3日目は2時過ぎに起床。
大船山(たいせんざん)の山頂へ朝日を見に行きます。
今回一緒に登山した友人は夜の登山の経験がありませんでした。
なので山頂からの朝日も今まで見たことがなかったそうです。早朝、というか深夜から真っ暗な登山道を数時間も歩くなんて怖いし危ないし楽しいはずはありません。なぜそんな過酷な道を歩いてまでして朝日を見に行くのか?と友人は思っていたことでしょう。
逆に僕は登山をするなら可能な限り朝日を見たい人です。
あまり乗り気ではない友人を連れて大船山山頂を目指します。
夜明けの30分前に大船山登頂。
すでに数人の登山者が遠くの空を眺めていました。
日の出前の約30分、夜が終わり、一日が始まる。
夜の冷えた空気を肌で感じるながら朝日を待つ時間。
自分がもっとも美しいと感じるグラデーション。
友人も静かに遠くを眺めていました。