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【3月12日】阪神オープン戦まとめ(藤浪5回無安打無失点!”セカンド”佐藤輝明フル出場!)

こんにちは!かったーです!

今回は3月12日におこなわれた阪神VS中日のオープン戦を阪神ファン目線で振り返っていきたいと思います。

この試合は佐藤輝明選手が初めて”セカンド”で出場し、試合前からかなり注目が集まりました。

その他にも前回乱調気味だった藤浪晋太郎選手がどのように修正してくるのか・岩崎優選手の初実戦など注目ポイントが沢山あり、阪神ファンとしては見どころ満載でした。

個人的に気になった選手・気になったポイントをまとめていくので、阪神ファンやプロ野球ファンの皆さんに楽しんでいただければ幸いです。



スコア

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スタメン

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野手成績

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投手成績

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気になった選手

藤浪晋太郎

前回登板の3月5日楽天戦が4回100球5失点と乱調気味だったことで、開幕ローテ入り当確は持ち越しとなった藤浪晋太郎選手

この日は5回 75球 被安打0 奪三振6 与四球2 無失点と素晴らしい結果を残しました。

この投球で開幕ローテ入りはほぼほぼ確定になったと言って良いでしょう。


初回は先頭の岡林勇希選手に四球を与え、さらに盗塁を許しピンチを背負います。

その後はなんとかゼロで終えることが出来ましたが、カットボールが狙ったところに投げこめておらず、少し不安な立ち上がりとなりました。

ですが2回以降は2塁すら踏ませない投球で、無安打に抑え込むことができました。

特に右打者の外へのストレートが素晴らしく、見ていて惚れ惚れさせられました。

また変化球に関しても回を重ねるごとに精度が高くなっていった印象で、この辺りの修正力から近年の藤浪選手との違いが感じられます。

試合後藤浪選手は

「調子自体は良くなかったんですけど、その中で、良い意味でだましだましというか。良く言えば修正、その辺りが上手くできて良かった」

とコメントしています。

調子が悪いなりに抑えられたようで、その辺りもローテ投手として必要な要素を満たしてきたなあと感じます。

開幕まで2週間を切った段階なので、このまま開幕ローテ入りは間違いないでしょう。

来週開幕前最後のオープン戦で良い形を見せ、気分良く開幕を迎えてほしいですね。


佐藤輝明

連日注目を集めている佐藤輝明選手ですが、この日はいつもと違う注目のされ方をしたはずです。

というのもプロ入り後ははもちろん、人生でも初となる”セカンド”として試合に出場しました。

数日前から佐藤選手がシートノックでセカンドのポジションに入ったというニュースが出ていて、阪神ファンの間ではSNS上でいろんな声が飛んでいました。

そしてオープン戦とはいえ実際にセカンドで試合に出場し、私を含めた阪神ファンはかなり驚いたはずです。


”セカンド佐藤”は3つのゴロを捌きサードゴロ併殺にも絡み、無難にこなすことができていました。
サード糸原・セカンド佐藤・ファースト大山で併殺を完成させたことに阪神ファンは違和感だらけだったと思います。)

試合後佐藤選手は

「いやあ~。もう1試合だけだったら、こんな感じですけど。(一)年間、守るとなったら、すごい難しいと思います」
「(矢野)監督も、遊びで『セカンドにノックで行けよ』って言っていると思ったら…。本当にセカンドだったので。ビックリした」

とコメントしており、佐藤選手自身も驚きのセカンド起用だったようです。

矢野監督は

「(公式戦で)可能性のあることはやっておこうと。一回、やってどんなもんか見てみたいし、面白いんちゃうかな」

と意図を説明しており、あくまでも可能性のあることを試しておこうというスタンスのようです。

本格的にセカンドを守ることはないと思いますが、普段守らないポジションで1試合出場したことで、良い経験にはなったはずです。

佐藤選手の可能性を広げるためにも良い1日になったのではないでしょうか。


糸井嘉男

阪神・中日ともに無得点で静かな序盤戦となったこの試合。先制点は代打糸井嘉男選手のバットから生まれました。

2つの四死球とエンドラン・進塁打が絡み作った2アウト2・3塁のチャンスに糸井選手がセンター前タイムリーヒットを放ち阪神が先制します。


左の岡田俊哉選手にあえて左打者の糸井選手を代打で起用し、シーズン中に起こるであろう”左VS左”の構図に持っていきます。

1球目の甘めのストレートを見送りますが、2球目のストレートを一振りで仕留めます。

今年も代打での起用が増えるであろう糸井選手が左投手を相手にチャンスでストレートを弾き返したことは阪神にとって大きな収穫になったと思います。

もちろん熾烈なレフト争いに生き残るためにも良い安打となりました。

チーム最年長ではありますが、元気な姿を今後も見せてくれるはずです。


岩崎優

キャンプイン直前にコロナ陽性となり調整が遅れていた岩崎優選手がこの試合で対外試合初登板を果たしました。

7回に3番手としてマウンドに上がり、1回 12球 被安打0 奪三振1 与四球0 無失点と危なげない投球を見せています。

投球内容ももちろんですが、ひとまず登板できただけで一安心という感じでしょう。

この日の最速は140キロだったので、まだまだ調整段階だなあという印象は受けましたが、全く心配することはないでしょう。

試合後矢野監督は

「この前、シート(打撃登板)で投げているのも見たし、任せておいて心配ないという信頼感はあるんで」

とコメントしており、信頼度の高さが分かります。

数少ない中継ぎとしての実績がある選手なので、順調に調整が進んでいるようで阪神ファンとしてはホッとできた1日でした。


小林慶祐

8回表阪神の4番手として小林慶祐選手がマウンドに上がりました。

小林選手は2軍キャンプスタートで前日に初めて1軍に合流します。

結果は1回 12球 被安打0 与四球0 無失点三者凡退で締めることができました。

奪ったアウトは全てフライアウトで多少甘くても力で押し切ることができました。

この試合ではあまり使いませんでしたが、フォークが武器の選手なので次回以降は空振りを奪う姿も見てみたいなあと思っています。

また1人中継ぎとしてフル回転してくれそうな選手が出てきたので、非常に嬉しく思います。


齋藤友貴哉

小林選手とともに1軍合流後即起用されたのが齋藤友貴哉選手です。

齋藤選手は1軍キャンプスタートの予定でしたが、コロナ陽性の影響で2軍キャンプスタートとなりました。

出遅れてしまったものの、キャンプ期間中には藤川球児さん平田2軍監督から絶賛されており、オープン戦での登板を楽しみにしていました。


最速158キロのストレートで空振りが奪え、ゴロ率も高い典型的なパワーピッチャーです。

ただ制球が課題でここが改善されれば十分勝ちパターンで活躍できる選手だと思います。


そんな齋藤選手はこの日9回表に5番手としてマウンドに上がり、1回 14球 被安打0 与四球0 無失点と三者凡退で締めくくります。

先頭打者の石橋康太選手に初球・2球目とストレートが定まらず少し心配しましたが、その後は良いコースにストレートを投げ込むことができました。

岡林勇希選手には少し粘られてしまいましたが、変化球で打ち取ることもできていたので、絶賛されていただけのことはあるなあと感じました。

他の中継ぎ候補たちと比べると少し出遅れましたが、今後のオープン戦でさらなるアピールを期待しています。


気になったポイント

中継ぎの枚数が揃ってきた

こちらの記事で書いたように阪神課題の中継ぎに光が少しずつ見えてきています。

この試合の小林慶祐選手・齋藤友貴哉選手も十分1軍で戦力になってくれそうな投球を見せてくれました。

そしてこの日の試合前、来日したばかりのケラー選手がシート打撃に登板しています。

開幕に間に合うかは分かりませんが、少なくとも4月中には1軍の戦力になってくれそうです。

シーズンで活躍できるかは不透明ですが、枚数が揃ってきたのは喜ばしいことです。

本当に中継ぎ課題が解決できたかはまだ分かりませんが、期待が持てるレベルにキャンプ・オープン戦で達することはできたと思います。

阪神ファンとしては一安心です。


セカンド佐藤輝明

以前から矢野監督は他の監督さんと比べて選択肢をできるだけ多く用意して、いろんなリスクに備えるのが上手いなあと個人的に思っていました。

例えば阪神の内野手は本職以外のポジションでも多く試合に出場していたり、熊谷敬宥選手・植田海選手のような脚の速い選手は外野手としても出場しています。

大山悠輔選手のレフトや佐藤輝明選手のサードも一例だと感じています。


いろんなポジションを守らせることを度々批判されていますが、ヤクルトの山田哲人選手・村上宗隆選手のような絶対的な存在が現状の阪神にはいないので、多少エラーが増えたとしても選択肢が多い方がチームにとってプラスだと判断していると勝手に思っています。

今回のセカンド佐藤選手もその選択肢の1つで、何かあった時のリスク管理ということでしょう。


シーズンで佐藤選手をセカンドで起用する時はマルテ選手・大山悠輔選手・糸原健斗選手の中で誰かが調子を落として、外野の選手の状態が良い時に可能性があると思うので、そうならない方がチーム状況としては良いはずです。

それでもそうなった時のことを考えて選択肢を増やそうとしてることが伝わってきたので、今回の”セカンド佐藤”に関しては良い試みだなあと私は思っています。

皆さんはどうでしょうか?


高卒ルーキー中川勇斗のデビュー

9回表の守備からドラフト7位ルーキー中川勇斗選手が1軍初マスクを被りました。

前日に2軍の教育リーグで途中出場しセンターへのタイムリーヒットと二盗阻止で存在感を見せ、この日の1軍合流に繋げます。

8回裏の阪神攻撃中に梅野隆太郎選手とキャッチボールをしているシーンが画面に抜かれ、非常に初々しい表情をしていたのが印象的でした。

そのまま9回表にマスクを被り、齋藤友貴哉選手とのバッテリーでゼロに抑えることができました。

キャッチングが綺麗で未来の正捕手候補として素晴らしい素質を素人ながらに感じました。

この経験を活かして数年後の阪神を背負う存在になってもらいたいです。




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