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【7/13対巨人14回戦○】大山離脱の逆境を跳ね返す19安打13得点!中野サイクル目前4安打!マルテ復帰初戦で2安打2打点!投げては西勇輝・ケラーの圧巻投球!

こんにちは!かったーです!

今季最多19安打13得点の猛攻、復帰初戦のマルテ選手もチームに流れを呼び込む2安打2打点の活躍を披露してくれました。

守備・走塁で不安な点は見受けられましたが、それでも打線に厚みをもたらしてくれそうです。

その他にも中野拓夢選手・山本泰寛選手が4安打、近本光司選手が3安打などスタメン野手全員安打を記録、大山悠輔選手の離脱をカバーする打線の繋がりを感じることができて一安心ですね。


一方の投手陣も先発西勇輝選手8回無失点6勝目を挙げ、今季初めて連続で勝ち投手になることができました。

9回表に投げたケラー選手も来日後最速となる157km/hを記録し、三者連続三振で試合を締め括ります。


「マルテ選手の途中交代・糸原健斗選手の一塁起用」といった物議を醸すポイントもあったので、その辺りに対する個人的な感想もまとめていきたいと思います。



スコア・責任投手・本塁打

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スタメン

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打者成績

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投手成績

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気になった選手

西勇輝

6月末に2試合連続打ち込まれたところから前回なんとか修正し、チームに広島戦初勝利をもたらした西勇輝選手が先発です。

ちなみに西選手にとって今季初めての”カード頭以外”での先発です。


前回勝ち投手になった時よりも、ワンランク状態を上げた投球内容でコースびたびたに投げ分ける姿時折混ぜるカーブが印象的でした。

大量援護に守られスイスイと投げ進め「8回 124球 被安打4 奪三振4 与四球2 無失点」で6勝目を挙げることができました。

これで2試合連続の勝ち投手となり、目立ちませんが今季初めてだそうです。

防御率の割に波に乗り切れない印象があったのはこの点が理由だったんだなあと認識しました(笑)


試合後西選手は

「序盤からたくさん点を取ってもらって、何とか最少失点でと思いながらマウンドに上がってました。たくさん点が入ったので、気の緩みがないように引き締めていきました」
「9回行きたかったんですけど、(首脳陣から)来週の試合もあると言われたので、我慢して」

とコメントしています。

完封を狙っていたと本音を漏らしていましたが、次回以降にそれは取っておきましょう。

何より西選手らしさが久しぶりに見られ、阪神ファンとしては一安心でした。


マルテ

守備・走塁に関して思うことは後述するので、ここではポジ要素の打撃にフォーカスを当てていきます。


前日の2軍戦で2HR含む4安打2打点の大暴れを見せ、チームの長打力不足を補う活躍を期待されて昇格してきました。

どの打順で起用されるのかに注目が集まりましたが、大山悠輔選手が濃厚接触者になってしまったので、入れ替わる形で「5番ファースト」で起用されます。


近本光司選手のタイムリーで先制した直後、佐藤輝明選手がどん詰まりの内野安打で繋ぎ、1アウト1,3塁の場面で第1打席を迎えます。

取りこぼしたくない雰囲気の中、追い込まれますが5球目を見事に軽打し、復帰後初打席をタイムリーで飾ることに成功します。


続く2回裏の第2打席、近本光司選手の内野ゴロ(記録は中田翔選手のエラー)佐藤輝明選手の犠牲フライで得点を奪った直後の2アウト3塁、またまたチャンスの場面で打席に立ちます。

巨人2番手戸根千明選手の初球を振り抜き6点目のタイムリーヒットとします。

第3打席はショートゴロで凡退しますが、復帰初戦を「3打数2安打2打点」と期待されたランナーを返す役割をしっかりと担ってくれました。

”豪快な長打”とはいきませんでしたが、追い込まれてからの軽打に、初球を引っ張り込むなど内容の濃い打席を送ることができたと思います。


試合後矢野監督はマルテ選手の打撃に関して

――マルテが復帰戦で適時打
「そうですね。マルテが帰ってくるとチームのムードも変わりますし、マルテ自身もいいところでタイムリーが出たんで。いいスタートが切れたかなと思います」

とコメントしています。

HR後の”ラパンパラ”やチームメイトとの関わり方からムードメーカー的存在としても貴重な選手だと思います。

脚の状態は気がかりですが、なんとか残りのシーズンを完走して欲しいですね。


中野拓夢

大量得点のきっかけを作ったのはサイクル目前まで迫った中野拓夢選手でしょう。

「左前ヒット・中オーバーの2塁打・左前タイムリーヒット・右中間を破る3塁打」

HRが出ればサイクル安打でしたが内野ゴロで凡退、ヒーローインタビューでHRが打てなかったことを謝罪するシーンもありました(笑)

それでもこの試合の4安打で安打数を101にまで伸ばし、新人から2年連続での100安打を決めます。

試合前には監督推薦でのオールスター出場が決まっていて、着々とリーグを代表する遊撃手に成長していることが分かりますね。


最多安打も十分狙える位置につけているので、近本光司選手を追い抜く気持ちで、ガンガン安打を量産していってもらいましょう。

セ・リーグ 安打数
①近本光司 105本
②中野拓夢 101本

③坂倉将吾 98本
④塩見泰隆 96本
⑤佐野恵太 93本
※7/13終了時点


気になったこと

マルテの守備・走塁

「19安打13得点・完封勝ち」で文句の付けようがない試合展開でしたが”マルテ選手の守備走塁”に触れない訳にはいかないでしょう。

走塁でジョギングのような緩い動きが見受けられたり、3回表の守備時には上体だけで打球を追いかけ出塁を許してしまいます。

さらに5回の守備から交代し、その点に関して矢野監督は

「しっかり守ることも必要だし、最低限走るってこともできないと、試合の中で使うってことはできないかなという判断で代えました」

とコメントしており「じゃあなんで1軍に上げてきたんだ!2軍との連携が取れていないんじゃないか?」と言う声も一部で見受けられましたが、個人的には連携が取れていないことはないと考えています。

というのも2軍戦で守備を含めたフル出場を何度も経験し、2軍の遠征にも帯同していたので、2軍首脳陣はマルテ選手の脚が「試合に出場できる状態」だと判断した上で起用していたはずです。

なので「全力疾走とまではいかなくても無難にこなすことはできる」ということを1,2軍の首脳陣で共有した上でこの日の昇格を決めたと私は思っています。

ただ実際にプレイするマルテ選手の中で「次負傷したら今季終了。場合によってはそのまま自由契約もあり得る。」という気持ちがあり、脚を動かすことに怖さがあったのではないでしょうか。

2本のタイムリーを放ち、点差も2回終了時点で6点差付いていたことで、マルテ選手の独断で自分の脚を最優先に考えた動きをしたんじゃないかなあと私は予想しています。

それを見た矢野監督が「そんな動きじゃ使えないよ」ということと「脚の状態に気を使って」5回の守備から交代させたと思っています。


1軍合流後・試合中に脚を再度痛めた可能性も否定できないので、次戦までにマルテ選手と首脳陣の間で体の状態と気持ちを本音で確認し、次戦以降の起用法を考えてくれればそれで済む1件かなあと考えています。

個人的にはもともと守備走塁を期待されている選手ではないので「試合に出られる状態ならスタメン起用して欲しい」と考えています。

大山選手不在ですしね。

矢野監督ら首脳陣の判断、マルテ選手の動きに今後も要注目ですね。


※追記

今日(7/14)マルテ選手の登録抹消が発表されました。

昨日の試合中に「右脚の張り」を感じたようです。

約2週間2軍戦に出場していたので、無理やり1軍に上げたということではなく「脚の限界がたまたま7月13日に来てしまった」と個人的には捉えています。

昨年ベストナインを獲得し、チームの軸として期待された選手なだけに寂しい気持ちが強いですが、こればっかりはどうしようもありません。

今後どのような状況になるのかは分かりませんが、ファンとしては動向を追うことしかできないでしょう。



大山離脱に伴う”一塁手事情”

8回表の守備から糸原健斗選手がプロ入り後初めてファーストの守りにつきました。

マルテ選手との交代で出場していた北條史也選手とポジションを入れ替える形だったこともあり、球場が少しざわついたのが印象的でした。

これに関して試合後矢野監督は

―糸原が一塁を守った
「これからのことを考えたら、いきなりやるよりも、やっといた方がいいのかなと思ってやりました」

とコメントしています。

度々note内でも取り上げていますが、矢野監督は「野手に複数ポジション準備させ、選択肢を沢山用意する」ことを基本方針に掲げていると私は思っています。

佐藤輝明選手のサード・ライト大山悠輔選手のサード・ファースト・レフト二遊間の控え選手は内野全ポジション守れるなどが好例です。

これに関しては批判されがちなところですが、個人的には賛成していて絶対的な存在が少ない上にシーズンは非常に長く想定外の事態が起こりうるものです。
(特に近年は某ウイルスの影響で大量離脱が起こる可能性が常にあるので、そうなった時のダメージを最小限にするこの方針は素晴らしい策ではないでしょうか。)

そんな中大山悠輔選手が離脱し、復帰したマルテ選手も脚の状態が芳しくないとなれば、当然別の選手がファーストを守ることになります。


現在近本光司選手・佐藤輝明選手・中野拓夢選手・島田海吏選手・山本泰寛選手・糸原健斗選手の6人は出さない理由がない選手たちで、捕手を除いた残り1枠をロハス選手・糸井嘉男選手・小幡竜平選手・北條史也選手らで賄うことになるはずです。

この中でファーストとしての出場経験があるのは山本泰寛選手・北條史也選手だけなので、選択肢がかなり狭まってしまうと同時にセカンドとしての守備力が高い山本選手をファーストに回して、セカンド守備が弱点の糸原選手をセカンドで起用しないといけなくなります。

ロハス選手・糸井選手をスタメンで起用しないのであれば「ファースト北條・セカンド山本・サード糸原・レフト島田・ライト佐藤」で対応可能ですが、貴重な長打が見込める2人を最初から選択肢に入れないのは悪手でしょう。

となると”セカンド山本”を固定しながらロハス選手or糸井選手を起用できるようになる”ファースト糸原”はかなり良い選択肢だと思います。

そもそも木浪聖也選手・北條史也選手らがファーストの練習をしていたのに糸原選手はしていなかった点にツッコミを入れたくなりますが、それは一旦置いておきます(笑)

大山選手・マルテ選手・ロドリゲス選手がいない間の穴埋めとして、糸原選手にはファーストでも頑張って欲しいなあと個人的には思っています。



こちらのnoteも是非ご覧ください↓

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