絶対猫から動かない
それは、またブログというツールが流行ってた時代。
“ 私の時代は終わった” という人気ブログがあった。
記事の中で私が一番気に入ったのが、“見てない映画を勘でレビューする”というタグの記事だった。
中でも“幻の貞子 3 D” がすごく面白かった。
私は“リング”一作も観てはいなかったけど、ブラウン管テレビ&VHSから始まりワンセグまで対応した貞子ちゃんのバイタリティと呪う気持ちの熱さに感銘を受けた。その日を境に貞子ちゃん推しとなった私はTwitterをフォローし、いいね!を押す日々を送った。
未だに作品は“貞子3D2”しか観ていない。貞子ちゃん、ほとんど出なかった。
今でもその記憶はやや黒に近いダークな色合いの歴史として燦然とくすんでいる。
私も読んでいない本の感想を勝手な憶測で書いてみようじゃあないか!
早速北区図書館から新井素子の小説を借りてきた。タイトルは『絶対猫から動かない』上巻
何が猫から動かないのだろうか?推し動物だろうか?
私の知る限りもとちゃんは激☆猫推しである。ちなみに旦那さんはもとちゃん以上の猫推しだ。
子猫がベットの上にあったティッシュの箱からベットに落ちただけで、もとちゃんに獣医に連れて行かせた親バカだ。
知る限りもとちゃんが犬派になったことはない。(多分)
もとちゃんが“猫から動くこと”はないと思うが、そういう話で合っているだろうか?
ジャンルは何になるんだろう…新井素子といえばやはりSFだろうか。猫が出てくるSFってどんなだ( ̄△ ̄)
『いつか猫になる日まで』はSFに該当すると思うのだけども、昔のことなのであらすじを何ひとつ思い出せない。好きだった話なのに!ポツポツと思い出すエピソードは何故か『宇宙魚顛末記』とか『おおきな壁の中と外』とか、違う作品ばか…ん?このラストは…違った、『ネプチューン』だな。
忘れてしまったわ。
そう言えばもとちゃんは心理サスペンスというか ホラーを書くことも多い。
猫はホラーに合うと思うし、その可能性も高い。碁盤の角で頭を打ったがその真因は足元に猫が!とかあった気がする。
また、もとちゃんはファンタジーだって書くのだ。異世界に迷い込み世界を救うことになったりとか、アニメ映画観に行ったぞ。
…ダメだ!一切想像がつかない(´Д`)
貸出期限内に返さなければならないので、大人しく本を読むことにしよう。
新刊の『定年物語』の予約順が回ってくるまでの間に、後編まで読破してしまいたい。
どうやら私は、タイトルからあらすじを生み出す創造力すら備わっていないようだ。
「将来の夢は小説家!」と公言していた小学生の私に合わせる顔がない(×_×)、なあ。
今でも自分の書いた文章で喰っていきたいという夢、捨てきれずにいるんだけどね。
人生、欲しい物は手に入らないものなのかもしれない。けど後数十年は生きるかもしれないし、捨てずになんか書き続けよう。