筋交いがあることがわかったので、そこに設置できないという。土壁で覆われているので、筋交いの存在はこれまでわからなかった。図面も残っていないので、こういうことも起きるのだ。
下の断面図で、右側の緑の点線で斜めに描かれているのが発見された筋交い。2スパンにかかっており、テラスドアと完全に重なっている。筋交いは強度を保つために必要な構造材なので、なくすことはできない。
![](https://assets.st-note.com/img/1737443321-5NVYt9sKPlgmXQqjnL81Apfw.png)
そこで2案が提示された。
1案)窓を撤去し、そこにテラスドアを設置する
筋交いはそのま維持される。窓がなくなるため、日照や風の出入りがどうなるかは不安。窓撤去のため、約6万円追加費用発生。
![](https://assets.st-note.com/img/1737443277-Q6TMRFBZ5dfyrNEg4ix8mc2u.png)
2案)筋交いを1スパンに付け替える
既存筋交いは2スパンだが、それを1スパンに付け替える。強度に問題はないことは確認。そして空いた1スパンにテラスドアを設置する。追加費用は約11万円。
![](https://assets.st-note.com/img/1737443443-pvMBP4ZldeQzwukmqsL7ToWJ.png)
以下は、1)窓無し案のパース図。(垂れ壁なし)
![](https://assets.st-note.com/img/1737444020-FnhsDHKe3lkX1cLbVMPONgGR.png)
当初計画になかった吹き抜けができたので、採光は良くなる。そこでキッチンの窓をなくしテラスドアだけにしても、ドアガラスを透明にすれば採光は問題ないと判断した。また、風については、テラスドアを開放可能なものとし、さらに網戸を設置すれば風を常時通すことができるだろう。そういう仕様のドアがあったため、1)案に決定。
そうして、以下写真のようにテラスドアは設置された。
タイトル写真とほぼ同じ位置から撮ったもの。ずいぶん変わったものだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1737600575-42mxPgbDQjuop7JV8HCfZ9Sq.jpg?width=1200)