日々の行動にも所作がある
日々何気なく行っている
さまざまな動き、ひとつひとつにも
所作があるというお話し
所作とは
所作(読み)ショサ
1行い。振る舞い。しわざ。「一日の所作を日記に記す」
2身のこなし。しぐさ。また、演技の動作。「大げさな所作をする」「役者の所作」
3「所作事」の略。
4仏語。身・口・意の三業(さんごう)が発動すること。能作に対していう。
5仕事。職業。「常に畋猟(かり)、漁捕(すなどり)を以て―とする国なり」〈今昔・三・二六〉
傘の所作
日常、何気に行っている
傘を持つ、傘をさす、傘を閉じるという
動きを意識したことはありますか?
1.傘を持つ
傘を持つ時は傘の先端が
常に下を向くようにする
傘の柄を持つか、腕に掛け歩く
電車などの人が沢山いる空間では
傘は体の正面に、
できるだけ体に引き寄せ
傘の先端を垂直に地面につける
2.傘をさす
傘をさす時は、
周りに人がいないことを確認し、
周りに配慮しつつ、
まずは斜め45度で軽く開き、
持ち上げながら全開する
勢いよく、
一気に開かないよう注意する
3.傘を閉じる
傘を閉じる時は、さすときと逆に
周りに配慮しつつ、
まずは斜め45度で軽く閉じる
その後、
カチッとロックがかかるまで閉じる
この時、バンドはまだ閉じない
傘の先端を地面に垂直につけ、
2.3回軽く振り、傘についた雨を払う
そして、バンドをつける
傘立てに置く際も、
雨を払い、
しっかりバンドをつけるのがマナー
どうでしょうか?
傘ひとつ取っても、
言葉にするとこれだけの動作があり、
この一連の動きは
所作と呼んでいいでしょう
美しい所作は場を凌駕する
動きひとつひとつが組み合わさって
一連の流れを形成し、所作となる
その動きは洗練されるほど、美しくなります
私はバンケットホールで
営業の仕事をしています
お客様のアンケートで
素晴らしい接客だった、
サービスマンの動きが美しかったと
評価を頂くことがあります
サービスマンの接客、
料理を提供するサービスの動きは
所作と呼べるでしょう
そして、一流のサービスマンは
動きが洗練されています
その動きに人は美しさを覚え、感動します
所作とは所を作ると書きます
美しい所作はその所の空気感を一瞬で作り、
その場を凌駕する力があります
営業という仕事の所作
では、私が行う営業の所作とは?
名刺の出し方とか、いろいろあると思います
しかし、私が思うところ、
究極の営業の所作は
立ち姿ではないでしょうか⁉
私のいう立ち姿は
雰囲気も含めた、立ち姿です
姿勢よく、すっと立っているのは勿論
この人なら、
私の話を聞いて導いてくれそうだという、
安心感や信頼感を纏った立ち姿
そんな雰囲気は日々の行動があって
滲み出てくるものだと思います
日一日、
自分の行動、所作を見直してみませんか?