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【3月19日】阪神オープン戦まとめ(小川6回2失点!熊谷2安打2打点1盗塁!ガンケル3回無失点!)
こんにちは!かったーです!
今回は3月19日におこなわれた阪神VSオリックスのオープン戦を阪神ファン目線で振り返っていきたいと思います。
昨年新人王の宮城大弥選手を相手に阪神は右打者をずらっと並べ、1軍当落線上の右打者サバイバルが繰り広げられました。
個人的に気になった選手・気になったポイントを挙げていくので、阪神ファンやプロ野球ファンの皆さんの楽しみになれば幸いです。
スコア
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スタメン
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野手成績
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投手成績
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気になった選手
小川一平
青柳晃洋選手の離脱により開幕ローテ入りが濃厚となった小川一平選手がこの日の先発でした。
登板内容は6回 96球 被安打7 奪三振5 与四球2 失点2と先発投手としては及第点の内容でした。
初回に福田周平選手・ラベロ選手に連打を許すと3番吉田正尚選手に犠牲フライを打たれて簡単に1点を失ってしまいます。
ですがストライク先行でゾーン内にどんどん投げ込んでいき、この後はランナーを出しながらも無失点を続けます。
カーブ・カットボール・チェンジアップ・ツーシームと勢いのあるストレートのコンビネーションでテンポ良く抑えていた印象です。
その投球に陰りが見えてきたのが5回で、先発経験の浅さ・球数の影響からか抜け球が増え始め、ヒットと四球2つで満塁のピンチを背負います。
迎えた4番杉本裕太郎選手に対しては変化球でカウントを整え、ストレートを見せた後のカーブで空振り三振を奪います。
正直崩れてしまうかなあと思っていたのですが、なんとか踏ん張ることができたので、小川選手にとってはまた1つ良い経験ができたと思います。
シーズン中であればこの回で交代されてもおかしくない内容ですが、6回も続投となります。
1軍公式戦での先発経験がない小川選手にとって球数80球超え・6回というのは未知の領域に近いでしょう。
そこの経験を首脳陣もさせたかった意図があるはずです。
迎えた6回は先頭の宗佑磨選手にソロホームランを浴び、続く紅林弘太郎選手にセンター前ヒットを打たれてしまいます。
ですがフルカウントからの三振ゲッツーもあり、大崩れはしませんでした。
明らかにバテてしまっていながらも、粘って6回2失点でまとめてくれたのは小川選手にとってもチームにとっても大きかったと思います。
試合後小川選手は
ーー6回2失点の内容は
「後半バテてしまって、ストライクが入らなかったりとか、甘い球を打たれることがあったので、よくなかったですし、やっぱり初回の入りという部分で連打でピンチをつくって、1点で抑えられたのはよかったんですけど、初回の入りの部分はよくなかったかなと思います」
ーーカットボールやツーシームで三振もあった
「カーブでも空振りを取れましたし、タイミングも外せたんですけど、打ち取れるボールでカット、ツーシームがあって。大事なのは真っ直ぐなので、おかしくなると打たれたり、フォアボールを与えたので反省点かなと思います」
とコメントしており、後半バテてしまってストレートの精度が落ちたことを反省点として挙げています。
先発としての調整や経験を重ねていけば改善されそうですし、何より実力としては十分ローテを張れそうなので、離脱が続いている阪神投手陣の希望的存在になって欲しいですね。
矢野監督は
落ち着いてきたよね、一番はね。やっぱり経験と結果っていうところで、本人も自信を持って投げてこられているのが、落ち着きに出ている。緩い球もうまく使いながら、高さも低くというところができている。そういうところの成長は安定しているところはあるかな。
とコメントしています。
次回登板はヤクルトとの開幕カード2戦目が予想されます。
”一平ちゃん”の快投を期待しています。
ガンケル
当初2軍での四国IL・徳島インディゴソックス戦に先発すると報道されていましたが、急遽1軍での登板となりました。
2番手としてマウンドに上がり3回 37球 被安打1 奪三振1 与四球0 無失点と安定感抜群のピッチングを見せてくれました。
最速151キロのストレートと手元で動くツーシームなどの変化球を織り混ぜ、らしさ全開の投球でした。
ランナーを出しても慌てることなく、ツーシームでセカンドゴロ併殺打に打ち取っています。
試合後矢野監督はガンケル選手に関して
ーーガンケルの仕上がり(2番手で七回からの3回を無失点) 「安定してるし、安心して見ていられる。球の強さもキレもコントロールもガンケルらしいボールがいっている」
ーー2軍で先発予定と聞いていた 「投げるイニングは一緒で、それなら、上で投げたらっていうことで。俺らも見たいし」
ーー今後は2軍でイニングを伸ばすのか
「それは考える」
ーーシーズン当初のブルペン待機も
「まあまあ、ちょっと考えさせてくれよ(笑)」
とコメントしています。
ガンケル選手が”次回は5回を目標に”とコメントしているので、開幕ローテに入ることはなさそうですが、このペースで行くと開幕2週目にはローテに入れそうです。
頼もしい投手がかなり早い段階で合流してくれそうなので、阪神ファンとしては非常に嬉しいです。
熊谷敬宥
この日の阪神打線は宮城大弥選手に対して右打者をずらりと並べる”対左想定打線”を組んできました。
対左という狙い以外に最後の1軍生き残りをかけたサバイバルのような狙いもあったと勝手に思っています。
そんな中2番セカンドでスタメン出場した熊谷敬宥選手が2安打2打点1盗塁と存在感を見せることができました。
3回裏の第2打席、2アウト1・2塁の場面で宮城大弥選手の初球を打ち、1塁線を破る先制タイムリーヒットを放ちます。
甘い球だったとはいえ積極的に行ったのが良い結果に繋がりました。
4回裏の第3打席、2アウト1・2塁の場面でセンターに抜けようかという打球を放ち、脚力を活かして内野安打とします。ここで2塁ランナーの江越大賀選手が送球間に本塁生還を果たします。
2人の脚力が生きた得点シーンで阪神の強みが前面に出た良い攻撃だったと思います。
試合後熊谷選手は
「左腕を打てたのは大きい。今日はラストチャンスくらいの気持ちでやっていた」
とコメントしています。
延長12回制復活の影響で代走・守備固めの選手にも打席が回ってくることが予想されます。
そうなると打力のない選手は1軍に置きづらくなってしまいます。
熊谷選手にしろ江越選手にしろレギュラーを奪うほどの打撃は見せれていませんが、最低限の仕事はしているように感じるので、1軍の戦力にはなりそうです。
坂本誠志郎
宮城大弥選手攻略のきっかけを作ったのが坂本誠志郎選手です。
3回裏の第1打席に、宮城選手の初球を右中間へのツーベースとしチャンスを演出します。
その後、熊谷敬宥選手・マルテ選手・佐藤輝明選手にタイムリーが飛び出し宮城選手から3点を奪います。
4回裏の第2打席には送りバントを初球で成功させ、またもチャンスを演出します。
熊谷選手の内野安打の間に1点を追加し、得点に繋がりました。
リード面では小川選手のカーブを有効的に使っていた印象で、バッターの打ち気を逸らしてカウントを整えていました。
何度か記事にしていますが、坂本選手は打撃の方でも良いものを見せているので、昨年よりも出場機会が増えそうです。
キャプテンとしてだけでなく、野球面でもチームを引っ張る姿を期待しています。
気になったポイント
宮城攻略に繋がった積極性
宮城選手から3点を奪った3回裏。
ヒットを放った坂本誠志郎選手・熊谷敬宥選手・マルテ選手・佐藤輝明選手のいずれも宮城選手の初球かファーストストライクを仕留めています。
この積極性がパ・リーグを代表する宮城選手から早々に得点を奪うことができた要因になったと思っています。
積極的な打者が多い阪神打線なので、この成功体験を胸にシーズンでも大暴れして欲しいですね。
右打者サバイバル
この日の阪神のスタメンは1軍当落線上の右打者がずらりと並びました。
最後のアピールチャンスになるかもしれないので、各選手がどんな結果を残すのか楽しみにしていました。
ですが目立った結果を残せたのは熊谷選手のみと少し寂しい結果に終わってしまい、残念だなあと感じると同時にプロの世界は甘くないなあとも感じました。
キャンプ期間中は「今年こそ江越選手は覚醒する!」のように思わされましたが、なかなか現実は甘くないようです。
ただいきなりレギュラーとはいかなくても1軍にいる選手にはそれぞれの役割があるので、そこでの仕事をしっかりとこなしていく内にチャンスを得れると思います。
そういった数少ないチャンスを活かせるように各選手頑張ってもらいたいですね。
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ありがとうございました。