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【穂高岳】特別、登山が好きというわけじゃないけど、山に登りたくなる
先週、北アルプス飛騨山脈の穂高岳に1泊2日で登ってきた。
朝6時に出発してキャンプ場まで片道6時間。
深夜2時に山頂を目指して出発して、頂上まで4時間。
下山も10時間かかった。
下山の途中で左膝裏を筋を損傷したみたいで、今も歩くと少し痛む。
上りは「山頂」という明確な目標があるから、疲れはあっても気力でなんとかなる部分もあるが、下山は「ただ下るだけ」という本当にいつ着くともわからない道が延々と続く。こういうときはやっぱり怪我をしやすい。
最後の方はずっと「早く着いてくれ」と心の中で叫んでた。
そんなしんどい思いをしたとしても、また来年も登りたくなるだろう。
美しい景色。
朝日。
雲海。
山でのご飯。
淹れたてのコーヒー。
山に登らなくても見たり味わったりできる。
だけどそこに「登山」が加わるだけでそれらが別物に変わる。
写真でしか見たことがなかった風景は実際に見るとまるで違う。
いつも食べてるご飯やコーヒーがいつもと違う味に変わる。
極限状態に近づくと感覚が研ぎ澄まされて、五感すべてで感じることができるようになる。そんな感じだ。
普段の生活では味わえない感覚。それを体験しにいきたくなるからd