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『LIGHT UP NIPPON』を親子で鑑賞。街が親子の学び舎。当時、人生二毛作目の11歳。

2013年に自分が住んで働く街「武蔵小杉」で仲間と一緒に「こすぎの大学」を開校すると多くの知人・友人ができ、川崎の色々な活動にも参加し始めるようになりました。娘と一緒に参加することも多く、川崎という街全体が僕ら親子の学び舎だと感じるようになりました。

LIGHT UP NIPPON

2015年7月、慶應SDMの公開講座に参加。企業間フューチャーセンターの仲間の小野智史さんがモデレーターで、パネラーは幸福学 前野隆司さん、LIGHP UP NIPPON発起人・代表 高田佳岳さん。

慶應SDMが大きな柱の1つとして掲げるイノベーションについて、3.11の震災後に東北の被災沿岸地域を中心に世の中にソーシャルイノベーションを生み出した「LIGHT UP NIPPON」を題材にして、学び、議論をすることによって、ソーシャルイノベーションについて考える機会を提供します。
2012年のカンヌ国際映画祭でもワールドプレミアセールスされたドキュメンタリー映画「LIGHT UP NIPPON」を上映し、その活動や、そこで生み出されたこと、世の中へのインパクトを理解します。その後、LIGHT UP NIPPONの高田代表と慶應SDM前野教授のトークセッションを通じて理解を深めます。最後に、参加者でソーシャルイノベーションについて議論します。
慶應SDM公開講座の案内より

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311東日本大震災後、自粛ムードの中、主要な花火大会が中止に。亡くなった方々への追悼と被災地の復興を目指して、高田佳岳さんが中心となって中止になった花火を掻き集めて、震災から5か月後の8月11日に被災地の数カ所で一斉に花火を打ち上げたというドキュメンタリー。被災地の方々が花火を見上げながら笑顔で、また、涙を流す姿が印象的でした。

娘と一緒に観た「LIGHT UP NIPPON」

慶應SDMで「LIGHT UP NIPPON」を観てから1年後、武蔵新城のPASAR BASEで「LIGHT UP NIPPON」の上映会が開催されると聞き、娘と一緒に参加。開催の旨を高田佳岳さんに連絡したところ、ご多用の中、長文のメッセージをプレゼントしてくれました。

みなさん、こんばんは。
LIGHT UP NIPPONの高田です。本日はお忙しい中、LIGHT UP NIPPONを見ていただきまして、誠にありがとうございます。

映像はいかがでしたでしょうか?
見ていただいたのは、2011年、後先考えずにとにかく動いた一年目の様子です。あの時は、現地の人の気持ちも、空気も読まず、ただひたすらに走った日々でした。僕にあったのはただ子供の笑顔をみたい!という強い気持ちだけでした。
あの頃のテレビを思い出してください。震災で家や家族を亡くした人たちを次から次へと映し出し、いかに悲惨か、を伝えていました。でも、その裏に少しだけ見切れてる、元気のない子供達がいました。外にもいけず、遊ぶこともかなわず、大人の決めたコトを守るしかない日々。どんなに大変だったでしょう。誤解を恐れずに言います。大人は生き残ったら、生き続けるしかないんです。辛くても、頑張るしかないんです。でも、子供は意思とは関係なく、大人が決めたことを守らないといけません。そんな辛い時間を強いていることを、なんとか打破したかった。そして、なんとなく日本中が自粛という名のもと暗くなってるのもなんとかしたかった。
日本で一番大変な場所にいて、辛い思いをしてる人達が自分達の力で花火をあげて、それを見た子供達が、大声で笑ったら、、
、その様子が全国でテレビやネットで流れて、それを見た東京にいる僕らは、笑うしかないと思いませんか?自粛とか言ってられますか?

そんな想いから、LIGHT UP NIPPONという名前をつけ、一年目を走り抜けました。あの時は2年目があるなんて思ってなかったし、正直本当に6回も続けて来られるとも思ってませんでした笑

そんな感じですが、
2016年、LIGHT UP NIPPONは次のステージに進みました。そうです。LIGHT UP NIPPON。本当に日本全国を、花火で、明るく元気にするんです。東北から始まった花火を全国に拡げます。そして、全世界が注目する2020年に、全国、全市町村で、一斉に花火をあげます。みなさんも、是非ご一緒しませんか?みなさんもご存知の通り、花火は日本中で上がっています。しかし、年々小さくなったり、なくなったりしています。その理由は様々ですが、その多くは予算とか実行委員の年齢だったりします。こんなの勿体無くないですか?そんな花火の持つ力は、僕らの想像以上に強く、たくさんの人を性別も年齢も超えて笑顔にします。ほんの一瞬かもしれませんが、身も心も明るく照らします!そんな花火をそんな理由で絶やすなんてもったいない!だから、僕らは、LIGHT UP NIPPONは、全国からお金を集め、全国へと花火にしてお返しします。そして、全国の市町村で花火大会が継続され、たくさんの人が集まり、笑い、また来年!と声をかけながら別れていくような時間を作っていきたいと思います。

さぁ、2020。まさに肌の色も言葉も宗教も違う人達が日本に注目します。その瞬間に、全国で、一斉に、世界に誇る美しい花火を一斉に打ち上げ、日本にしかできない、最高のおもてなしを見せてあげましょう。そして、その後も各地の花火をずっとずっと続けていけるように、僕たちはLIGHT UP NIPPONをやり続けます。それぞれの地域で、それぞれの形で、それぞれのLIGHT UP NIPPONが、100年続くものになっていくことを、願っています。

LIGHT UP NIPPON
発起人 高田佳岳

「LIGHT UP NIPPON」を観終わった後に参加者に高田佳岳さんのメッセージを伝えると共に、全員で感想をシェアしました。娘の感想は「熱意が人を動かすというのがわかりました。私も熱意のある人になりたいです」とのこと。当時、娘は小学5年生。娘は僕と同じで人見知りなので自分の意見を表現するのは苦手なのですが、秘めた熱意を抱き続けているんだと思います。

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『LIGHT UP NIPPON』を親子で鑑賞。街が親子の学び舎、を通じて学んだこと

娘にとって小学校で学ぶことも大切ですが、小学校に加えて街も学び舎であり、大人たちとのコミュニケーションを通じて多くを学び、娘の可能性が広がっていることを実感しています。娘だけでなく、僕も同様。街の仲間に感謝の言葉が尽きません。ありがとうございます。

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