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【5/8対中日8回戦○】”7番降格”大山悠輔意地の同点2ラン!脚を活かしたしぶとい点数の取り方も!

こんにちは!かったーです!

阪神タイガース、連敗ストップです!

西純矢選手と石川昂弥選手の同級生対決・不振に陥っていた大山悠輔選手のHR・機動力を活かした攻撃・勝ちパターンの安定感などスコア以上に見どころが詰まった良い試合でした。

苦しむ阪神にとってスカッとする試合展開ではありませんでしたが、勝ったことが何よりの薬になるはずです。

2カード連続負け越しで終わったGWから立て直していく良いきっかけになることを願っています。


スコア・責任投手・本塁打

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スタメン

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野手成績

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投手成績

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気になった選手

西純矢

5月1日の巨人戦で7回1失点の好投を見せ今季初勝利を挙げた西純矢選手が中6日でこの日の先発でした。

対戦相手の中日には同学年の石川昂弥選手・岡林勇希選手がいるので、対戦を見るのが非常に楽しみでした。


そんな西選手の登板内容は6回 74球 被安打6 奪三振5 与四球1 失点3と手痛い1発を浴びましたが、2戦連続のQSで試合を作ることはできました。

前回同様、150キロ超えのストレート落差の大きいフォークを軸に打者を抑えていき、時折緩いカーブを混ぜるなど素晴らしい投球を披露してくれました。

空振りを奪う時にも、カウントを取る時にもフォークが使えていて打者からすると非常にやっかいな変化球だと思います。

ただそのフォークが甘くなり、鵜飼航丞選手に逆転の2ランホームランを浴びてしまいます。

梅野隆太郎選手の構えはアウトコース寄りだったので、完全に失投で見逃さなかった鵜飼選手も流石でした。

この辺りから制球がばらつき始め、被安打が多くなってしまいました。


試合前から楽しみにしていた石川昂弥選手との対戦では高めのストレートを捉えられソロホームランを浴びてしまい、西選手にとっては悔しさが残ったはずです。

この日は石川選手に軍配が上がりましたが、次の対戦では西選手がリベンジしてくれるはずです。

高卒3年目の若者がプロ野球の1軍で”力と力”の勝負ができていることに2人の凄さを感じますね。

今後も2人の対戦に注目していきましょう。


大山悠輔

前日に20打席ぶりのヒットを放ち、復調の兆しを見せていた大山悠輔選手が値千金の同点2ランを放ちました。

この日は前日から1つ打順を下げた7番でスタメン出場します。

1アウト1・2塁のチャンスで迎えた第1打席に見逃し三振で凡退し、”完全復活”にはまだまだ時間がかかりそうな印象を受けました。


それでも7回表、先頭の糸原健斗選手センター前ヒットを放ち出塁すると、フルカウントから少し甘くなった柳裕也選手の縦スラをレフトスタンドに運びます。

変化球に上手く対応した綺麗なホームランで、大山選手らしさを感じた1本でした。


大山選手はこのホームランについて

「純矢(西)が頑張っていてくれた。(スライダーは)頭にないことはなかった。同点に追いつけてよかった」

とコメントしています。

昨年も打順が下がった試合でホームランを放つなど、不思議と不調で打順が下がると活躍する選手で、見えないプレッシャーに苦しめられているのかもしれません。

だからといって下位打線で固定し続けて良いほど阪神打線は充実していません。

正直この試合でもいくら不調とはいえ、大山選手を7番で起用するのは勿体無いように感じていました。

このホームランをきっかけに今度こそ復調していくことを願っています。


気になったポイント

脚力・内野ゴロで得点を奪う

大山悠輔選手のホームランに注目が集まるこの試合ですが、先制点と勝ち越し点はいずれも”脚”を活かしたしぶとい奪い方をしています。

まずは先制点を奪った3回表、2アウトから2番島田海吏選手がライトへスリーベースを放ちます。

島田選手の脚力がなければスリーベースにはならなかった打球で、見事2番起用に応えます。

そして続く中野拓夢選手のショートゴロをを三ツ俣大樹選手が悪送球してしまい、阪神が先制します。

ラッキーな形ではありましたが、島田選手がサードまで行ったことと中野選手の脚力で打球処理を焦らせたことで奪えた1点だと言えるのではないでしょうか。


4点目を奪った8回表、1アウトから中野拓夢選手が四球で出塁します。

ちなみに中野選手はこの四球が今季158打席目にして初四球です。

続く佐藤輝明選手の初球に盗塁を決め、佐藤選手がセンター前ヒットで繋ぎ5番ロハス選手に打順が巡ります。

そのロハス選手ロドリゲス選手のストレートに完全に詰まりますが、ボテボテな打球が功を奏して、内野ゴロの間に1点を取ることができました。

この後も代走で出た熊谷敬宥選手と途中出場ながら四球で出塁した山本泰寛選手盗塁を決めており、得点には繋がりませんでしたが、阪神らしい良い攻撃ができたと思います。


現状の野手陣を見渡すと大量にヒットやホームランが飛び出す状態ではないので、この試合のように四球で出塁したランナーをなんとか進塁させてしぶとく1点をもぎ取る必要があります。

このような攻撃すらできない試合が続いていたので、なんとかこれを継続して最低限得点できるチーム状態を目指してもらいたいです。



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