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【5/26対楽天3回戦●】今季12度目の完封負け…。ガンケルの好投報われず…。8回裏の采配があまりにも消極的すぎた件…。
こんにちは!かったーです!
阪神タイガース、連敗です。
最下位からの巻き返しに向けて非常に大事な交流戦ですが、負け越しスタートとなってしまいました。
この3連戦で阪神が奪った得点は僅か2点で、いずれも大山悠輔選手の打点と野手陣全体で沈黙してしまいました。
「50試合を消化して12度目の完封負け」この以上なペースで阪神打線の深刻さが分かると思います。
マルテ選手の離脱で「またも主軸を欠いた状態で戦わないといけない」という事実が選手・首脳陣のメンタルに影響し、普通の精神状態で戦えてないんじゃないかなあとこの試合で感じました。
そう感じた7回裏と8回裏の攻撃を中心に振り返っていきたいと思います。
スコア・責任投手・本塁打
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スタメン
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野手成績
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投手成績
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気になった選手
ガンケル
この試合の先発はガンケル選手。
打線の援護がなく負けが先行してしまい、昨年ほどの安定感がないようにも見えますが、決してそんなことはありません。
特に5月に入ってからは安定感抜群で「5月5日ヤクルト戦:5回2失点 5月19日ヤクルト戦:6回1失点」という投球内容です。
先発ローテを守り続けてくれる外国人選手としては十分な内容です。
そんなガンケル選手ですがこの試合は今季最高と言っても良いぐらい球に勢いが感じられ、楽天打線を翻弄します。
結果は「7回 100球 被安打3 奪三振5 与四死球4 無失点」で今季最長の7回を投げ切りHQSを達成してくれました。
変化球がばらつく場面もありましたが、バッテリーを初めて組んだ長坂拳弥選手とともに直球の割合を増やして対応していったそうです。
チーム状況としては非常に苦しい阪神タイガースですが、先発投手の充実っぷりは12球団屈指です。
下手な投球を続けていると昨年の実績があるガンケル選手でさえ立場が怪しくなってしまうでしょう。
チームのためにはもちろん、自身のキャリアのためにもこの試合のような快投を今後も期待しています。
気になったこと
7回裏の攻撃(選手の課題)
この試合で気になった2つの攻撃を振り返っていきたいと思います。
まずは7回裏。
先頭の大山悠輔選手がフェンス直撃のツーベースを放ち、先制の大チャンスを迎えます。
ここで打席に立った佐藤輝明選手・糸井嘉男選手・糸原健斗選手の3人が揃ってランナーを進めることすらできずに凡退する、なんとも寂しい結果に終わってしまいました。
正直今の阪神でこの3人、特に佐藤輝明選手がチャンスで凡退ししまったのなら仕方がないでしょう。
ただランナーを進めることすらできなかったことと、あまりにもしょっぱい打撃を糸井選手や糸原選手が見せてしまったことに寂しさを感じてしまいました。
8回裏の攻撃(首脳陣の課題)
次は8回裏。
1アウト後、長坂拳弥選手がレフト前ヒットで出塁します。
続く代打北條史也選手にベンチは送りバントを命じます。
この判断を見たときに「2アウトにしてでも得点圏にランナーを進め、近本の打撃で1点をもぎ取りたいんだなあ」と私は感じました。
こう感じたので、「2塁ランナーに”代走の切り札”熊谷or植田を出して少しでもホームインの確率を上げるべきだろう」そう考えていました。
ところが実際は2塁ランナー長坂選手に代走を送らず、そのまま近本選手の打席を迎えます。
そして近本選手がレフト前ヒットを放ちますが、2塁ランナー長坂選手は本塁でアウト、リクエストするも覆らず無得点で終わってしまいます。
この場面で代走を送らなかったことについて矢野監督は
ーー八回は二走の長坂に代走も選択肢にあった
「いや、まあ、難しいところやったけどね。結果的にもちろん俺が行ききらんかったっていうのは、まあ、受け止めているけど。延長十二回という難しさと、その後に代走を出したいところもあったし、拳弥も遅いわけじゃないんで、そういうところでは、そういうふうに考えながら、準備は、準備というか頭の中の考えにはもちろんあったんだけど」
と説明しています。
素人が偉そうに語ることじゃないかもしれませんが、ベンチに坂本誠志郎選手・片山雄哉選手が控えていながら延長を見据えて代走を送らなかったのは「かなり消極的だなあ」と感じてしまいました。
個人的には積極的にいって欲しかったものの「延長を見据える」という消極的な判断も選択肢には上がるので納得できなくもないです。
ですが「だったら1アウト後から送りバントを指示したのはどういうことなんだ?」という別の疑問が出てきます。
「2アウトにしてでも得点圏に進めて1点を奪い、その1点で逃げ切る」
こう考えたからこそ北條選手に送りバントを指示したはずです。
ならば1点を取るための最善策を取り続けるべきだったと感じてしまいます。
まとめるとこの回の采配は「消極的かつ中途半端な采配だった」と言わざるを得ないと私は感じています。
ただ冒頭に書いた通り選手・首脳陣が並のメンタルで試合に取り組めているとは思えないし、この判断を試合中は瞬時に判断しないといけないので、中途半端な判断が生まれるのは仕方がないとも感じています。
「得点が入る・試合の勝敗」などはあくまでも結果でどんな判断をしても悪いものになる可能性は存在します。なので結果をとやかく言うのはお門違いになってしまうことがほとんどだと私は思っています。
だからこそ結果がどうなったとしても矢野監督が掲げる「俺たちの野球」を貫き続ける姿を期待したいです。
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ありがとうございました。