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備忘録ー京都

あまり旅行をしないのですが、でもやっぱり旅行をしたら思い出を残したいもの。

自分自身への「備忘録」として出かけたときのことを書き留めていきます。

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今回は、京都・兵庫です。

8月に訪ねました。

「京都」と聞くと、嵐山や祇園とか京都市内などの内陸部を思い浮かべるかもしれませんが、兵庫県にかなり近い日本海側に行きました。


天橋立

松島、宮島と並んで日本三景とされています。

私は宮島には行ったことがあるので、もう2箇所もまわったことになります。

砂州でできた地形で、松が5000本も植わっていると言われます。

《「砂州」って?》

砂州とは、砂嘴(さし)が発達したものです。

砂嘴とは、海岸と水平に流れる沿岸流により、海岸部に流れ出た土砂が海岸に沿って堆積し、鳥のくちばしのようになった地形のことです。

さらに土砂が沿岸流によって運搬・堆積した砂嘴は先端部が伸びていき、入江が塞がれた状態のことを砂州と呼びます。

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天橋立付近に到着。

「天橋立ビューランド」では、リフトもしくはモノレールで山上から天橋立を望むことができます。

行きも帰りもリフトを選択しました。

(実は死ぬほど暑かったんですよ……。もうサングラスしていないとリフト乗ってられないし、マスク着用しないといけなかったので辛かったです…。)

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▲リフト
スキーのリフトと同じ。
《四大観とは》

天橋立は東西南北から眺めが異なると言われます。

私が行った「天橋立ビューランド」は飛龍観と呼ばれる、南側からの眺めが見えます。

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▲飛龍観

北からの眺めは、股のぞき見と呼ばれますが、ビューランドでも股のぞきができる場所があります。

ちょうど、立って足を開いて前屈する感じで写真の景色を逆さに見ると、松の木が生えている緑の部分が、龍に見えてきます。

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ビューランドから下って、天橋立を歩いてみます。

モーターボートや遊覧船などのサービスがあり、天橋立と陸地の繋ぎには廻旋橋(かいせんきょう)という船が通るたびに90度旋回する橋があります。
私が行ったときは一度も回っていませんでしたが……

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▲廻旋橋から

天橋立を実際に歩いてみると、砂州なのに“イメージよりもしっかりした砂州”だと感じました。

私の中では、(天橋立は海流の関係から近年削られて縮小していると聞いていたので)ビーチみたいな砂を歩く、みたいなTHE・砂州を想定していました。

というのも、アスファルト?のきちんとした道があり、徒歩だけでなくレンタサイクルでも楽しめます。

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▲手前の道がずっと続く感じ。

もちろん、アスファルトで覆われていない砂の部分もあります。

この時期は監視員は設置されていませんでしたが、遊泳可能だったのでビーチで遊んでいる人もいました。
天橋立付近の海は非常に綺麗で、橋から見下ろすと魚もたくさん泳いでいました。

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▲綺麗な海
《天橋立とあさり》

天橋立周辺には、あさりを使った料理がたくさんお店に並んでいます。

私も、昼にあさり丼をいただきました。

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▲こんなにあさりが入ってるとは思ってなかった。

天橋立はあさりの名産地だそうで、今も冬以外はあさり漁があるらしい。

でも考えてみたら「魚」ではなく「貝」で推すのってすごいですね……なんていうか…「あさり」だし……平凡に見えるものをブランド化して客寄せするのって難しそう(disってるわけではない)


久美浜

天橋立から西へ1時間ほど移動して、久美浜町・蒲井へ。

結論から言うと、本当にここはビーチくらいしかありません。
(あとはカンツリークラブがあるのでゴルフとか)

ガードレールも何もない、海がすぐそこの道路もあって「冬の日本海は荒れるだろうに、今この季節で道路にジャバジャバ波が押し寄せてて大丈夫なんだろうか……」と心配に思うほど海が近いです。

ポニョ

▲冬はポニョのシーンみたいに道路が荒波に襲われるんだろうか……

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▲Googleマップのストリートビューだとこんな感じ。
https://www.google.com/maps/@35.6083835,134.8925034,3a,75y,78.43h,78.99t/data=!3m6!1e1!3m4!1sLwy6n_NjgBng5jWmz1GQGg!2e0!7i13312!8i6656

でも、そのビーチが綺麗です。天橋立よりずっとずっと綺麗で澄み渡った水です。

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▲蒲井浜海水浴場

ところどころ磯があって、そこに魚が集まっていました。
また、砂がとても細かくてサラサラで、普段砂が嫌いで裸足で歩かない私でも全然余裕で歩けました。

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▲フリー画像で「海」って検索したら出てくる画像みたい。

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《久美浜と牡蠣》

久美浜は砂嘴によって日本海と隔てられているため、牡蠣の養殖に向いた環境です。

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▲「カキ小屋 食べ放題」の文字が。ここまでくると怪しく見える笑

実は秋〜冬にかけての牡蠣は養殖ですが、夏だったので私は天然の岩牡蠣を食べることができました!しかも生!

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▲うまそ〜〜(うまかった)

いや、さっきは「ここはビーチしかない」って言ったんですけど、あれは嘘です。前言撤回…!
久美浜は海の幸がおいしいです、あと果物も栽培されていて(梨とぶどうを食べました)それもおいしい。

冬はカニがおいしいんだそう。
ただ、カニは久美浜で獲れるわけではなく、多分近くの香住とかからもってきたものなんじゃないかな。


玄武洞公園

2日目は、兵庫県・豊岡へ移動。

事前にちょこっとだけ玄武洞について調べていると、「中には入れません」との情報が。
え????
まあ、コロナ対策で今は立ち入り禁止なんやろな。

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▲玄武洞

と思いきや、ここは「洞」とつくものの、
洞窟でも鍾乳洞でもなく
ただの採石場跡らしい。

崩落の恐れがある(今もときどき石が落ちてきているらしい)ので中には入れないとのこと。

それはそうだ。死ぬところだった。
(ここで地学をきちんと勉強していなかったことがバレる)

ここも、天橋立の四大観みたいに中国の四神にちなんで「玄武洞」「青龍洞」「白虎洞」「南/北 朱雀洞」といくつかに分かれていて、有名なのが玄武洞らしいです。

あと、私たちが知っている「玄武岩」もこの玄武洞から来ている名前で、
玄武岩→玄武洞
ではなく、
玄武洞→玄武岩
という流れだそう。

《落ちない石…?》

青龍洞に、「落ちない石」として有名な石があります。

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▲赤い丸部分をよく見ると…

先ほども書いた通り、地震があったときなど現在も石が落ちています。

しかし、写真の赤い丸の部分にある、周りの石とはちょっと向きが違う石は「落ちそうで落ちていません」。
これが“落ちない石”としてメディアで紹介され、受験祈願のお賽銭が池に落ちていました。

暑かったけどガイドさんに色々教えてもらって勉強になりました。。。


豊岡・出石

玄武洞から移動して、お昼は出石そばを食べに行きました。

小皿に盛った皿そばを何枚も食べるのが特徴的で、薬味も大根おろし・ねぎ・わさび・卵・とろろと何種類もあります。

出石そば

▲家族で食べたのでお皿がいっぱい。

初めて出石そばを食べたのですが、とてもおいしかったですし、食べ方を覚えたのでなんだか教養を身につけた気分にもなりました笑

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そばを食べた後は周辺をぶらぶら。

出石そばの店がなんと多いことか。事前に店を決めておかないと何がなんだか分かんなくなるだろうな。

しんころう

▲奥には辰鼓楼(しんころう)が見える


寄り道

家に帰る途中、無性にエス コヤマのプリンが食べたくなりました。
(確かに旅行中は甘いものをそんなに食べていなかった気がします)

ということで、エスコヤマに寄り道。

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▲三田のパティシエ・エス コヤマ

ロールケーキとかバウムクーヘンが有名だけど、プリンが最強なんだよなあ……。

たまたまクリームパンも売っていたので、それも明日の朝食用に買って家に帰りました。(帽子パンみたいな形でバニラビーンズがたくさん入っていました)


最後に

玄武洞公園で家族が「ガイドさんをつけよう」と言ったときは、「このクソ暑いのによぉ……」と思っていたのですが笑、多分ガイドさんが言っていたことと同じ情報をネットで見たら、私にとっては無味乾燥とした情報でしかなかったと思います。

私も「京都」と聞くと内陸の方をイメージしがちで、北部の日本海側は「え、もう兵庫県だよね?それ」みたいなことを思っていたのですが、行ってみて初めて経験できることがあって自分の白地図に色が塗られた感じがしました。

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