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1997年3月 イタリアあんがいほの暗い4

【まとめ】今日は完全にローマの名所を攻めよう! と開き直ってふたりであちこち回ってみた。有名どころとか、普段の街並とか、猫とか。

3月8日(土)

6:00頃 起きる
ホテルの窓から見える通り。桜が咲き出していた!
そして縦列駐車は相変わらずでした。

朝食後、早速ふたりでお外に。Nとの二人旅ではたいがい、しっかりもののNが大雑把に行きたい所を見つけて調べておいてくれて、私がついて行く、というパターンで、今回もそんな感じです。あっ、イタリア着いてからほとんどそうだったけどね。

街なかには露店もいっぱい。

果物、どうだい?
オレンジ、アーティチョーク、リンゴ
このトマトを買って食べてみた。酸味が少し強いがみずみずしい。

行った先。
Euclideから電車と地下鉄でBarberiniまで。トレビの泉経由でコロンナ宮見学。

スペイン広場(スペイン階段)Scalinata di Trinità dei Monti

観光客がものすごし。
当時でも、座るの禁止、って言われていたような気がするがこれでは座る余地もないので安心ですね。

トレビの泉Fontana di Trevi。わー水だー、って多分月並みな感想は述べたかとは思う。

コロンナ宮(美術館)ではティントレット、ヴァン・ダイク、ボッスも1枚あった!座っていい椅子わるい椅子混在、大理石の階段に大砲の弾1個、床にヒビが入ったまま。なかなか楽しめた。


トラヤヌスの市場Mercati di Traiano Museo dei Fori Imperiali、通りかかっただけかも。遠景のみ

このあたりで、やっと有人の栗売りにも遭遇。念願の焼き栗を買えた。

天津甘栗の偉大さを知る。くらいには素朴な風味でした。でもふたりしてリスのようにチマチマむいてもぐもぐ食す。

フォロ・トライアーノ(トラヤヌスのフォルム)

この近隣で国際婦人デー関連のデモをやっていた。

そしてバレーボールらしき遊びをする人々も。

フォロ・アウグスト(アウグストゥスのフォルム)Foro di Augusto、

こんな切符があったのね。入場料払ったんだっけ?
お花の咲いている柱。

そしてNは次なる行先を調べてくれる。ありがとうNどん。(この当時はスマホなんて一般的ではなかったのさ。ガイドブック助かる)

フォロ・ロマーノForo Romano
爽やかな風が松並木を吹き抜ける。あれ、ほの暗くないぞ。
ほぼ無人地帯。

遺跡の上には青空。

残り柱には花。

石垣にはトカゲ。

そしていたるところに猫どん。

少しご機嫌ななめ
こちらの方は上機嫌。
ボッティチェリの『春』にさりげなく紛れていそう。

オレンジは、柵に上って採っている人がいた。物好きな旅人か食うに困った地元の住人か管理人か行商人かは判明せず。

ペンギン、遠景を堪能す。

パラティーノの丘からはサンピエトロ寺院らしき屋根がみえる。風が心地よい。
パラティーノ丘からヴァチカン方面を眺める。

丘を降りてコンスタンティウスの凱旋門、コロッセオに出る。
一昨日の夕食をご一緒した現地ガイドのSさんが、コロッセオでおしごとしているという話を聞いていたので、ちょっと見に行ってみようということになった。

そしてご飯を食べる。

メニューはウサギ肉ロースト、ポルチーニ入りパスタ、アーティーチョークの焼いたの。初めての味ばかりだったが、特にウサギ肉が絶品だった。ごめんウサギ。
アーティーチョークは肉厚の葉っぱ?を一枚ずつはがして食べる。ちょっとホクホクした感じで味が濃かったせいかクセはなかった。パスタはポルチーニ初体験(ピザに入っていたかもだけど)だったが、Nお勧めとあって勇気をもっていただく。これも独特の香りがあってとても美味だった。

コロッセオColosseo

いつもペンギンでごめん(ペンギンに謝っている)。
広告を引っ張る飛行機みかけてニンゲンに戻る。

やはり近隣には猫どん多し。人が多いせいか、フォロロマーノより警戒心が強そう。

忙しそうに働くSさんを見つけた。

Sさんに挨拶してから、今度はコロッセオの中に入ってみる。

全然知らなかった素人なんだが、まるっきり床が抜けていて(?)びっくり。
ものすごく血なまぐさい場所だったにも関わらず、今ではからりとした風に吹かれて、爽やかな観光地となっていた。
またSさんに会う。せっかくなんで夕飯一緒に、てことで20時ホテル前集合となる。

観光用馬車控えの場

帰りがけにおみやげ物を買おうとうろつきながら観光。
ビジュアル的に一番ガツンときたお店がこちら。頭上がこんなで、

入口はヒキョウなことにわんこが寝ている。

お土産に乾燥パスタも色々買う。ショートパスタも形が様々で、可愛い物も多かったが、何だろうこの形?というものもあった。もしかして男性のたいせつな部分を形どったものかも……みたいなのとか(幻を見たのかも知れない、本当はトンボさんだった、とか?)。

当時の仕事がら、街のガソリンスタンドが気になっていたので、つい写真を撮ってしまう。
たいがいこじんまりした施設で、店構えが無きに等しい。
路上になんとなくある感じ。

前の車は客ではなく、単なる路駐。
高いのか安いのか分からない……
ここもシンプル。

ちゃんと確認していなかったが、もしかしてセルフが基本なのかなあ、と今さら(記事を書いている現在)気づく。
Sさんだったか、給油しながら煙草吸う人もいる、と言ってたし……くわばらくわばら。

お花屋さんに春を感じる。

St.Pietro in Vincoli教会。Michaelangeloのモーゼ像あり。手足大きく力強そう。ロダンにつながるものを感じる。脇の礼拝室、マリア様をまつってある小室が美しい色合い。

出てからカヴール通りに抜けmetroでSpagnaへ。近辺を回る。
歩き回って暗くなってくると、やっぱりローマって、ほの暗いイメージ強し!と勝手に思ってしまう。
仄暗い、というより光と影とがくっきりしていて、光がまばゆい分だけ闇も濃いのかも。

そんじょそこらのバス。
そしてピーマン的ゴミ箱。

Barberini駅からmetroに乗って結局ホテルに着いたの20:30。Sさんはすでに到着していた。すみません。Sさん運転の車でトラステヴェレ方面のレストランへ。三人でPizza他色々食べて少し散歩して二軒目にバー寄る。帰りはSさん親切にホテルまで送ってくださった。また何かと話が弾んだらしく(記憶があまりないが聞いた内容はメモっていた。個人情報まみれなんで割愛)、部屋に入った時にはなんと0時を回っていた…

本日も無事に宿に帰着。明日はもう帰らねば。

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