阪神入団後のチェン・ウェインを振り返る
こんにちは!かったーです!
近年の阪神タイガースは助っ人外国人を多く獲得し、上手くやりくりをしながら3年連続のAクラスを達成しています。
2022年は野手にマルテ選手・ロハス選手、投手にガンケル選手・アルカンタラ選手・ケラー選手・ウィルカーソン選手・チェン選手の合計7人が所属しています。
(2022年3月上旬時点)
ケラー選手・ウィルカーソン選手は来日が遅れたことで開幕に間に合うかは不透明な状況、アルカンタラ選手もキャンプ中の怪我で、ガンケル選手も実戦登板を2度回避していて、開幕に間に合わない可能性も出てきています。
そんな状況の中阪神ファンの間でも名前すら挙がらなくなっているのが、阪神2年目のチェン・ウェイン選手です。
昨年日本球界復帰後初勝利を挙げたものの、左肩痛の影響でわずか2試合の登板に終わり、阪神ファンの期待を裏切る形となってしまいました。
そこで今回はチェン選手が今年に入ってどのような調整を重ねているのかを振り返っていきながら、今年こそ活躍できるのかを考えてみたいと思います。
暗雲立ち込める阪神の外国人事情を救ってくれる救世主的存在になれるか、それともこのまま終わってしまうのか注目してみたいと思います。
プロフィール
チェン・ウェイン
ポジション:投手
投打:左投右打
身長:183cm
体重:86kg
生年月日:1985年7月21日
経歴:高苑高→台湾国立体育学院→中日→オリオールズ→マーリンズ→マリナーズ傘下→ロッテ
2021年成績
防御率:3.86
登板:2
勝利:1
敗戦:0
投球回:9.1
奪三振率:6.75
与四球:3
被打率:.286
K/BB:2.33
WHIP:1.39
日本球界通算成績
防御率:2.60
登板:133
先発:95
完投:14
完封:8
勝利:37
敗戦:33
ホールド:14
セーブ:1
投球回:686
奪三振率:7.10
与四球:166
被打率:.230
K/BB:3.26
WHIP:1.09
阪神入団後のチェン選手
2020年オフに推定年俸2億1000万円の2年契約を結び阪神に入団します。
過去の実績・ロッテでの投球・年俸などからローテーションの一角としての活躍を期待されていました。
ですが2021年シーズン前の2軍戦で6回途中8失点と炎上してしまい、開幕ローテ入りを逃します。
その後2軍で登板を重ね、4試合に登板して防御率1.80を記録し、4月末に初めて1軍昇格を果たします。
1軍での初登板は4月29日のバンテリンドームでの中日戦で、かつての古巣を相手に6回1失点での好投を見せ、日本球界復帰後初勝利を挙げました。
このまま1軍で勝ち星を重ねていってくれるのかなあと思っていたのですが、2度目の登板となった5月7日のDeNA戦で4回途中4失点と苦しみ、翌日登録抹消されてしまいます。
6月末の巨人との2軍戦で左肩の異変を訴えて緊急降板するとその後一度も登板することなくシーズンを終えてしまいます。
このオフにはアメリカでリハビリをしながら2年目の今季に向け順調に進んでいることをアピールしていました。
その意気込みからか1月9日に日本に来日し、隔離期間を経て19日には鳴尾浜での練習を開始しています。
ただキャンプ前の1月時点ではまだ時間がかかりそうということで、キャンプは2軍スタートとなりました。
左肩の状態ももちろんですが、年齢的なことを考えても焦る必要は全くないと思うので、2軍スタートは「そうだろうなあ」という感想を抱きました。
キャンプでのチェン選手は2月中盤に初めてブルペン入りを果たし、平田2軍監督も
とコメントしており、ある程度順調にきていることが伝わってきます。
さらにキャンプ最終盤ではブルペンで全球種を解禁し、3月中盤から後半にかけて打者相手に投げる目処が立っていることを明かしています。
今年のチェン選手に期待すること
ここまで阪神入団後のチェン選手をおおまかに振り返ってきました。
高年俸でありながら、ほとんどの期間をリハビリに費やすことになってしまったので「不良債権」と言われても仕方がないなあと感じます。
ただ2022年も阪神の選手としてプレイすることは決まっているので、年俸に見合う活躍とはいかなくても阪神に貢献してほしいと思っています。
現実的に阪神の外国人枠は新外国人組の調整・ガンケル選手とアルカンタラ選手の怪我次第では5枠全てを使いきれない可能性も大いにありそうです。
そこでチェン選手が投げられる状態になっていれば登板機会は生まれるんじゃないかなあと思っています。
年齢と怪我の箇所が肩なので、あまり大きな期待はできませんがローテの谷間を埋める程度の活躍は最低限期待したいです。
また阪神の投手では最年長の選手ということで、いろんな球団・MLBでの経験を阪神の若い選手に少しでも伝えてくれれば嬉しく思います。
特にドラフト2位ルーキーの鈴木勇斗選手は入団会見で将来のメジャー入りを目標に掲げていて、さらには同じ左投手ということでチェン選手から学べることはたくさんあると思います。
そういったベテラン選手としての役割も期待しています。
正直入団当初に期待していたこととは大きく違いますが、チェン選手にはもう一花咲かせてから引退してもらいたいと思っています。
その花が咲き誇ることを期待して私は応援していきたいと思っています。
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ありがとうございました。