第44回 キッチン吹き抜け上部(ワークスペース)の窓開閉をどうするか
8/31の打合せの時、建築士に2階ワークスペース窓開閉問題への提案を依頼したところ、早速9/2の打合せで3案が示された。なお前提として、既存根太は残すことにした。安全面と、それなりに古材で味があると思うからだ。
パターン1)窓がある東側半分(緑の部分)に格子状のエキスパンドメタル(タイトル写真参照)を敷く
エキスパンドメタルは、人が歩く分には強度に問題ない。光や風も、さほど遮ることはないだろう。ただ裸足で歩くと、隙間に指が挟まってしまうリスクが全くないわけではない。安全のため全面に敷く選択肢もあるが、最小限に留めたい。
パターン2)既存根太に交差するように新規根太を追加設置
窓の下まで追加の根太を渡しても、ここを歩くのは不安だろう。僕は歩きたくない。
パターン3)吹き抜け部分には手を入れず、2窓は閉めたまま。南側の小型引き違い窓を撤去し、横滑り窓に変更。それにより風が通る量を増やし、1階窓へと抜けさせる。
吹き抜けの見た目はこれが一番いいが、やはり二つの窓を閉め切るのは避けたい。できるだけエアコンは使わないで済ませたいと思っているので、風は最大限活用したいのだ。なお、この2つの窓は以前はすりガラスだったが、今回透明ガラスに入れ替える。
費用は安い順に、2→1→3。
●結論:消去法で、パターン1することにした。カウンターの下をくぐってエキスパンドメタルの上を(下にキッチンを見ながら)歩き、窓の開閉を行う。エキスパンドメタルは半分しか敷かないので、残り半分を歩かないように注意が必要だ。(タイトル写真は、施工後のエキスパンドメタル。梁と根太も見える)
実は8/31の打ち合わせ時に、窓にたどり着くまでを細かい格子状の床にして、風や光が通るようにできないかと僕からアイデアを出していた。それは、下の写真で上部斜め方向に見える格子状のパネルをイメージしていたからだ。この棟は小さな三階建ての書庫で、三階窓からの日差しを少しでも多く下の階に届かせるために、三階床(狭い廊下みないなもの)にこの格子パネルを設置した。
なお、契約時からの主な変更点は以下。結果として43千円、契約時時より安価になった
・吹き抜けなしで、2階は全てワークスペース →吹き抜けあり、半分エキスパンドメタル、ワークスペースは3/5に縮小
・ワークスペース床は小上り+針葉樹合板 →全面桧無垢フローリング
・ワークスペース本棚w1940mm →1030mm
・内壁は塗り壁 →桧合板
・ガスコンロ仕様 →IHコンロ仕様
ガスコンロでは不燃材使用規定から、キッチンに垂れ壁(上の全パース図には垂れ壁が描かれている)が必要になる。また内壁は合板不可で、不燃塗料を塗った壁しかできない。さらに吹き抜けにすると、その規定が2階ワークスペースにも適用されてしまう。ガスコンロを希望していたが、こうした事情で泣く泣くIHコンロに変更。ただ、老母が使うならIHコンロの方が安全だとは思う。