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地域おこし協力隊の定着率の話し

こんにちは、きまぐれ牧場の中の人です!
きまぐれ牧場の仕事の他にも、上砂川町で地域プロジェクトマネージャーという仕事もしているんですが、今回はそれに絡めたお話しです。

地域おこし協力隊の定着率の低さに悩んでるよ!
地域おこし協力隊制度を活用したいけど、どう扱っていいか悩んでいるよ!
地域おこし協力隊をやっていて不満があるんだけど、コレって普通?

みたいなことに悩んでいる方の一助になれば幸いです。


空知管内定着率ナンバーワン!

この間、北海道新聞で「地域おこし協力隊の定着率が空知管内で1位」だという内容の記事を書いていただきまして、定着人数多いなとは思っていたけど、1位だとは思ってなかったのでビックリ!笑

まぁ確かに、元地域おこし協力隊の僕から言わせれば働きやすいもん!笑
ちょっと、上砂川町の協力隊運用の特徴をサラッと書きますと..

「基本的に放牧系」
「役場の仕事を押し付けられない」
「役場職員が結構、親身になって応援してくれる」
「起業のイメージを持てるか」

って辺りが定着率を高めてる要因かなと思います。

「基本的に放牧系」

上砂川町の協力隊運用の方針は、あえて言語化するなら「伸び伸び自由に起業を目指せ」みたいな感じだと思ってます。笑
実際問題、これをしてくれる自治体って結構、少ないと思います。
色んな自治体のOBや協力隊に関する書籍や記事、Youtubeに上がっている動画を見聞きしてる限りでは謎の制約、行動制限が多くて、起業準備進むわけないじゃん!みたいなところも結構あったりします。

なので、上砂川町のように「伸び伸び自由に起業を目指せ」と放牧してくれる自治体っていうのはかなり貴重じゃないかなと。
その体制を取ってくれてるのも、上砂川町長が協力隊をすごく応援してくれてるってのもまた大きいと思います。

「役場の仕事を押し付けられない」

これも結構、ありがたいです。
さっきも書きましたが、上砂川町は基本的に「放牧系」なので役場から「コレやっておいて!」みたいなことが、ほぼありません。

マジであるあるなんですよ、その業務協力隊にやらせる業務じゃなくない?みたいな業務を押し付けるみたいなの。
臨時職員を雇えばいいのに、協力隊を雇ってやらせる。
まぁ、財源が「町」なのか「国」なのかってことで懐が痛まないから、協力隊にやらせているんだとは思いますが。
じゃないにしても、なぜこの業務を協力隊がやる必要があるのかみたいな説明はしてあげてほしい気がしますが。

だから、この要素って一見すると地味だけど一番大事な要素だと思います。

「役場職員が結構、親身になって応援してくれる」

これも結構、大切。
まぁ、役場なので異動があったりとかして担当職員が変わってしまうみたいなことはたまにあったりしますが、担当になる職員は今までみんな親身になって応援してくれる職員でした。

実際、協力隊って全く知らない土地にドンッと行くわけじゃないですか。
そうなった時に、親身になってくれる人がいないと結構きつい。

まして、活動費を使って活動したいです!みたいな話をした時に忙しいから後にしてみたいなこと言われるなんてのはよくある話しだと思いますし。

まぁ、そのへんをしっかりケアしてくれる職員がいるっていうのはありがたいことだと思います。

昔、半年間だけですが十勝にある清水町で協力隊としてお世話になりましたが、毎週末行ってたんじゃないかってくらい、担当職員が呑みに付き合ってくれて、踏ん張れた部分が結構あります。(ちなみに結婚を機に新しい事業を立ち上げようということで、十勝清水を離れました。十勝清水結構好きだった。)

「起業のイメージを持てるか」

コレも結構、大事な気がしてて。
そもそも起業のイメージが持てなきゃ常に不安を持ったまま活動しなきゃいけないし、不安は転出のキッカケにもなっちゃうし、それに不安っていうのは健康面にとってもマイナスだし。

ということで、ここは僕の役目なんですが「上砂川で起業するイメージ」を一緒に考え抜いて具体化していくってのを、まずはじめにやります。

「やりたいこと」と「周辺環境」のマッチングみたいな感じ。
そこにニーズがあるのか、生活できるだけ稼げるのかとか、田舎で起業した人間だからこそ分かる部分っていうのもあるので、そこは僕の役目です。

このイメージを最初に作れるかどうかは本当に大事なんです。

まとめだよ

「地域おこし協力隊の定着率の低さに悩んでるよ!」
「地域おこし協力隊制度を活用したいが、どう扱っていいか悩んでるよ!」

っていう自治体職員は、上記の3つを気にするだけでも結構、満足度が上がるんじゃないかなと思います。

「地域おこし協力隊をやっていて不満があるんだけど、コレって普通?」

っていう現役の協力隊員は、再移住を検討してみるのもいいんじゃないでしょうか。再移住を検討する際には、候補先の先輩協力隊にコンタクトを取って現場を教えてもらうのが安牌だと思います。

その際は、ぜひ我が上砂川町も候補に入れてくださいね!笑

ご相談の際は、上砂川町地域おこし協力隊のインスタアカウントがあるので、DMください。笑

したっけ!

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