PJSC直前かつた杯レポート【185デッキ分布/20デッキレシピ掲載】
いつも『かつた杯』にご参加、ならびに応援いただきありがとうございます。
先週末の7/10(土)、7/11(日)にトーナメントセンターバトロコ各店舗様にて開催させていただきました、かつた杯のレポートと、そちらのデータから読み解くPJCSへの環境考察になります。
いつも応援してくれているプレイヤーの皆様のレベルアップの一助となれば幸いです。
本記事の構成としては、前半は2日間で185名の皆様に参加いただいたかつた杯のレポート、そのデッキ分布から見る考察を書いています。
後半では、PJCS環境に存在するメジャーなデッキタイプをピックアップし、「デッキの特色」「新環境で採用が目立ったカード」「サンプルデッキレシピ」を掲載しています。
PJCSまで残された時間が少ない中で、なるべく多くのデッキに対して理解が進むよう、要点を簡潔に記載することを心がけました。
※7/15 2日間の合計のグラフを追加/グラフに数字を追加
■7/10 バトロコ川崎
多くのシティリーグの倍以上の規模となる83名が会場に集結しました。WCS出場者や公式大会での上位入賞者の方にも多く参加いただきました。いつも本当にありがとうございます。
・予選 83名
前環境では最多といっても過言ではなかった「インテレオンVMAX」が大きく数を減らし、連撃軸のVMAXはほとんどがウーラオスというのが大きな変化でした。モココの登場により、雷タイプが増えることを予想した結果だと思われます。
実際、モココ入りのデッキはかなり多く、ライチュウ&アローラライチュウやクワガノンVにワンパンを取られてしまう雷弱点のVMAXはかなり向かい風な環境でした。レックウザやいちげきウーラオス、マホイップの増加も、回復しながら戦うコンセプトのインテレオンにとっては厳しいと言えます。
最も多かったデッキは、「こくばバドレックス「れんげきウーラオス」「悪パーフェクション」の3デッキでした。
いずれも「チャーレムV」「ガラルフリーザー」「ガラルファイヤー」と新弾のカードが組み込まれており、もともとこのデッキタイプを使っていたプレイヤーが、新らしいデッキタイプを使うよりも、既存のデッキが強化されているのかを確認する目的で使用している印象を受けました。
中でも悪パーフェクションに入っているガラルファイヤーによって、このタイプは大きく強化された印象を受けました。
従来ではできなかったエネルギー加速を持っており、レッド&グリーンを使わずとも6エネを工面できるほか、終盤には自らサイドを取っていけるのが魅力です。
イーブイヒーローズ環境終盤でかなりの好成績をだしていた「ルカメタ」「いちげき」の2つのタイプも多かったほか、強化点はないもののレシピがブラッシュアップされてきている「れんげきテンタクル」もかなり使用者がいました。
新弾以外では、PJCS環境においても、この6デッキは当たる可能性が高いと考えて問題ないという印象を受けました。
・本戦 16名
ある意味予想通りでしたが、前の環境に合わせてレシピもプレイングも洗練されていきている印象があります。
これらのデッキにはほとんどパワーの差はなく、”止まったほうが負ける”というのが前環境までの総括です。
注目だったのはここにきてベスト8、またシティリーグ優勝もしている「白馬」のデッキでした。「インテレオンVMAX」の減少に伴いいただきの雪道へのガードが若干下がっており、そこを上手く突いていたのが勝因でした。どのデッキを握るにせよ「雪道で止まらない」というのはPJCS本番でも意識すべきポイントかもしれません。
新弾からはモココ軸のデッキが2デッキ本選に出場しました。レックウザと違い、「嵐の山脈」や「キャプチャーエネルギー」で安定感を上げていたことが勝因という印象を受けました。
ベスト4は「三神ドータクンバレット」「ルカメタ」「ルカメタ」「悪パーフェクション」と、タッグチーム軸のデッキが上位進出しました。
■7/11 バトロコ本厚木
約半年ほど間が空きましたが、無事に3on3を開催することができました。チーム戦はやはり、真剣な中に楽しさがある形式なので、運営しているこちらも楽しかったです。バトロコ本厚木様、本当にありがとうございました。
・予選102名(34チーム)
チーム戦におけるデッキ選択は個人戦を若干ことなるため、留意が必要になります。たとえば、チームメンバー3人で同じデッキを使用したり、同コンセプトを選択する場合がるため、分布はあくまで参考と捉えてください。
とはいえその中でも、上位6デッキが前日と全く同じ顔ぶれとなりました。やはり安定感があり、簡単に負けづらいパワーを持ったこれらのデッキは、PJCSでもよく見ることとなるでしょう。
昨日はほぼモココ軸だったレックウザですが、この日は炎軸とちょうど半々でした。ブルーの探索を使用でき、先攻で強いビクティニ、後攻で強いボルケニオンを採用し、レックウザ自身がサポートの役割をこなすことができるのが特徴です。
・本選24名(8チーム)
・デッキ分布
4人
悪パーフェクション
3人
れんげきウーラオス/モクナシ
2人
黒馬/ムゲンダイナ
1人
ルカザシ/モココ/ジュラルドン/ピカゼク/ゲンガー/白馬/ジュナイパー/インテレオン/ニンフィア/リーフィア
こちらも予選の分布とそこまで大きく変わらない結果となりました
やはり昨日、強化を感じた悪パーフェクションは引き続き強さを見せました。
モクナシは準優勝チームが3名使用。3人とも実力のあるプレイヤーというのもあるが、現環境でも十分通用する安定感のあるデッキタイプだということを見せつけました。
優勝チームの1名はドータクン型のジュラルドン。これからジュラルドン自身がブラッシュアップされたり、環境が混沌としてくればなお強くなるデッキタイプだと感じております。
■2日間総括
個別の結果と上位勢の顔ぶれはほぼ変わらず。
■環境デッキ紹介・解説
JCS直近の休日(7/10土・7/11日)に行われたかつた杯を通して多かったデッキタイプをリストにおこしました。
(まじで苦行だった)
サンプルレシピとしてご利用ください。
また、使用者数・勝率も集計しました。
(まじで苦行だった)
皆さんの参考になれば幸いです。
⚠️サンプルレシピです。
強いと思うカードというよりは、出来るだけ会場で多く採用されていたカードを採用したデッキレシピとなっています。
⚠️スコア用紙の記入漏れや、回収忘れなどにより参加された方全員のデータを使用者数、勝率に反映できず、上の円グラフと軽微ではありますがズレがあります。
⚠️執筆に当てられる時間の都合上勝率上位20デッキの簡単な紹介にとどまっています。
本当は昔のように一つ一つのデッキにスポットを当て、回し方や自分の作ったデッキ60枚すべての採用理由を長々と書きたかったのですが、あの頃のクソ暇医大生だったリューくんはもういないのです。。ご容赦ください。。
⚠️よく「〇〇のデッキは見た方がいいですか?」と質問されるので、それについても僕なりの回答をしております。参考にして頂けたらと思います。
⚠️ここから先は有料部分となります。理由は今回のかつた杯にご参加頂いた方に少しでも優位性を持ってもらう為と、今後のかつた杯をより大きく発展させていく為です。かつた杯3周年記念CSの運営費や最終的な目標である1500人開催をする為の資金にします。
JCSでの勝利への助けとなるはずです!!
出場される方は全力でJCSを楽しんできてくださいね!!!
■連撃ウーラオス
使用者数 : 23名 (12.4%) 使用率1位
勝率 : 63.0% (68勝40敗)
今回使用率1位となったのは連撃ウーラオス!!
強いねぇ。なんでもできるもんな。
確定サーチのデッキはやっぱり強い。
個人的に、JCSで握りたいデッキの候補にあげてたデッキタイプのひとつ。(キャンセルするけど、、)
★デッキの特色
主な打点が150 or 120-120
これらを組み合わせると240、270、300
このままだと打点不足気味ですが、
・クイックシューター (20点)
・ナゲツケザル (20点)
・望遠スコープ (20点)
・チャーレムV (20点)
などで打点を補い戦います。
・サイド複数取り
・ターン超越
・剣盾の主なサポートポケモンが闘弱
・1エネで打点が出る
・ジメレオンによる確定サーチ
・どんどんよぶによる最低限の安定保証
・ジラーチGXによる弱点対策
強いところはいくらでも挙げられます。
使用率1位になったことも納得できますね。
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