One to Oneマーケティングの追求と限界
インターネット広告業界に長年身を置いていると、その流れや潮流を見てきました。
ネット広告に出すと反応が取れた時代
新しい種類の広告が多々出てきた時代
媒体の乱立ゆえに規制が強まってきた時代
広告主の競争ゆえに規制が強まってきた時代
などなど…
聞くと、そうだろうな、という業界の流れがありました。
ネットユーザーが若手になるにつれて、個別化に慣れている彼らを当てるには特に、マス広告的な内容ではなく、個人に当てた広告、いわゆるOne to Oneマーケティングが王道になりました。
このOne to One手法は、LTV(生涯顧客価値)の最大化にも寄与し、CPA(顧客獲得効率)も高いため、今なお王道です。
ペルソナ(理想の顧客)を見たて、そのペルソナの顕在意識や潜在意識を理解したクリエイティブを作り、広告運用を行うことで、新規顧客獲得、LTVの最大化には最適です。
しかし、業界トップの座を一気に作りたい場合や、指名検索(名指しで検索されること)をされる場合は、One to Oneマーケティングには限界があります。
それはやはりマス広告に分があります。いわゆるブランディング広告。
興味関心を引き、独自の世界観やビジョンを伝えるには、TVや新聞、看板、ネットの動画広告、オーディエンス型広告などは、すぐのCV(顧客化)にはなりにくいものの時間が経つにつれて、検索数は増えます。
第一想起や脳内SEOとも言いますが、〇〇をするならあそこだよね!と思ってもらう、選択肢に入れるには、知名度や認知度が必要。
そのためにはブランディング広告やSNSなどを時間をかけて行う必要があります。
多くの中小企業にはOne to Oneマーケティングを強くお勧めしますが、マス広告もまだまだ捨てたもんじゃありません。
大手の出稿も減り、マス広告も安くなってきていますし、部分売りも始めています。
Tverの運用型広告などは、多くの人に届けられますし、予算に余裕のある企業や、独自性の強いマスビジネスを行っている企業は検討してみてください。
勝てる広告戦略がいつだって必要です。
もちろん、我々も。
個別化を行いつつも、如何にして、全体知名度を獲得出来るか模索し続けましょう!
いつも応援しています!
株式会社エックスラボ
代表取締役 藤 勝行
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