大学の研究結果の情報をネタにしている動画インフルエンサーについて

毎回5000字ぐらいの内容を書いてますが、日ごろ動画を観ていて思った事を今回書いてみました。

日本で結構有名な動画インフルエンサーが書籍を読み漁って、各国の大学の研究結果をネタにして配信している人たちがいるが、外国の大学であることが多く、世代、人種、文化、バックグラウンドなどの違いにより、必ずしも日本人に当てはまる内容ではない可能性があるということと(欧米の統計、研究結果であれば、アジア人の日本人に当てはまる率は低いかもしれません。)、対象者も老若男女同じ比率で各地域での人数ではないので、あくまで対象に対しいての研究結果ということで、絶対ではないということ、心理的な研究であれば細かく言うと各自対象者の育った家庭環境や、地域性などによっても違ってくるので、統計学的に考えて、より正確に研究するのであれば、世界各国、すべての地域、環境からの老若男女を同じ比率の人数で研究するべきだと思う。
日本人を対象にするのであれば、47都道府県、すべての市町村で同じ比率の経済背景、老若男女の人数で研究するべき。各海外の大学の研究結果は環境や対象者の状態がちがえば、違う結果が得られる可能性があるので、1例として取り扱うべきだと思う。研究結果を”こうなんですよ”みたいな感じで、実しやかに伝えている動画インフルエンサーには要注意。動画配信者自身も大学教授とかで、自分の身の回りでも複数人募って研究してみた結果などがあるのであれば、比較してほかの大学の研究結果と同じ結果が得られたのであれば、まだ信憑性が高いと思うが、たいていの大学研究結果をネタにしている動画インフルエンサーは書物を読み漁って得た知識をそのまま自分なりの言葉にかえてまとめて動画配信しているだけ。(中には個人で同じ結果を得られるかを実施したりしている人もいるが、その人個人の一例にすぎないので、万人に理論が当てはまるということにはならない。)
興味はあっても自分で書物を買って調べるまでしない情弱者対象の動画配信。書籍の販売案内リンクを詳細欄に貼ってもそういう視聴者たちはリンク開かないし、まず買わない。研究結果の書物読んだ動画配信者の動画で簡単にまとめた知識を手っ取り早く手に入れたいだけ。
書籍を出版する場合は価格帯(儲けを計算に入れた売値)により文字数の規制があるため、例えばまとめたら100頁で収まるところをいろいろ単語や表現をかえて規定の文字数に合わせるので、ページ数が上増しされて、解り辛かったり、無駄なところが多い。儲けを考えたらページ数に見合う売値にしなければ、売値に対してページ数が少ないと感じたら相当なカリスマ性がある著者の本か、著者のファンでなければ、消費者は買わない。洋書の翻訳書であれば、海外出版社から権利(ライセンス)を買って翻訳して販売、なおかつマージン取らないといけないので、意訳で翻訳して文字数などを稼いでページ数多くして、高く売る必要があると思う。

動画配信者がその道の研究家、専門家ではないのであれば、配信した動画の情報が必ずしも絶対ではない(書物やメディアから得た知識をまとめて配信してるだけ)ということをわかっている上で動画を観たり、楽しんだりするのはよいと思う。

私が専門性のある知識系動画配信者の動画を観る時に気を付けていること。
いつの情報で調べた情報元はどこか。
・セオリーや論文などはその時はAだと信じられていたことが、後になって実はAではなく、のちの調査や研究でBだということが判明したなどの内容は少なくないから。
・信用できる機関(機関の情報開示もしている)からの情報かどうか。
同じ情報内容を複数のソースから調べているか。
・Aという情報元から得た知識が間違いないか、信憑性のあるものか確認、比較するため、ほかからも情報収集。
配信者は何者か。
・どこの誰(本名明かさずとも、動画の専門性に関する経歴は明かしている)で、どういう専門性のある知識の提供、情報収集をしているか。
・例えば栄養学系の動画を流していたとして、配信者は関連する専門家(栄養士など)なのかどうか。現役で専門職に就いているか。
視聴者へのアドバイスについて
自分の価値観ではなくて物理的な裏付けが有る上で”こうしたほうがよい”というコメントをしているかどうか。”こうするべき”と強要していないかどうか。※視聴者が動画配信者の言う事を信用して実践して間違いだった場合、失敗した場合、責任とれるのであればその限りではないですが、本名や顔を明かしてないような動画配信者なら責任は取らないでしょう。偉そうなこと言うようで申し訳ないですが、言葉を選んでアドバイスされたほうが良いと思います。被害を被った人が多く、苦情を動画配信サイトに通知した場合、状況により最悪、動画配信サイトから動画配信をBAN(禁止)される可能性あるかもしれません。法律のことや配信サイトの規約まではそれぞれ違うので、調べる必要がありますが、法的に引っかかるようなことであれば、罰金等も発生してくるかもしれません。

上記あくまで私の思った事を書いてみました。共感できる方は”スキ”をいただければ嬉しいです。

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