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顧客はどこにいった?置き去り?

一括査定サイトの社長と

土曜日はいつもの株式会社グラウンドの鈴木社長とゲストを招いてのYouTubeLIVE配信でした。ゲストは不動産売却一括査定サイト「マンションナビ」の代表山田力(やまだりき)さんに来ていただきました。

何の利害関係もないぼくらは嫌な質問をたくさん投げましたが、真摯に山田さんの声として答えてくださいました。配信後のアンケートで「神回」と回答があったほど。

一括査定サイト運営者の本音と、裏側の話がたくさん聞けました。マンションナビの強みはもちろんあるが、弱みもある、世間での一括査定の対応方法ではこんなことが良いと言われているが、山田さんとしてはこう、過去にこんな集客やこんな施策をしたがうまくいかず今はこうしている、などなど。

良いも悪いもオープンに全部喋ってくれました。山田さんの言葉は、一般論や本に載っていること、先輩経営者の言葉ではなくて、山田さんの言葉でした。そこが本当に楽しかったです。アフタートーク配信には一括査定利用会社のイーナリンク中山さんにも来ていただき、それがまた面白かった。

不動産会社と売主がいない戦い

色々な会話のなかで疑問というか、どうなっていくのかなと思ったことがありました。

不動産会社さんの売主集客は一括査定サイトというのを利用しています。そこでは(サイトにもよりますが)、会社の特徴はさほどアピールされていません。そしてこのサイトからの不動産会社への売主反響は外部コールセンターの人が初期電話をする。そしてそこからの追客は追客メールシステムを提供している会社のシステムが追客をする。お家の査定は査定書システムが査定をして、それを送る。電話のタイミングはCRMの通知。あれ、不動産会社さんどこにいった、と思いました。

不動産会社さんも競合に負けないように一秒でも早く電話をしたり、何とかして会おうとして、他社とは会わないように売主に言ったりする。あれ、売主さんどこにいった?売主さんのために考えてることがない?と思いました。何か大事なものがどんどん忘れ去られていっている気がします。

ぼくは「誰と喋ってるんだろう」と思うことが好きではありません。自分としての言葉を、根拠をもって発していけるようにしようと改めて思いました。

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