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◆オーディトリー・ニューロパシー(115):両耳人工内耳1ヶ月半経過時点の聞こえチェック
・人工内耳調整日。よりにもよって台風最接近の日。そしてお盆休み中。某医療センターはいつもよりだいぶ空いていた。予約表には診察、調整ってあるけどいつ呼ばれるかわからないので待ってる間に調整してもらって呼ばれたらそっちに行くパターン。知らないうちに呼ばれてることもある。
・前回作ってもらった3種のマップのうち一番電流が多いのをこのところ使い続けてきたが、自分の声が響いて割れて聞こえる。イヤモニ通して聞いているみたい。それに関わる電極部分を下げてもらう。自分の声が大きく聞こえるのは低音が関係しているというので、低音を抑えたのと上げたのと新たに2種類作ってもらった。低音を上げすぎると体の中の音も聞こえすぎてしまうらしい。左耳もちょっと上げてもらう。調整してもらって右耳だけで聞くと「これはないな〜、うわんうわんするし・・・」なんだが、両耳で聞くとがらっと変わって立体的になっている。モノラルとステレオの違いというか。両耳聴効果を実感する。
・主治医先生の診察は秒ですばやく終わる。耳の中は問題なし。大口あけるとまだインプラント入っているあたりが痛むのだが、おさまるまで半年か一年くらいかかるって。大口あけるのは歯医者のときか高座に上がったときくらいだからいいけども。
・最後に聴力検査。人工内耳をはずした完全裸耳では口頭の説明、ヘッドホンやスピーカーから音が出ているのかすらもはやわからない。それでも大きい音ならなんとか「音出てる」ってわかる。聴力温存する手術をしてもらったと実感。でもあまりこの状態では長く過ごしたくない。世界がよそにいっちゃって怖すぎる。
・言葉の聞き取り検査では、両耳人工内耳あり、右のみ人工内耳で単音(「あ」「い」)、単語、短文のテスト。左のみ、人工内耳なしで単音テストも。総試行数が長い。300近くいったはず。後になるほどみんな似たように聞こえてきてしまう。お腹も鳴るし。試行数がもうちょっと少ないと助かるのだが。手術前の右補聴器+左人工内耳のときにくらべると単音、単語、短文どれも良くなったって。一生懸命聞かなくとも声が入ってきて体感的にも「わかる」って手応えがあった。風呂以外ずっとつけて過ごしているしな〜(笑 詳しい結果は次回9月にて。