【5/29対ロッテ3回戦●】1回表無死満塁で無得点…。流れ手放し奪い返せず…。佐藤輝明12号2ランで完封負けはなんとか阻止!
こんにちは!かったーです!
阪神タイガース、連勝ストップです。
ありきたりにはなってしまいますが、初回の攻撃が全てでしたね。
2連勝で迎えた良い流れを自ら手放し、佐藤都志也選手の走塁・守備・打撃によりロッテ側が流れを手繰り寄せ、流れを奪い返せないまま試合が終わってしまいました。
原口文仁選手の5番起用や7回表の代打攻勢など、負けてしまったこともあり采配面(特に選手起用)に批判が集中している印象です。
どのあたりが批判されているのかや個人的な感想もまとめていきたいなあと思っています。
是非最後まで読んでいってください!
スコア・責任投手・本塁打
スタメン
野手成績
投手成績
気になった選手
佐藤輝明
「やられっぱなしでは終わらない男、佐藤輝明」
3点ビハインドで迎えた8回表、先頭の中野拓夢選手がセンター前ヒットで出塁するとこの日2個目・今季13個目の盗塁を決めてチャンスを演出します。
1アウト後、打席に立ったのが佐藤輝明選手。
ノーアウト満塁で空振り三振など、3打席凡退で迎えた4打席目、ゲレーロ選手の高めのストレートを強振しライトスタンド中段にぶち込む12号2ランHRを放ちます。
156キロのストレートを完璧に捉えており、佐藤選手の怪物っぷりが際立った打球だったと思います。
佐藤選手はこのホームランについて
とコメントしています。
このまま「凄かった」で締めくくりたいところですが、この試合に関しては初回の空振り三振を触れない訳にはいかないでしょう。
ロッテ先発ロメロ選手の立ち上がりを近本光司選手・中野拓夢選手・大山悠輔選手が攻めてノーアウト満塁という最高のチャンスを作ってくれました。
結果的に4番佐藤輝明選手が空振り三振、5番原口文仁選手がキャッチャーファールフライ、6番糸原健斗選手がセンターフライに倒れ無得点で初回を終えます。
その後ロメロ選手がストレート中心の配球で立ち直っていき6回まで抑え込まれてしまいました。
ノーアウト満塁の最初の打者の重要性は言うまでもなく、どんな形でも点数を奪うことが非常に大切です。
その中で佐藤選手は空振り三振と”何も起こらない”結果でここは大きな反省点だと思います。
2年目の佐藤選手に細かいところまで求めるのは酷にも感じますが、佐藤選手ほどの打者であれば求めたくなってしまうのが本音です。
最終打席にホームランという形で取り返したのはさすがですが、アウトになりながらチームに貢献する打席を増やすことができれば、より一層ハイレベルな打者になっていくでしょう。
この反省を活かした打席を今後に期待したいですね。
気になったこと
5番原口文仁
冒頭にも書きましたがこの試合は選手起用に関する批判の声がいつもより目立っている印象です。
改めてスタメンを確認してみます↓
① 中 近本光司
② 遊 中野拓夢
③ 一 大山悠輔
④ 右 佐藤輝明
⑤ 指 原口文仁
⑥ 三 糸原健斗
⑦ 左 小野寺暖
⑧ 二 山本泰寛
⑨ 捕 長坂拳弥
流動的な3枠に右打者を起用してきました。
ここが1つ目の批判されがちポイントで「対左の被打率が対右の被打率よりも高いロメロ選手相手に右打者を並べた」ところを批判されています。
ロメロ選手の今季ここまでの対左右別成績がこちらです↓
露骨に左打者に打たれている傾向が出ています。
ただこれに関してはロメロ選手の被打率だけで判断するのであればこのスタメンはおかしいと感じますが、現実はこれだけで判断するものではないと個人的に思っているので批判するつもりはありません。
また今季これまでの起用法を見ていて実績のない控え野手に限ると「右投手には左打者・左投手には右打者」これが徹底されているように感じます。
この中で「一定の成績を残せば数試合継続してスタメン起用され、結果が出なくなればこの起用法に戻る」これを繰り返しているように感じます。
数試合継続してスタメン起用された具体例で言うと熊谷敬宥選手・小幡竜平選手・ロハス選手・山本泰寛選手が当てはまると思います。
この起用法そのものの賛否が分かれるのは当然だと思いますが、個人的には「一貫しているという点・選手自身がスタメンの機会を読みやすい点」で少なくとも悪いものじゃないと感じています。
なのでこの試合の原口選手・小野寺選手・山本選手の起用に関して批判するつもりはありません。
ですが1点だけ気になったのは「状態が上がってきている糸原健斗選手を差し置いて原口選手を5番で起用したこと」です。
ここだけはあまり納得できていません。
”ジグザグ打線”を組みたかったなど理由が思いつかないこともないのですが、それでも5番糸原選手の方がしっくりくるのが本音です。
どういう意図で矢野監督がこの打順を組んだのかが分からないので、批判し続けるつもりはありませんが、これが正直な感想ではあります。
7回表の代打攻勢
2つ目の批判されがちなポイントは「7回表の代打攻勢」です。
3点を追いかける7回表、ロッテベンチはロメロ選手に代えて東條大樹選手をマウンドに送り込みます。
阪神ベンチは7番から始まる打順で代打を次々と送り込みます。
7番小野寺選手には髙山俊選手、8番山本選手には島田海吏選手、9番長坂選手には片山雄哉選手と3人続けて”左の代打”を起用します。
ここが批判の対象になっていてその主な理由はまたしても相手投手の対左右別成績です。
東條選手は右打者を苦手としている右投手でロメロ選手同様、被打率が右と左で大きく離れています。
この投手が相手で右打者に左打者を送り続けたので批判されてしまいました。
これに関して個人的な意見は「代打を送られた野手たちが結果を残していなかったし、髙山俊選手は代打での成績が良く、島田海吏選手は打撃の調子が上向きだと感じていたので、反対するつもりはない」というものです。
髙山選手は今季ここまで代打で「20打数6安打 打率.300」と好成績が残っています。
島田選手は前日・前々日とスタメンで起用され1安打ずつ放っていて、アウトになった打席でも鋭い打球を飛ばしていました。結果としてこの代打でもツーベースを放っています。
右打者・左打者関係なく、代打として期待感が持てる選手が起用されたのでここに不満点は特にありません。
(片山選手に関しては出場機会を与えるという点で納得しています)
ただ年齢と2軍での成績を加味して、小野寺選手には打席を与えて欲しい気持ちが多少あるので、ここだけは少し不満に感じています。
ストレートに差し込まれた打席内容かつ結果が残っていなかったので、先ほどの控え野手の起用方針に当てはめると代打が送られるのも理解できるのですが、小野寺選手は阪神を代表する”若手有望株”だと思うので多少優遇しても良いように感じます。
「そんな優遇はいらないだろ!文句があるなら結果出せ!」という意見も分からなくないので、なんとも難しい問題です。
少し曖昧な形になってしまいましたが、この試合で特に批判の声が目立った2つに関して自分なりの感想を書いてみました。
いろんな人のいろんな意見があって良いと思うので、皆さんもいろんなことに関して積極的に考えてみてください。
プロ野球の別の楽しみ方ができて面白いですよ!
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ありがとうございました。