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「誰かの大切な場所」を守るための戦い

5月23日に「THIN.RUN」というサイトをリリースして早1週間強が経過しました。"XX-TECHの民主化"をテーマに掲げた事業で、現在は「Civic-TECH」と「Nocode-TECH」にフォーカスした展開を進めています。

「テイクアウトマップ」はあくまでも手段でしかない

ぼくたちはただテイクアウトマップを作りたいわけではありません。地域のリーダー人材を見つけ出して、住んでいる人が主体的に「いま必要な情報」を「自分たちで」集めることができるプラットフォームを提供しています。

各地のテイクアウトマップ作成だけで終わるつもりはなく、「衣・食・住」のうち"食"にフォーカスした入り口を持つことで、多くの人が利用するようになることを第一の狙いとしております。そのうえで、地域に合わせた「いま必要な情報とサービス」に向き合うことを第二ステージと考えており、すでに温泉マップの作成や空き家の持ち主探しの企画などが展開地域において進行しております。

どこで「稼いで」いくのか?

各所で聞かれています(笑)
ほんとに正直に答えると「いまは定めていない」です。考えていないわけではなく、定めていません。

各地域の進行をリーダー人材に概ね委ねることで、事業の展開・進行にかかるコストは代表の役員報酬を除くと、1地域月額数千円程度です。なのでいまは早急に黒字化を考えるよりは、より内容を充実させ、より使いやすく、より多くの人に使ってもらうことに手と頭と時間とお金を使っています。

どこに向かうのか?

ここ3日間くらい、この課題に真剣に向き合ってみました。

元々ぼくとくうるという会社は「消えゆくお寺の維持、健全な利活用」を事業として確立させることに挑戦し続けています。(記事は1年ほど前ですが、構想から挑戦している期間はすでに4年ほどに及びますw)

今回の事業もお坊さんとの会話の中で生まれたものであり、最終的にはお寺ビジネスに繋げていければいいかなという考えももちろんあり、先日からトライしている「最高の投資家探し」においてもこの事業の目的・ゴールとして、お寺ビジネスに拡大していきたい旨を資料に落とし込んでいました。

ただやっぱり違和感があって。「テイクアウトマップは手段でしかない」は本心です。でも「テイクアウトマップは今後お寺ビジネスを展開するための手段でしかない」は真実ではありません。自分が全然納得できませんでした。

消えゆく大切な場所

新型コロナウイルスが蔓延し、突然ぼくらの世界は変わりました。ぼくらは「当たり前が当たり前には続かない」という理を日々突きつけられています。その中でも、「子どもの頃から何十年も通っていた小さな食堂」とか「妻と初めて旅行したとき、道に迷った末にたどり着いた思い出の蕎麦屋」とか。こういった場所が人知れず声も上げられず消えていくことを、ニュースやSNSで知ることが増えてきました。非常に悲しい。

クラウドファンディングなども盛んですが、どうしてもまだまだコンテンツマーケティングとしての強さを持ったプロジェクトでなければ期待した成功を収めることは難しいのが現状だと思います。WEBページもなく、ましてやメールアドレスすら持ってないような、細々と営む老夫婦の店に、起死回生のクラウドファンディングを仕掛けることなどできるでしょうか。

できることは少ない、だけど挑戦しよう

株式会社くうるは、このコロナ禍において「誰かの大切な場所を守る事業」に挑戦していきたいです。

まずは今週中にテイクアウトマップを一段階進化させます。ぜひいま弥彦村や種子島にいない方もアプリを覗いてみてください。そこにある「あなたの大切な場所」を #わたしの大切な場所 というハッシュタグを付けて発信してください。思い出やメッセージを文字数いっぱい込めてみてください。ぼくらはそれを届けたい。アプリのアップデートは完了次第お知らせいたします。

届けた先に何があるのか、これからデザインしていきます。いろいろできそうだけど、いまの能力とコネクションと資金力で選べる選択肢は多くありません(笑)

いまはただあなたの「なくなったら悲しい」という想いをぼくらが届けます。展開地域では地域リーダーにも協力してもらおうと思っています。

展開地域を増やしたい

元々積極拡大路線ではなかったのですが、拡大路線を進みます。「誰かの大切な場所」の情報をできるだけ集めたいのです。協力してください。

興味のある方はコメントでも、TwitterのDMでも、TOMOSHIBIからでも構わないのでご連絡ください。


さいごに、きっかけと感謝

走り続けた1ヶ月間でしたが、このように思考を整理したきっかけがありましたのでその全てに感謝します。ちょっと最終セクションにしては長いですが、その経緯と各位への感謝を綴ります。

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最初は、5/31に拝見したbosyu

こういう想いを持った方がいることが微笑ましくて心苦しくて、この人のnoteも読みあさってしまいました(笑)このbosyuに関するnoteはもちろんのこと、過去のことや家族のことも普通に泣きながら読みました。

どの記事に書いてあったか定かではないのですが、「手紙で伝えることが大切だ」ってことが書かれてあったと記憶しています。なぜかその部分が非常に残っています。たくさんの言葉と物語を教えてくれた女子大生のん(23)さんに感謝。

資金調達に挑戦すると決めたタイミングで再度意識したのは「やさしい革命」、ぼくは起業家家入一真さんの思想や発する言葉を尊敬しています。

先のbosyuで「手紙」を意識したぼくは『「身近な誰か」に向けて「手紙を書くように」作るサービスのほうがいい』という彼の記事も読み返しました。重要なときにふと思い返すほど深く刺さった言葉をくれた家入さんにも感謝。

また、昨日開催されたsmartroundのイベントで生まれて初めて?エンジェル投資家という人間をちゃんと観ました(笑)イベント終了後、ゲスト3名のいろんな記事を拝見していき、その一つに有安伸宏さんのANGEL PORTでのインタビュー記事がありました。

スタートアップにとってひどく当たり前の基本のキではありますが、読み進めて「消費者の問題を解決できているか」という言葉に出会ったときに今回の方向修正の意思決定がほぼ固まりました。ただただ未熟者ですが、新たな視点と気付きと振り返りをくれた有安さんと佐藤さんと大冨さんと冨田さんに感謝。

お次はイベントの後に1on1で話した数年来の歳の離れた友人。彼女はいつも応援してくれる、一緒に考えてくれる貴重な友人です。半年ぶりくらいに話したのかな。元気な笑顔が見れて嬉しかったのと、お互いの近況を共有して気合が入りました。彼女から「もっと文章で想いの発信した方が良いかも」と言われてこのnoteを書いてます(笑)いつも元気と気づきをくれるEimiにも感謝。

最後はいま一緒に動いてくれている仲間のひとり。彼からはぼくらが向き合う「消費者の問題」についてヒントをもらいました。彼の長く熱いメッセージがあったからこそ悩まず意思決定することができました。夜中に悩みながらも熱く応えてくれた彼に感謝。

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ってな流れでいまに至ります。これから考えることと動かないといけないことだらけです。でも楽しい。楽しいけど苦しい。苦しんでる人がいるからいち早く届けないと、と思うけどその力がなくて苦しい、悔しい。

着実にやっていきます。正直にいいますが、「助けてください」(笑)

みなさんの知恵と時間と言葉(とお金)の出番です。

ご興味いただいた方全員と話してみようと思ってます。もしいままでにぼくからの連絡が滞っているかたがいらっしゃいましたらお手数ですが再度ご連絡ください。

みんな、やってこ!!

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たけちかつや
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