1989年8月 車で岡山と倉敷美術館めぐり 02(滋賀少し・終)
【まとめ】岡山でもうひとつ、オリエント美術館を見てから、まずは鷲羽山へ。初の瀬戸大橋見学。倉敷ではちょっと奮発して素敵な宿を予約していた。美術館巡りと街散策後のお食事も素敵、と思ったらニュースに驚きそそくさと部屋に。
※写真が少なすぎて、またもやヘッダーをお借りしました。ありがとうございます。
8月10日(木) 晴
8:00前 起床
9:00前にホテルを出て軽く朝食。300円。
まずは岡山オリエント美術館へ。200円。
ビザンティンのタイルがとても良い。動物の画がかなりこわい。
二階には明るいフロアがあり、真ん中に水盤、しかもちゃんと水が張ってある。静謐の中、水音が響いて気持ちよい。
作品の解説がなにかとふるっているし、小ぎれいだし、ちんまりとしているが平穏そのものの美しい空気に満ちていて、近くなら何度でも訪れたくなりそう。
10:30頃 岡山市街を出る。
国道30号→430号→県道22号(21?)で鷲羽山の展望台へ。
レストハウスで刺身定食1000円。これが思った以上に新鮮で美味しかった。イカの刺身も全然臭くない。
瀬戸大橋を眺める。景色はけむっている。
スカイラインでは他の車にほとんど会わなかった。松が多く、所々、水島の泡のようなコンビナート群が見られる。
14:30 倉敷着。アイビースクエアにチェックイン。
元・クラボウの工場があった場所と聞いていたが、跡地にホテル、レストラン、工房、美術関連の学術館など作ったらしい。別世界。ツイン夕食朝食付24709円(当時にしては、かなり奮発していた)。
チェックイン後、さっそく大原美術館へ。500円。
本館は、エル・グレコが圧巻だった。
別館にも、サム・フランシス、イヴ・クライン、KYちゃんの愛するジャスパー・ジョーンズなど並んでいた。
美観地区にあった黒板に白墨の案内。達筆すぎて思わず写真に撮る。
銀行?
倉敷蜷川美術館。狭い館内に所せましと並べられている感があった。説明もちょっと見づらい(ギリシァ・ローマ関連だったが何を見たか記録なし)。
(2024.8当時のメモ帳が見つかって、こちらに行っていたのが判明。市立美術館ではなかった…市立美術館さんすみません)
街なかを歩く。ここの場所だけ切り取られてそのまま時代から残されてしまったかのよう。
しかしこの通りの裏は普通に自動車が走っていて、現代の生活の匂いがした。
ホテルに戻り豪勢なディナー、と思ったら、なんと部屋のドア下に新聞の号外がはさまっていた。
当時世間を脅かしていた東京埼玉の連続幼女誘拐殺人事件の犯人逮捕、と。
せっかくのディナー、よって何を頂いたのか全然記録&記憶なし。
さっさと食べて部屋に戻り、テレビの速報をずっと見ていた記憶がある。
あー勿体ない(今にして思えば)。
KYちゃんが美術館で見つけたチラシに、滋賀県立美術館の案内があった。
なんと、KYちゃんのどストライクゾーンの企画をやっていたでは。
「もち、ジャスパー・ジョーンズもあるね!」と目を輝かせている。うん、私もけっこう好きだよ。
せっかくなので寄って帰ろうということになった。
8月11日(金)
起床時間不明。チェックアウト時間不明。
倉敷発。ニュースのせいもあって十分に倉敷の空気に浸れなかったような。
まあそんなこともあるよね。
滋賀県立美術館は、多分すぐ近くまで高速で行って、琵琶湖の南の少し小高い丘を登った記憶がある。
気づいた時には美術館着。
もちろん戦後アメリカ絵画、堪能しました!
若いふたりは長距離ドライブなんてなんのその。
旅の思い出に花が咲きつつ、気づいたら故郷着!
お疲れさまでした。