【2月20日】阪神キャンプ情報まとめ(中日との練習試合を振り返る!)
こんにちは!かったーです!
今回は2月20日におこなわれた阪神VS中日の練習試合を阪神ファン目線で振り返っていきたいと思います。
この試合は阪神目線で見ると課題と収穫が多くあった試合となりました。
気になった選手・気になったポイントをまとめながら、個人的に感じた課題と収穫を振り返っていくので、阪神ファン・プロ野球ファンの皆さんに楽しんでいただければ幸いです。
スコア
スタメン
野手成績
投手成績
気になった選手
青柳晃洋
この日の阪神の先発は昨年最多勝を挙げた青柳晃洋選手でした。
投球内容は2回 36球 被安打1 奪三振2 与四球1 失点1ということで失点してしまったものの、順調に調整が進んでいるようには感じました。
青柳選手に関しては結果よりも意識していることが明確に伝わってきたことがさすがだなあと感じました。
捕手の坂本誠志郎選手と共に高めをうまく使う場面があったり、緩急をつけて打者を打ち取っていくなど、昨年にはあまり見られなかった攻め方が見受けられました。
登板後青柳選手は
とコメントしており、やりたかったことができた様子が伝わってきます。
矢野監督も
と評価し信頼を寄せている様子が分かりますね。
目標にしている15勝を達成できるように調整を重ねていってもらいたいと思います。
桐敷拓馬
阪神の2番手としてマウンドに上がったのがドラフト3位ルーキー桐敷拓馬選手です。
実戦初登板となった2月15日のシート打撃では抜群の安定感を見せていたので、対外試合初登板を非常に楽しみにしていました。
結果は1回 11球 被安打0 奪三振1 与四球0 無失点ということで文句のつけようがない内容となりました。
基本的にストライク先行のピッチングで四球で崩れる心配はなさそうです。
ストレートで押し込むこともできていましたし、得意のスライダーで京田陽太選手から三振を奪ったりと持ち味を発揮できた登板だったと思います。
登板後桐敷選手は
と振り返っており手応えを感じている様子がうかがえます。
左バッターのインコースに投げ込める点を解説の岩田稔さんも評価しています。
岩田さん曰く左投手が左打者の内角に投げ込めるかどうかはプロの世界で生き残っていくためには重要なポイントだそうです。
それを現段階で桐敷選手ができているというのが評価が上がってきている要因なのでしょう。
1軍の戦力になってくれる姿が現実味を帯びてきたので、次回以降の実戦登板にも注目していきたいと思います。
鈴木勇斗
阪神の3番手として登板したのがドラフト2位ルーキー鈴木勇斗選手です。
2月15日におこなわれたシート打撃で制球に苦しみ、ほろ苦い実戦デビューとなっていました。
登板内容は1回 19球 被安打0 奪三振0 与四球1 無失点と結果はまずまずのものとなりました。
一方で、課題となっている制球に関してはばらつきがあったので、まだまだこれからといったところでしょうか。
牽制のサインを見落としてしまったり、暴投を投げてしまったりとバタバタする場面もあり課題は多く見つかった登板になったことでしょう。
ただストレート中心のピッチングで球に力強さがあったので、ファールでカウントを整えることができ、無失点で終えられたのだと思います。
変化球でストライクを取れるようになれば、力強いストレートと相まってしっかりと抑えられるようになるはずです。
登板後鈴木選手は
とコメントしており、最速148キロのストレートには手応えを感じているようです。
矢野監督は
とコメントしています。
開幕から即戦力にはならないかもしれませんが、数年以内に力強いストレートを武器に阪神を勝ちに導いてくれるようになってくれるでしょう。
糸井嘉男
この日の阪神打線は全体的に中日投手陣のストレートに押されている印象で5回2アウトまで無安打に抑えられていました。
そんな中チーム初ヒットを放ったのがチーム最年長の糸井嘉男選手でした。
鈴木博志選手の152キロのストレートをセンター前に弾き返すことができました。
糸井選手はこれで出場した練習試合では全試合でヒットを放ったことになり、好調ぶりをアピールし続けています。
ただ気になったポイントとしては守備の動きです。
レフトで出場していたのですが、素人ながらに1回表の2度の外野フライを追う姿に少し不安を覚えました。
風が強く難しいことは承知の上なのですが、打球への追い方がどてどてしてしまっていたのが非常に気になりました。
これを考えると糸井選手にはスタメンでの活躍よりもここぞの場面で代打の切り札として活躍する姿を期待したくなります。
ただチーム最年長の選手がキャンプの序盤からずっと実戦に出続けている姿を見ると他の選手にとっても大きな刺激になっているでしょう。
伊藤将司
阪神の5番手として登板したのが伊藤将司選手です。
登板内容は3回 47球 被安打5 奪三振1 与四球1 無失点とランナーを出しながら粘りのピッチングを見せることができました。
これまでの実戦ではまさに圧巻の内容と呼ぶに相応しい投球を見せていたので、それと比べると良くなかったのかなあという印象です。
試合前の段階で変化球を多めに使いたいと伊藤選手がコメントしていたそうで、その言葉通りの内容でした。
その変化球が高くなってヒットを打たれていたので、ここの修正は今後の課題でしょう。
ただランナーを出しても2度の併殺で切り抜けたり、牽制でランナーを刺したりと持ち味を発揮することはできたと思います。
登板後伊藤選手は
とコメントしており、次につながる課題が見つかった良い練習試合となったことでしょう。
佐藤輝明
連日注目されながら練習試合で結果を出している佐藤輝明選手。
この日も2安打を放ち好調をアピールしています。
1本目は1アウト1・2塁のチャンスの場面で大嶺祐太選手の初球をうまく拾って、センター前への同点タイムリーを放ちました。
度々見せる低めの変化球を拾うバッティングで打点を稼ぐことができました。
2本目は外のストレートをセンター左に弾き返し二塁打を放ちました。
ここから打線がつながり勝ち越しに成功しました。
ここまでの佐藤選手はボール球を見送り、強引に行かない、良い意味でおとなしい打撃を見せている印象があります。
自らの課題を克服するためにいろいろ考えてキャンプに臨んでいることが伝わってきます。
矢野監督は
とコメントしており、より一層高いレベルを求めている様子が伝わってきます。
実際に今年の阪神が優勝するためには佐藤選手が大暴れすることが大前提だと思います。
応援しています。
江越大賀
この日のヒーローを挙げるとすれば間違いなく江越大賀選手でしょう。
6回の守備から途中出場し9回の1アウト2塁の場面で、右中間フェンス直撃の三塁打でサヨナラ勝ちを決めます。
藤嶋健人選手の低めのストレートを逆らわずに逆方向に弾き返す見事なバッティングでした。
さらに続くロハス選手のファーストゴロの間にホームインを果たし、自慢の脚力でもアピールすることができました。
このような1点の取り方が非常に大切になってくるので、このようなアピールも継続していってもらいたいですね。
ちなみにこのキャンプ期間中の江越選手のアピールはこちらでまとめているので、よろしければご覧ください↓
試合後江越選手は
とコメントしており、練習でやってきたことを実戦で発揮できていることを明かしています。
小幡竜平
二遊間候補の選手の中でファンからの人気も高い小幡竜平選手ですが、この日は課題が残る1日となったでしょう。
2回表中日が先制したシーンで外野からのカットに入った小幡選手のホームへの送球がそれてしまいます。
糸井選手が弾き、近本選手のバックアップも少し遅れたこともあり1塁ランナー平田良介選手が3塁を回る大激走を見せます。
ただ小幡選手の送球がしっかりとホームに投げられればアウトになったタイミングにも見えたので、勿体無いプレイとなってしまいました。
これだけでなく5回表1アウト1・2塁の場面で京田陽太選手がセンターフライを放ち近本選手が捕球します。
この近本選手の小幡選手への返球を弾いてしまい、ランナー2人の進塁を許してしまいます。
あの弾き方は雑なプレイだったと言われても否定できないでしょう。
守備だけでなく打撃の方でも9回裏にタイムリーツーベースを放ったものの、前の打者が四球で出塁した直後の初球を打ってセカンドゴロ併殺打になってしまうなど、印象の悪い打席が見受けられました。
今後糸原健斗選手が実戦に出場し始めたり、中野拓夢選手が1軍に合流し始めれば、小幡選手を含めた他の二遊間候補のチャンスは少なくなってくるでしょう。
守備が魅力の選手で打撃の方でも年々力をつけてきているので、レギュラーを奪う可能性は十分にある選手だと思っています。
このようなほろ苦い経験を活かして、素晴らしい選手に育っていってくれることを期待しています。
気になったポイント
阪神の守備
気になった選手のところでもいくつか書いたのですが、この日の阪神は守備のミスが目立ちました。
記録上のエラーだけでなく、糸井選手の動きやバックアップの遅さ、中継の乱れなども見受けられました。
まだまだ練習試合の段階なので、今のうちにミスを沢山して課題の克服に取り組んでもらえればそれで良いとは思います。
選手の皆さんは全力で改善に向けて練習してほしいですし、ファンの皆さんはもう少し温かい目で見守ってあげてほしいなあというのが私の思いです。
中日投手陣
この時期の練習試合は選手個人の能力の高さだけでなく、仕上がりの早さで結果が左右されると個人的に思っています。
その点において新監督を迎えて強烈なアピールが求められる中日サイドの選手の方が阪神の選手よりも仕上がりが早いのかなあと感じました。
特に感じたのが中日投手陣のストレートの速さ・力強さです。
先発の岡野祐一郎選手・2番手の鈴木博志選手のストレートは特に力強く、阪神打線は完全に力負けしていた印象です。
解説の岩田稔さんが「中日の投手たちはテンポ良く投げ込み、ストレートも力強いので見ていて気持ちが良い」と解説していたのが印象的でした。
8回裏の攻撃
8回裏2アウトから島田海吏選手がセンター前ヒットを放ち出塁すると、続く熊谷敬宥選手の5球目に盗塁を決め2塁へ進塁。
さらに6球目のバッテリーエラーの間に3塁に進塁します。
熊谷選手は四球を選ぶとすかさず初球で盗塁を決め、2人で2・3塁のチャンスを作ることに成功します。
小野寺暖選手が凡退したことで結果的に得点することはできませんでしたが、阪神の武器である機動力を活かした良い攻撃でした。
”阪神陸上部”と呼ばれた強烈な機動力を今シーズンも期待したいですね。
最後に
ここまで2月20日におこなわれた阪神VS中日の練習試合を振り返ってきました。
石川昂弥選手・鵜飼航丞選手が2安打ずつ放つなど中日側にもかなり収穫のあった良い練習試合になったのではないでしょうか。
少し長くなってしまいましたがここまで読んでいただき非常に嬉しく思います!
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ありがとうございました。