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日本シリーズ第4戦 石川の技術でオリックス打線を翻弄!両外国人の打撃・1点差を守り切るリリーフ陣の活躍でヤクルトが王手をかける!

日本シリーズ第4戦

この試合も接戦にもつれました。結果は2対1でヤクルトが勝利し、日本一に王手をかけました。

このロースコアの熱い戦いを振り返っていきたいと思います。



ベテラン石川の技 サンタナの独壇場

第4戦の先発はヤクルトが石川雅規投手。オリックスが山崎颯一郎投手で始まりました。

序盤から目立ったのは石川投手でした。パ・リーグにはいないタイプの投手ということもあり、オリックス打線が翻弄され続けます。
(5回終了時:球数60球 被安打1 与四球1 無失点)

石川投手はストレートの平均球速が120km台だったということで、改めて野球の奥深さを感じました。


一方の、山﨑投手はランナーを出しながらも勢いのあるストレートを軸に、サンタナのソロHRのみに抑え込みます。


試合が動くのは6回表でした。

2アウトから福田選手がチーム2本目のヒットで出塁します。

続く宗選手がライト前ヒットを放つと、ライトのサンタナ選手が打球を弾いてしまいます。その間に福田選手が1塁から長駆ホームインし、同点に追いつきます。


サンタナ選手のHRで先制し、サンタナ選手のエラーで同点に追いつきます。

ここまでは良くも悪くもサンタナ選手の独壇場となりました。



1つの四球が招いた勝ち越し打

6回裏、オリックスが2番手増井投手をマウンドに送ります。

増井投手は先頭の山田選手に四球を与えてしまい、嫌な流れを招いてしまいます。

この流れで4番村上選手が強烈な打球を放ちます。ところが打球はファースト正面に飛び、山田選手が戻れずダブルプレイとなってしまいます。

オリックスにとっては救われた場面でしたが、続くサンタナ選手に四球を与えてしまいます。

2戦連発中のサンタナ選手が相手ということで、慎重になってしまうのは無理もないのですが、結果的にこの四球は痛かったです。


その後、2アウト1・2塁となり比嘉投手に交代します。

ここで迎えたオスナ選手にセンター前への勝ち越しタイムリーを打たれてしまい流れはヤクルト側に移っていきます。


先頭バッターに四球という嫌な流れをダブルプレイで断つことができたものの、再び四球から流れを手放しヤクルトに勝ち越しを許してしまいます。

今日の勝敗を分けたのはこのイニングだったと私は思っています。



石山・清水・マクガフの日本シリーズ版勝利の方程式発動!

勝ち越したヤクルトは7回に石山投手を投入します。

第3戦に勢いのある投球を見せた、石山投手はこの日も気迫のこもった投球を見せます。

8回は第1戦以来のマウンドとなる清水投手がマウンドに上がります。

代打モヤ選手に天井直撃のヒットを許すも、福田選手を併殺打に打ち取り3人で抑え込みます。

9回は守護神マクガフ投手。吉田選手にヒットを許すものの、きっちり無失点で試合を締めくくります。

強力なリリーフ陣が少ない点差を守り切る、ヤクルトの強みが見られた試合となりました。



最後に

この試合でヤクルトが王手をかけました。

後がなくなったオリックスは打線の奮起が求められます。

ランナーは出すものの、得点に繋がらない場面がこのシリーズで多く見受けられます。

若い選手が多いチームなので、何がきっかけで爆発するかは分かりません。

ヤクルト投手陣を打ち崩す展開を作れるかどうかが第5戦以降のポイントになりそうです。



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