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【6/11対オリックス2回戦○】山本由伸相手に2アウトからの同点劇!熊谷敬宥の”神走塁”で勝ち越し点をもぎ取る!3点目をやらない必死の継投策も見逃せない!

こんにちは!かったーです!

阪神タイガース、2連勝です!

日本のエース山本由伸選手が相手でしたがなんとか同点に追いつき、延長戦では代走熊谷敬宥選手の”神走塁”で勝ち越し点をもぎ取ります。

先発伊藤将司選手が球数嵩みながらも2失点でまとめ、6回途中からは中継ぎ陣が無失点で踏ん張り続けてくれました。

相手のミスにも助けられましたが、「機動力・中継ぎ」という阪神の強みを最大限に活かした”らしい”展開だったと思います。


そして中日が敗れたため、今季64試合目にして初めて5位浮上となりました。

4位DeNAとは1ゲーム差3位広島とは3ゲーム差とジリジリ上位に迫ることができています。

このまま阪神らしい野球を続けて1勝1勝積み重ねていってもらいたいですね。



スコア・責任投手・本塁打

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スタメン

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野手成績

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投手成績

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気になった選手

熊谷敬宥

プロ野球は本当に面白い。
「代走・守備固め」からでもヒーローになれるのだから。


延長11回表、佐藤輝明選手がこの日2安打目となるレフト前ヒットで出塁します。

ここで代走として送り込まれたのが、熊谷敬宥選手でした。

大山悠輔選手が凡退し、1アウト1塁で打席には代打ロハス選手
オリックスサイドは長打警戒で外野手が定位置よりも後ろを守っていました。

本田仁海選手の3球目、1塁ランナー熊谷選手がスタート、捕手伏見寅威選手の送球が熊谷選手に直撃し、ボールが外野を転々とします。

この間に熊谷選手は一気に本塁へと生還勝ち越し点をもぎ取ることが出来ました。


外野手のポジショニングと送球が直撃する運の良さ、そして何よりも熊谷選手の「脚力・走塁技術」でもぎ取った1点だったと思います。


この走塁について熊谷選手はヒーローインタビューで

-送球がヘルメットに当たり転々と。三塁を回った時は 
「頭に当たったんでボールがどこにいったのか分からなかったんですけど、三塁コーチャーの藤本コーチが腕を回していたんで、ホームに突っ込むだけだなと思いながら走りました」

とコメントしています。

咄嗟の判断で本塁を陥れた、まさに”プロの判断・プロのプレイ”だったと思います。


そして熊谷選手は11回裏の守備でも見せます。

2アウト1,3塁、宗佑磨選手の三塁へのボテボテの打球にダッシュで突っ込み、華麗な送球で最後のアウトを奪います。

一歩でも遅れてしまうと内野安打になってしまうような打球で、難しい体勢からの送球も見事でした。


矢野監督は熊谷選手について

―熊谷が好走でかえってきた 「まあ、年間の中でね、何回も起こり得るプレーじゃないけど、ああいう選手がああいう挑戦して、打ってとかそういうことじゃない中で目立ってヒーローになって勝ってくれるっていうのはチームとしてはすごく大事な部分でもあるし。今までね、俺も走ることとか挑戦することとか、そういうことをずっと2軍のときから一緒にやっているメンバーなので。その勇気がああいう形になったと思います」

とコメントしています。

矢野2軍監督の時代から積極的な走塁を掲げていて、スタメンに島田海吏選手・中野拓夢選手・近本光司選手を並べながら、ベンチに熊谷選手・植田海選手という走塁のスペシャリストを2枚も用意できているのは矢野監督の功績が大きいと思っています。


熊谷選手のようなスペシャリストが勝ちに貢献してくれるのは非常に盛り上がります。

次戦以降も機動力を前面に出して勝ちを重ねていってもらいたいです。


気になったこと

エラーを取り返す島田の3安打

相手先発が日本を代表する山本由伸選手だったので、先制点は絶対にやれない試合でした。

ですが初回先頭打者のレフトへの島田海吏選手が弾いてしまいます。

正面なので外野手にとっては難しい部類の打球でしたが、守備での貢献も求められる島田選手なら絶対に取らないといけない打球だったと思います。
(島田選手は脚力があるので守備範囲は広い印象ですが、球際に弱いイメージが個人的にはあります。なんとかそのイメージを払拭してもらいたいです。)

このエラーをきっかけに非常に大事な先制点をあっけなく取られてしまいました。

結果的に相手のミスに付け込み、延長戦の末勝ち切ることが出来ましたが、重い1点に繋がるエラーを島田選手はしてしまいました。


それでも島田選手は山本選手からの2安打を含む3安打猛打賞でなんとか面目を保ちます。

この「取り返す力」はレギュラー奪取に欠かせないでしょう。

単打3本でこのエラーを取り返せたかどうかは分かりませんが、少なくともミスに引っ張られることなく自分の実力を発揮し続けられる点は評価に値すると思います。


控え組の中から一歩抜け出し、レギュラーの座に近づいて来ている島田選手。

島田選手のキャリアにとって非常に大切な時期が続いているので、チームに貢献するプレイをなんとか継続して欲しいですね。


細かな継投

先発伊藤将司選手は中5日だったこともあってか、100球に迫った6回1アウトで交代します。

ベンチとしては「3点目を取られた時点で敗戦が確定する」そう思っていたはずで、それを裏付けるかのようにいつも以上に細かな継投策を取ります。

この必死の継投に6人の中継ぎ陣が無失点で応え、勝利に繋げることができました。

中でも回跨ぎでピンチを背負いながらも踏ん張ったアルカンタラ選手・岩貞祐太選手の投球は素晴らしかったです。


現在セットアッパー湯浅京己選手がリフレッシュ目的で抹消されていますが、それを感じさせない中継ぎ陣の踏ん張りが今週は続いています。

「機動力・中継ぎ」で勝ちを拾った阪神らしい勝ち方ができたので、私は本当に満足です(笑)



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