2021年(令和3年)は最終回の年だったかなと
2021年(令和3年)が終わろうとしている。
そんな時に今年はどうだったかと振り返るものですね。
自分の好きなジャンルの話だと、最終回を迎えた作品が多かったなと思えました。
まずは、今年3月から公開された「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
テレビシリーズを含め25年以上、新劇場版シリーズでは14年も続いたエヴァンゲリオンのシリーズが完結した。
中学生の時から好きだった作品は感慨深かったです。
その時の感想は以前、記事にしましたので、そちらを
また完結した作品としては10月公開の「007ノー・タイム・トゥ・ダイ」でダニエル・クレイグが演じる007シリーズはラストを迎えた。
女性の007と言う可能性を見せる新たな試みをしつつ、ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドのストーリーの幕引きが出来たなとは思えた。
しかし、個人的にはラストバトルなのだから敵役はもう少し肉体派でボンドと直に戦って欲しかったなあと思った。
またシリーズラストとなったのは「シドニアの騎士」だ。
二瓶勉先生原作の漫画作品をアニメ化して、テレビアニメが2014年と2015年に、それぞれ12話の2期シリーズで放送された。
そのアニメ版「シドニアの騎士」が今年の6月に公開された「シドニアの騎士あいつむぐほし」でラストを迎えた。
主人公達の居るシドニアが敵であるガウナとの最終決戦を行うと言う展開
準備される最終兵器、必勝の作戦、しかしどれもがガウナが読んでいたような行動をしてしまう。それでも強行される決戦と言う熱い展開
Angelaが歌う主題歌「シドニア」が流れている場面で出撃する海苔夫がもう燃えるし、追い込まれたシドニアに切り札な兵器があって、それを使うギリギリの状況が燃えたり、この作品は主人公の人類である谷風と融合個体と言う生命体の愛情がテーマではありますが、個人的には燃える展開の良い作品でした。
終わり方はまさに主人公達の旅は終わり、新たな世代が旅立つと言う大団円での終わりで良かったですね。
漫画では速水螺旋人先生の「大砲とスタンプ」が今年1月の第9巻で終わりました。
月刊モーニングtwoで2011年から連載10年で幕を閉じた長い作品です。
内容は大公国と言う架空の国にある補給を担当する軍隊兵站軍を主役にした異色の戦争漫画です。
戦う軍人とは違い、弾薬から食料の缶詰に靴下と言った補給品の管理が主な仕事だ。事務での仕事が多くなるが、補給品の横流しや現地人に大公国軍が必要とする物品を現地で作らせたり、外国人記者の面倒をみたり、中立国から電子頭脳を購入する為に捕虜交換をしたりと色んな動きがある作品でもあります。
これらのストーリーをコメディ調で描かれていますが、主人公のマルチナが戦争や戦場の真相を知る重い話もあったりと見応えがあります。
そんな「大砲とスタンプ」が迎えたラストは戦争の終結
本国で革命が起き、敵国であった共和国との戦争を終わらせる大公国、しかし大公国の同盟国である帝国は大公国が勝手に戦争を終わらせる事に不快感を見せます。
帝国軍は前線の大公国軍を武装解除する動きに出ますが、兵站軍のマルチナ達が独自に動いて前線の大公国軍の将兵全てを本国へ引き揚げる撤退作戦を実行すると言う熱い展開
しかし、登場人物達がどんどん死んでいく。
良い奴も、怪しい奴も、あの時のあの人や、あまり目立たないアイツもと撤退作戦の最中にどんどん死んでいく。ショックな展開でありつつも終わりへ向かう大きな流れを感じさせる。どこか大河ドラマのような終わり方であったと思えました。
長く楽しんでいた作品がラストを迎えた。2021年はそんな年であったように思います。