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2017.09. 静岡県浜松市・龍雲寺 金澤翔子書「般若心経」他 そしておまけに方広寺の書

唐突ですが、あなたは何を心のよりどころに生きてますか?
私は案外、よりどころというものがない。というか、ずっとフワフワと生きている気がするなあ。

そんな中、ふと小耳にはさんで訪れたのがこちらのお寺・浜松市龍雲寺。
金澤翔子さんによるどでかい般若心経が拝見できる、と聞いたので家族と訪れた。

佐鳴湖畔にあるお寺。

入ってすぐ、居住まいを正すような大きな円に出迎えを受ける。
書道の世界では円相というらしい。
(2024 そう言えば、大河ドラマのどうする家康でも元康婚姻の今川邸でも円相の書があったような記憶が。記憶違いならすみません)

入ってすぐの堂々たる円

金澤翔子? どんな方? という方のためにホームページ見つけたので下にご紹介を。

書家として活躍される、まだ40前のダウン症の女性。我が家にも同じダウン星人がいるので気にはなっていたが。
書は豪快にして繊細、というイメージだった。もちろん文字も上手いとは思うが、とにかく、バランス感覚に優れている。

天を蓋(おお)い、地を蓋うこと。
衆生に本来備わっている心の光が
天地に遍満していることをいう、とのこと

蓋天蓋地の間から廊下を挟んで、般若心経の広間がある。

ここでは文字の圧よりも、文字が創り出す空間の広さに驚愕した。
「空」が可視化されたという感がある。

お寺は案外とモダンなつくりで、今どきなものも何かととり入れていたのだが、そこがむしろ「温故知新」を地でいっているようなすがすがしさを感じる。

お寺から上っていってみえた佐鳴湖

この時期、それから二週間もしないうちに今度は友人を誘ってまた、このお寺に行った。うん、何度訪れても心洗われるようだったよ。

そう言えば、少し経ってからやはり遠州の方広寺を訪ねていった時のこと。

ここでも、金澤翔子氏の書に出あったのでした。
これがまた、素直に太くて好き。

記事を書いている今げんざい、何かとまた、迷うこと多く、またまた金澤翔子氏の書を拝みに浜松まで出かけてみたいと思う日々なので、あった。


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