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ホッケーをメジャースポーツに!! その13 HJL新規加盟2チームから感じる可能性
はじめに
トップリーグである「ホッケー日本リーグ」2021シーズンから新規2チームが加盟。オリンピックイヤーに日本ホッケーが益々盛り上がる予感です。
新規加盟は男子1チーム、女子1チーム
<男子リーグ新規加盟チーム>
チーム名:メトロ東京ホッケークラブ
法人名:NPO法人メトロ東京ホッケー&アスリートクラブ
活動地域:東京都
URL:https://metro-hockey.tokyo.jp/
<女子リーグ新規加盟チーム>
チーム名:東京ヴェルディホッケーチーム
法人名:一般社団法人東京ヴェルディクラブ
活動地域:東京都
URL:https://verdy.club/hockey
写真:両チームホームページから
タイトル:「ホッケーをメジャースポーツに!!」FBグループ名より
新規加盟2チーム
ホッケー日本リーグ2020シーズン加盟の状況は下記です。
男子(H1及びH2): 企業1、クラブ3+4、大学2+5
女子 : 企業4、クラブ0、大学6
新規加盟2チームはともに”クラブチーム”です。成り立ち、運営・活動はそれぞれ特徴があります。その特徴が今後のホッケーの普及・発展につながる可能性を感じました。その特徴・可能性をまとめていきます。
東京ヴェルディホッケーチーム (女子)
「東京ヴェルディホッケーチーム」は女子では”初クラブチーム”としての加盟です。実業団チームとは違い一企業に属さず、クラウドファンディングの活用も含め応援してくださる企業のスポンサード、サポーター(個人)の支援等で運営されています。また、社会人としてのキャリアを積みながら、選手としても高い志を目指す”デュアルキャリアを遂行する新しい形”のクラブチームです。子供から大人まで幅広い層に向けて、ホッケーの魅力を発信し、ホッケーファミリーの育成を目指す活動を展開中。こんな新しいチャレンジに取り組むクラブチームがトップリーグに参戦します。
■まとめ
・都市型総合スポーツクラブ「東京ヴェルディ」のホッケーチーム
・クラウドファンディング含めスポンサー・サポーター(個人)の支援
・東京ヴェルディの”ブランド力”を活かしたグッズの販売
・多様な経歴の選手(レジェンド・トップ選手が加入)
※まだ選手人数は少ない
・”デュアルキャリア”を遂行する新しい形
メトロ東京ホッケークラブ (男子)
男子にはクラブチームは既に7チーム(2020シーズン)。既クラブチームは、ジュニアから高校世代で強豪、強豪大学チームもあり「ホッケーのまち」がホームタウンです。選手は”地元率が高い傾向”です。加えて、大学と社会人が連携をしているクラブチームもあります。
新加盟「メトロ東京ホッケークラブ」は多様性に富んだメンバーで構成されています。学生時代ホッケーをしていて社会人になっても競技を継続したい、大学にホッケー部ないけど競技したい、新たにホッケーを競技を始めたい、そういう人の受け皿として多くの選手が所属しています。ホッケーへの関わり方により、トップレベルで競技するチーム、ホッケーを楽しむチームなど複数のチームを保有して幅広いホッケー競技ニーズにマッチできる体制をつくっています。今回、クラブ内のトップチームがホッケー日本リーグに参戦します。
■まとめ
・ホッケーを競技したい人の受け皿(多様性に富んだメンバー構成)
男子社会人の4クラブ、女子社会人の1クラブ、2ジュニアクラブを運営
ホッケーを競技するにあたっての幅広いニーズに対応
メンバーの出身地(出身校)は全国各地
・東京におけるホッケー普及(ジュニア世代含む)を積極的実施
・クラウドファンディング含め個人を中心とした支援
今後のホッケー普及に関する可能性と課題
新規加盟2チームについて特徴をまとめました。クラブチーム全体としての普及・進化、そして、新たなチャレンジに取り組まれていること、そこから感じる可能性は期待大です。
■可能性まとめ
・Jリーグ・Bリーグ等加盟の総合型スポーツクラブからのホッケーへの展開
ホームタウンに既に根付いたファンからホッケーへの展開(観る・する)
既に地域スポーツに理解のあるスポンサーからの支援(支える)
ブランド力を活かしたグッズ販売収入(支える)
・幅広いホッケーをしたい人の受け皿の仕組み化による展開
学生時代のホッケー経験者が競技継続(する)
”デュアルキャリア”による競技継続(する)
ホッケーへの関わりの幅広い選択肢があることによる競技継続(する)
受け皿仕組み化により競技仲間が増することでの拡がり(観る・支える)
現実を見つめるということで課題についてもまとめておきます。新規加盟2チームはいずれも東京のチーム。東京にはホッケー部のある大学が多数あります。また、大学卒業後働く場所も多くあるので、東京および東京周辺にホッケー経験者が集まる傾向です。人口が多いので幅広いスポーツへのニーズが一定ボリュームあるともいえます。
東京をはじめとした都市と地方で状況は違いますが、今回の新たにホッケー日本リーグに2チーム加盟することは、ホッケー普及に関してポジティブな動きです。この流れが2チームの活躍で更に盛り上がっていくことを期待しています。
■お願い
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連絡先 <mail: katsut.u2@gmail.com>
2021.01.18 一部修正・追記